相撲部屋の朝稽古と息子達

　以前に記したように、福岡時代の先輩で現在は篠栗で営業して
いるSさんの義父が佐渡ヶ嶽部屋の後援をしている関係で91年以来、
毎年朝稽古に連れて行ってくれていた。
　結婚して子供ができたので、さすがに赤子を連れて稽古見学と
いうわけにいかないので4年ばかりブランクを作っていた。

　そして05年に久しぶりに佐渡ヶ嶽部屋を訪れた。
　この時は昼から能古島に行く予定にしていたので、家族全員で
行ったのだが やはり稽古は迫力十分。
　活発な次男は、ぶつかり稽古を見て影響され長男にぶつかって
行っていたのだが、長男に「オマエやらんのか？」と聞くと「棒で
叩かれるのがイヤ」と言ったので大笑い。
　当時長男が3歳で、次男は1歳だった。
　ちょうど追手風部屋から、黒海が出稽古に来ていた。
　そこで稽古終了後に、迎えの車に乗り込む道すがらに長男との
記念撮影を頼むと快く映ってくれた。

　この稽古場には10年ほど通っていたので、勝手は知っているため
ちゃんこの料理場の近くに回ると何と稽古を終えたばかりの琴欧州
がいるではないか！
　かなり疲労困憊で座ってテーピングを外していたので、「すいま
せん、ちょっといいですか」と言って長男を隣に立たせて撮影し、
例を言って立ち去った。

　05年の九州場所では琴欧州は大関昇進が かかっていたのだが、
場所後に見事に11勝4敗で大関昇進を決めたので、記念になった。
（黒海も9勝6敗と勝ち越している）
　残念ながら、次男はオムツ換えで不在だったので撮影できなかった。
　ただ、やはり朝稽古を見たということで長男は「僕が朝青龍、次男
は琴欧州、お父さんは栃東」などと言って次男に突っかけて行く。

　昨年の場合は長男が幼稚園に行き始めたので、次男のみとなったが
「お母さんや兄ちゃんがいないけどいいか？」と聞いても「行きたい」
と言う。
　結局昨年のブログに記したように、次男のみを連れて行ったが何と
朝青龍が出稽古に来たので稽古終了後に撮影を頼むと、面倒くさそうに
しながらも2ショットを撮ることができたのだった。
　考えてみると佐渡ヶ嶽部屋は関取が多いので、いろんな部屋の関取が
出稽古に来るケースが多い。しかも窓から見学する場所が出稽古に来た
力士達の帰る通路になるので稽古を終わってから記念写真を頼むのにも
頼みやすい。
　ちなみに昨年の九州場所は、ご存知の通り朝青龍が全焼優勝を飾って
いるので息子と2ショットを撮った力士は活躍するようだ。
　だから今年、次男が撮った琴奨菊と把瑠都が どれだけ活躍するか
楽しみではある。