報道によると自民党は、安倍晋三首相が狙う臨時国会冒頭の衆院解散・総選挙での選挙公約に、安倍首相が改憲について提起した9条への自衛隊明記の案をはじめ重点4項目を盛り込む方向で調整に入ったという。 自民党の「憲法改正推進本部」は20日に全体会議を開いて、公約づくりに向けた調整を始めたとか。 自民党・憲法改正推進本部長の保岡興治氏は記者団に対して、「これまでの議論の推進状況をはじめ、改憲の熱意や決意をシッカリ国民に------」などと語ったという。 しかし自民党内では、9条1項、2項を残す安倍首相提案に異論も出されていることなどから、選挙公約に改憲案を具体的に明示するかどうかは現段階では不透明だとの報も。 改憲論議が進むかどうかは「選挙の結果次第」と強調しながら、選挙が終われば一気に改憲論議の具体化を推進することは明らかである。 自民党・安倍政権は、年内に国会への自民党改憲案を提示し、年末までに各党で国会に提出する改憲案のとりまとめ協議を進め、来年1月の通常国会冒頭から衆参憲法審査会で改憲原案の審査を進めるというスケジュールを明確にしている。 まさに、世界に誇る「憲法9条」改悪への本格的策動が、具体的に開始されたことだけは間違いない。 今回の総選挙での野党の大同団結を実現し、何としても、自民党・安倍政権の「改憲策動」に打ち勝つ選挙にしてもらいたいものである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます