はったんじさんが8月末で閉めるらしい。
これから、うどん店を開業しようという方は、はったんじさんのブログは、必ず読んでおいて下さい。
あえてリンクはしませんが、
必ず。
あそこは、かなり有名な人気店といってもいいお店でした。
それでも、億を超える債務ができたと書いています。
うどんジムのブログの本旨の1つは
一貫して、「あほみたいな開業はするな。」
もう1つは、「なぜに現実から乖離した政策が多いのか、これについてマクロとミクロだけでなく現実の人間の心理や肉体の限界なども加味した内容のつまった提案をしておきたい。」だったが、半分は「あしたさぬき」に移ってしまった。
裸一貫で始めた個人店で、儲かってる店なんか、香川に5軒もたぶんない。
うどんジムが知らないだけかもしれないが、1軒もないかもしれない。
裸一貫に見えても、親族、家族の応援が強かったり、嫁が堅い仕事で月給入れてたとか、たいがい、何かある。
もしかして、全県で、2、3軒ぐらいはあるのかもしれない。
しかし、そんなもんだ。
景気のいい時代に始めた人でも多くは土地持ちだ。
また、嫁がいい嫁だったりする。
いい嫁でなくても、家族の支援が強かったりしたかもしれない。
人気店でも、10年で億ぐらいの借金はできても不思議ではない。
うちは、開業資金約500万円で創業した。
まあ、順調な方だと思う。
それでも、自宅の家賃と税金や健康保険の払いに届かない、月利益のときが、4、5回ぐらいはあった。
いいときも悪いときもあるというが、いい日と言っても、つくってる量以上は売れないので、普段の2割以上も上がる日はない。
落ちる日は、半分にでもなるし、捨てるものも多く出る。
いい日が4回はないと、悪い日1回は取り戻せない。
はっきり悪い月が2か月あれば、その後、10か月ぐらい毎月絶好調で、月売上を毎月更新するぐらいでないと取り戻せない。
そうこういってるうちに、原材料や燃料が高騰する。
開業時目標の客数も売上も超えてはいるし、今も売上・客数とも増加傾向にあるが、見通しはまったくわからない。
栗林小学校校区の修正計画が撤回されたのは大きかった。
ものすごいプラスだ。
同校区である限り、ある程度の土地には買い手がついて、1年近く続くマンション工事が始まる可能性が高い。
ほとんど、近隣のすべての老朽家屋や倒産事業所が、うちのお客さんに変化する可能性が高い。
これが、校区変更になると、塩漬けのまま、放置される可能性が高くなる。
校区が変わると、1軒の老朽家屋だってそのままかもしれないが、住宅地として人気があると、駐車場需要が伸びるので、解体だけでもして駐車場になるかもしれない。
花園校区になると計画が出てからは、それまで建設が続いたファミリータイプのマンションがピタリと一軒も建たなくなったが、撤回の見込みが出てから、また建ちはじめている。
それぐらい、この辺の事情がわからない方にはわかりづらいかもしれないが、違うのだ。
また、香川銀行の中新町ビル新築工事も明るい材料だ。
うちの近くまでテナントで入るとはなかなか思えないが、大きな会社が自前で建てて入るなら、割りに堅い。
これで、井川病院の南側の駐車場に何か建つようなら、供給過剰で、空きができたとしても、中短期ではでかい。
5年ぐらいは、サプライズがない限りは、底堅い動きができそうな気がする。
ここで、栗林公園前でも、新店舗計画があるが、これは100万円前後の開業資金で開ける必要がある。
うちは、間違ったかもしれないし、今後も間違うかもしれないが、開業資金自体はかなり低くおさめることに成功したと思う。
2店を計600万円程度で開ける予定。
このせせこましい投資が、今の頭打ち感の原因でもあるが、自分のここまでの経緯には、80点以上はつけておきたい。
あの、知ってる人だけが知ってる、一方的に迷惑かけられた裁判ざた。
一方は、変人。
もう一方は、こっちが勝訴しても、逃げた人。
これが営業と関係なく痛かった。
これは店の営業の成果や努力と関係ないんだけど、これがなかったら、90点近くつけられただろうし、もっともっと展開のスピードもついたんだが。
なんとて、うどんジムは、けっこう見るとこは見たうえで、まあ適確な判断を重ねてきた方だと思うが、身体にこたえてますなあ。
モチベーションを保って、自分が考えたことを実行しさえすれば、たぶんうまくいくだろうと思っているが、まあ、ほんま肉体的負担についてがイバラの道じゃあ。
儲かってるかといえば、儲かってません。
って、いくら利益が出たら儲かってるっていうんだ?
それは、その人がどれだけ出費するかによるからなあ。
生活費は出てます。
しかし、車無しで、ほとんど店のうどん食べての話です。
これで、借入れが完全にゼロだったら、10年以上落ちの車持ち&レフコ行き&メタボ解消が実現したかもしれない。