空腹でアルミ箔食べる? 食事与えず3歳児衰弱死 殺人容疑で両親逮捕
3歳の長女に十分な食事を与えず、育児放棄(ネグレクト)の末に衰弱死させたとして、大阪府警捜査1課は20日、殺人容疑で義父の大工の男 (22)=同府茨木市西河原北町=と同居の妻で実母の無職少女(19)を逮捕した。死亡時の長女の体重は約8キロで、平均体重の半分程度だった。司法解剖 で腸内からアルミ箔(はく)やロウ、タマネギの皮が見つかり、府警は空腹のために口に入れたとみている。
府警によると、2人は容疑を否認。男は「亡くなる数日前からやせ細っていたのは知っているが、虐待はしていない」、少女は「食事は3食与えていた。(食べ物の)好き嫌いが激しかったから死んだのではないか」などと供述しているという。
逮捕容疑は今年2月以降、長女(3)に十分な食事を与えないなどして放置し、6月15日、自宅で低栄養によって衰弱させ、殺害したとしている。長女の顔や頭には打撲痕もあり、府警は暴行が加えられていた可能性もあるとみて調べる。
府警によると、長女は生後5カ月で筋力が低下したり発達が遅れたりする「先天性ミオパチー」という難病を発症したという。同症は体重が軽くなるなどの傾向もあるというが、府警は死亡時に極端にやせ細っていたことなどから、死亡との因果関係はないと判断した。
一家は男と少女、長女、2人の間に生まれた長男(1)の4人暮らし。長男には虐待の痕跡はみられないという。
6月15日午後1時ごろ、自宅浴室で長女が倒れているとして、男が119番。間もなく搬送先の病院で死亡が確認され、府警が捜査を始めていた。
3歳長女、衰弱死 寒空のベランダ「ママ、入れて」
3歳の長女を栄養失調で衰弱させて殺害したとして、両親が大阪府警に逮捕された事件。周辺ではやせ細った長女が寒空に閉め出された姿がたびたび目撃されていた。
昨年12月、近所に住む40代女性は、自宅の玄関前で立っている紗弥音ちゃんを目撃した。薄い長袖シャツにレギンス、靴は履いておらずはだし。女性が話しかけたが紗弥音ちゃんは返事をせず、手を組んだまま動かなかったという。
今年2月には、閉め出されたのか、ベランダで部屋に向かって「ママ、入れて!」と叫んでいた姿も見かけた。
女性は「とにかく、やせた子だった」と振り返り、亡くなったことや両親の逮捕を記者から知らされると、言葉を失っていた。
周辺ではこのほか、ベランダの手すりに両手を粘着テープで結びつけられた紗弥音ちゃんを見た住民もいるという。
3歳長女を川に落とし殺害容疑 母親を逮捕 新潟
3歳の長女を橋から川に落として殺害したとして、新潟県警は20日、同県燕市吉田堤町の事務員佐藤あゆみ容疑者(24)を殺人容疑で緊急逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
燕署によると、佐藤容疑者は19日夜、同市吉田浜首町の西川にかかる橋の欄干から、長女心優(みゆ)ちゃんを川に落として殺害した疑いがある。20日午前10時ごろ、訪れた市内の病院で職員に「目を離したすきに長女がいなくなった」と伝え、職員が交番に通報。その後、署の事情聴取に殺害容疑を認めたという。心優ちゃんの遺体は同日午後3時ごろ、橋の約1キロ下流で見つかった。
「菓子盗み食いした」4歳長女縛る…大人になりきれない親たち
【衝撃事件の核心】
4歳の女の子に自分のお菓子を食べられ、腹が立った-。子供 同士のけんかの理由かと思いきや、そうではないという。長女の両手足首を結束バンドで縛ってけがを負わせたとして、大阪府警が今年5月、傷害容疑で大阪府 東大阪市の母親(22)と内縁の夫の男(22)を逮捕し、同6月に大阪地検が同罪で2人を起訴した。ポテトチップスにチョコレート、クッキー…。自分たち が買い込んでいたお菓子をたびたびつまみ食いされ、注意をしたが言うことを聞かないため、2人は「しつけ」の一環として長女を縛ったとされる。
どんな動機であれ虐待は許されないが、まるでペット感覚の発想だ。しかし、過去には育児放棄の動機が「義母に似てきたから」と指摘されたり、「彼氏に会いたい」と子供をトイレに置き去りにしたとして逮捕されたりした母親もいた。大人になりきれていない親が多くなってきたのだろうか。
■両手足を緊縛し全治3週間
「子供の具合が悪い」。昨年7月、府内の病院に、母親と内縁の夫の男に伴われて4歳の女児が訪れた。診察にあたった医師は、両手首と両足首にくっきりと浮かんでいたひも状の皮下出血を確認すると、すぐに虐待を疑ったという。
母親と男の起訴内容は、当時4歳だった長女が2人のお菓子を食べることなどに立腹。平成25年7月初旬~同19日ごろ、同居する大阪府東大阪市内の自宅マ ンションで、長女の両手首と両足首をプラスチック製の結束バンドできつく緊縛する暴行を加え、手と足に全治約3週間の外傷性皮下出血の傷害を負わせたとし ている。
捜査関係者によると、被害にあった長女は、母親の連れ子。母親と男は24年夏、飲み会で出会って親密になり、昨年2月から3人で暮らし始めた。
当時、男は工場勤務をしていたが、同居から数カ月後の昨春、バイクを運転中に事故を起こして退職。それ以降は保険金を切り崩して生活するように。同年夏ごろには、自宅マンション前の路上に軽乗用車を止め、車内で3人が寝ている様子も目撃されており、近所の住人は「車内でエアコンをかけて涼んでいるのか」と 感じたという。
■「お菓子を食べられ腹が立った」
生活が一変し始めたこのころから、夫は長女を殴るなどの暴力を振るい始めた。 母親が加担することもあったといい、保護されたとき、長女の腹部には数カ所にわたってあざが残っていた。
一家の異変は周辺住民も感じ取っており、マンション近くに住む40代女性は、深夜に何度か女の子の悲鳴を聞いていた。「お腹が痛い」と叫ぶこともあったという。
こうした変化の延長線上にあったのが、子供の手足を結束バンドで縛るという行動だったのか。だが、事件でもっとも奇異だったのは、虐待の動機だった。
「昼寝をしている間に自分たちのお菓子を食べられた。注意したが、何回も繰り返されたので、縛った」
逮捕後、大阪府警の調べに2人はこう供述した。
元々、お菓子が好きだったという2人。自宅にポテチやチョコなどを大量に買い込んでいたが、長女が食べてしまうため、子供が届かない棚の上などに保管していたという。
しかし、2人が昼寝しているときや不在のとき、長女は棚によじ登るなどしてお菓子を取り出し、こっそりつまみ食いしていた。このことに気付いた2人は、自 分のお菓子を食べられたことに立腹し、長女の両手を結束バンドで拘束。最初は緩めだったが、長女がつまみ食いを繰り返すたびにエスカレートし、両手、両足 ともに縛るようになったとされる。捜査関係者によると、長女は長い場合で30分以上緊縛されていたという。
■「彼に会いたくて」「義母に似てるから」
わが子にお菓子をつまみ食いされたから-。大人げない物言いは驚くばかりだが、同じような幼稚な動機で子供を虐待したりするケースは、ほかにもある。
今年3月、JR新大阪駅(大阪市)のトイレに1歳の長女を置き去りにしたとして、母親が保護責任者遺棄容疑で逮捕されたが、調べに「彼氏に会いたくて置いて行った」と供述。その後、不起訴になったが、女児と離れて暮らすことを余儀なくされたという。
また、奈良県では平成22年3月、当時5歳の男児を餓死させる事件があった。両親が保護責任者遺棄致死罪に問われたが、母親の裁判員裁判の公判では検察側 が冒頭陳述で「男児の表情や声が、折り合いの悪かったしゅうとめに似ていると感じたため、十分な食事を与えなくなった」と主張。母親は懲役9年6月の実刑 判決を宣告された。
なぜ、こうした親が後を絶たないのか。子供を襲う虐待をどうすれば防げるのだろうか。
関西学院大の才 村純教授(児童福祉論)は前提として「昔と違って今の家庭は地域的に孤立している」とした上で、「昔は子供がいたりすれば、近所の人が集まり、あやしたり しつけたりした。しかし、今はそういう機会がないので、子供のしつけ方を学ぶ経験が少ない」と指摘する。
こうした状況を改善するためとし て「ペアレント・トレーニングなどが必要」と提言。才村教授によると、ペアレント・トレーニングは、親に子供への正しいしつけを身に付けさせるもので、子 供のほめ方や自身の感情をコントロールする方法などを学ぶ。海外では虐待をしてしまう親の更生プログラムにも取り入れられているという。
一方、大阪市の児童相談所長を務めたことのある花園大の津崎哲郎特任教授(児童福祉論)も同様の意見だ。「十分に親になるためのプロセスを積まないまま、 育児を始めた未熟な親があまりにも多い」と分析し、「学校で乳児とふれあう体験学習を充実させるなどの対策を取ることが必要ではないか」と話している。
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