えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

奥能登の田の神祭が心配、そして神事に女性も常?、

2024年03月06日 16時10分00秒 | 災害
 能登のみなさん こんにちは

 3日は明日香村中央公民館で今年度最後の飛鳥史学文学講座(関西大学飛鳥文化研究所、明日香村教育委員会主催)でした。関西大学文学部教授の黒田一充さんが「奈良県の頭屋行事ー家に祀る神」と題して講演しました。テーマは奈良県ですが、黒田さんがまず取り上げたのは1月の能登地震で被害を受けた奥能登の頭屋行事でした。

 頭屋とは神社や講などで、神事の主催や準備を交代して担当する当番。それをつとめる家の玄関にはしめ縄がかかったり、幟が立てられ、家の中では床の間に祭壇を設け祭神を祀ったりします。 
 石川県輪島市三井町の頭屋行事「田の神祭」。稲の収穫後の12月に田から田の神を自宅に迎え、苗作り前の2月に再び田へ送り出す。「あえのこと」と呼ばれ、2009年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界無形文化遗産に登録されました。田の神を自宅に迎え入れると、まずはお風呂に入ってもらい、豪勢な料理やお酒を振るまう。家によってはたばこを吸ってもらったりすると。そして翌年田に丁寧に送り返してから鍬を入れます。その祭事が1月の能登地震で、2月の送りができなかったり、簡略化されたそうです。送れなかったということは今年の田植えをあきらめたっていうことでしょうか。今年12月のお迎えがうまくできればと祈ります。
 
 本題の奈良のお話。奈良県天理市と田原本町にわたる地域では17世紀半ばに溜池を掘った際、壺型土器が出土したことから数献當(スコンドウ)講が生まれ、3地域で頭屋を順番に回し代々祀ってきた。400年近く経つ今も続けられている。今回、その祭祀に関しての古文書を発見。1759年の文書には講仲間に「○○後家おまん」と女性の名前が見られ、女性名は1807年の文書まで散見される。これは当時女性が神事に関わることも許されていたことを示していると。

 写真のスライドは田の神祭で、田の神を田んぼに迎えに行っている様子です。

 第50回を迎える飛鳥史学文学講座が4月に始まります。まだ要項は出来上がっていませんが、以下のように日程と講師、演題は決まっています。2回の特別講を含んで14講で年会費は5000円です。1回の受講料は357円です。これも明日香村と関西大学の協力によります。場所は明日香村中央公民館で、午後1時からの開催です。特別講は午前。ご興味お持ちの方は司元までお知らせください。
 

 これから先は宣伝です
 造花のことなら、大阪で100年の歴史を誇る造花輸入問屋の(有)ニューホンコン造花へ。卸専門です。装飾造花、ギフト造花から菊、百合、樒(シキビ、しきみ)、榊(サカキ)など仏花、神様用造花まで扱っています。
 (有)ニューホンコン造花 
 〒581-0845 八尾市上之島町北5-32-2
 TEL 072-923-5587 FAX 072-996-4187  
 ホームページ http://nhkf.jp  E-mail info@nhkf.jp
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする