道草備忘録

本サイト安彦良和WORLDとあまり関連のない「道草」的ページ。 SHINJIが時々関心を持ったことを備忘録として記録。

ガンダムUCユニコーン 安彦氏降板について

2007-10-27 15:04:11 | 独り言
ガンダムエース12月号で行われた「安彦氏降板劇」については、「GA編集部は、今回の降板問題の経緯について、説明責任を果たせていない」と強く感じています。

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GA12月号掲載 編集部コメント
「~今号より、その挿絵を虎哉孝征氏が引き継ぐことになるが、これは突然の交代ではない。本来、挿絵は最初から虎哉氏が担当する予定だったのだが、連載のスタートにあたってキャラクターのイメージを根付かせたいという観点から、安彦氏にこれまで伴走してもらうことになったためである。単行本も無事発売されヒットとなり、また連載も新章に突入するこのタイミングで、「本来の形」に居住まいを正すこととなった。~」
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以上が掲載されたGA編集部からのメッセージなのだが、この予期せぬ突然の交代宣言には、今までガンダムUCを愛読し支持してきたてきた読者(お客様)に対して一切の「謝罪の一言」も無く、「当初から予定されていたこと」などとサラリと強弁してのけるその姿勢には読者に対する誠意の欠片も感じられない。

(1)GA編集部がこの企画をクラブ活動感覚でやっているのかは知らない。しかし、お客様からお金をいただいて仕事をしている社会人ならば、まず初めに突然の交代になったことについての「お詫び」があって然るべきではないでしょうか?

この「ガンダムUC」は福井氏のファンのみならず、安彦氏のイラストに魅せられて支持している読者も多数いるのですから、読者の気持ちを考えているのならば、このような事態が、読者をどれほどガッカリさせるかなど容易に想像できるのではないですか?お客様の立場に立って考えているのならば、まず「ごめんなさい」という言葉が出るのが普通なんだと思いますよ。改めてきちんと謝罪するべきだと思います。

(2)GA編集部の説明では「当初から予定されていた」云々と書かれていますが、この話が仮に真実だとするならば、連載スタート時にきちんと読者に告知するべきだったと思います。今まで読者に何もに伝えもせずに、ある日突然「予定通り」などという、いい加減な説明で誰が納得するというのでしょう。読者に対してフェアな接し方ではないですよね。

11月号の突然の休載は、安彦氏降板が「予定外」のトラブルであったため、ピンチヒッター探しの空白期間なのではないかと推測できますし、そもそも連載開始前の「大物スタッフを揃えた!」という触れ込みは何だったの?という話になってしまいます。そう思えば編集部の「予定通り」という言い訳はどうも嘘臭い、真実を覆い隠そうという意図が感じられる。言い過ぎかもしれませんが「詐欺的」な不信感すら持ってしまいます。

(3)この「ユニコーン」の戦略をどのように企画していたのかは知りませんが、安彦氏がスタート時から描いたヴィジュアルが、既に読者のイメージ・世界観として定着しています。そのイメージを売り手の都合で一方的に変更し、ぶち壊すことがどれほど重大なことなのかGA編集部は想像もしなかったのでしょうか。途中で変更するくらいならば、連載スタート時から虎哉氏が描いていたほうが良かったのではないでしょうか。もしくは挿絵など無しにしておけば良かったのです。

(4)今回の交代がGA編集部の語るとおり「予定通り」だったのか、安彦氏が他の仕事をしたいが為に降板を申し出たのか、はたまた福井氏を含めた人間関係のトラブルがあったのか、真実は藪の中。我々読者が知るところではありません。しかし、もしも安彦氏自らが仕事を降りたというのが真相ならば、とても残念でなりません。

そうだとしたら途中で仕事を投げ出すなどプロの仕事とは思えないからです。頼まれれば何でも引き受けてしまうのは人の良さなのかも知れませんが、出来もしないのに引き受けてしまうのは無責任でしょう。やる気が無かったのならば最初から参加しないで欲しかったと思う。ファンが失望するだけですよ。

(5)GA編集部への要求
■ファンを失望させたことに対してちゃんと謝るべし。大人の責任です。

■今後、安彦良和氏が描かないならば、挿絵・扉絵は無しにしてください。
虎哉氏には申し訳ないですが、あの挿絵は馴染めません。イメージが壊れるので無い方がマシです。本文読む際の邪魔になりますし。編集部もコストダウンできて良いんじゃないですか?

■連載時は挿絵無しでかまいませんが、単行本化の際には安彦氏のイラストを何点か入れて欲しい。

・・・編集部にお願いしたいことは以上です。一応アンケートにも同じ要望を書いて送ります。

ああ、しかし単行本発売、PV発表、MG化と盛り上がっていた気分も、いきなり冷や水をぶっかけられたかのように、一気に冷めてしまいました。福井氏の作品自体は凄く面白い内容でしたし、安彦氏のヴィジュアルと相乗効果で盛り上がり、毎月本当に楽しみにしていただけにガッカリでした。この虚脱感、落胆、やり場のない怒り・・・GA編集部の方や、安彦さんに少しでも伝わればいいのですが。

福井氏の「ガンダムUC」続きは読みますけど、今までのような気持ちの盛り上がりは無いでしょうね。ホントに残念です。

安彦良和×佐川俊彦(京都精華大学准教授/編集者)

2007-10-20 23:14:48 | Comic
#2007-11-23(金)14:00~

安彦良和×佐川俊彦(京都精華大学准教授/編集者)

■会場:キャンパスプラザ京都(京都駅北側)
■定員:200名
■応募方法:往復葉書に郵便番号・住所・名前・年齢・電話番号を明記し、返信面に宛名を書いて〒600-8555京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7F美術館「えき」KYOTO「安彦良和×佐川俊彦 対談会」係まで
■10月31日消印有効

安彦良和原画展 in京都

2007-10-20 23:13:20 | Comic
#2007-11-15~12-02

安彦良和原画展開催

■会場:美術館「えき」KYOTO
■開館時間:午前10時-午後8時<入館締切:各日閉館30分前/最終日午後5時閉館>
■入館料:一般700円(500円) 高・大学生500円(300円) 小・中学生300円(200円)
※( )内はアイカード・JR西日本グループ会社カード(一部除く)をお持ちの方、前売および10名さま以上の団体料金。

安彦良和 つれづれ・・・第26回

2007-10-14 17:40:23 | 読書
アニメージュ連載「安彦良和のつれづれなるまま ひぐらしアニメ机に向かひて・・・」第26回は・・・

1)安倍総理大臣の辞任について、晋ちゃん弱すぎでしょ、と失笑した話。
2)安倍さんと比べて強すぎた朝青龍の話。朝青龍に対するマスコミの論調への不満、相撲界の暴力体質についていかがなものか?
3)話が変わって、9/16の読売の政治論文について、中東における日本のありかたについての話、R・アーミテージ氏についての話

「弱さ」「強さ」というキーワードに絡めて話を広げてました。中東問題に関してはいずれ安彦さんが漫画で描いてくれると面白いのですけどね。

イラストは安倍さん・アーミテージ氏・小泉さん・プーチン氏・あと一人は誰だろ?