ツトムさん家の写真日記。

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第637回 戦国古城“名胡桃城”

2011-10-31 16:24:10 | 旅行

2011 10 01(土)

北群馬を代表する名城“名胡桃城”(なぐるみじょう)のご紹介。(撮影は秋の陽が傾く午後3時30分頃から)
沼田市と水上町月夜野の中間に位置する山間地に綺麗に整備された名胡桃城址があります。

名胡桃城は室町時代(1492年)に沼田景冬により沼田城の支城として築かれ、その後戦国時代に北条や豊臣が争奪した歴史に名を留める城。
最終的には真田氏の所領となり、泰平の江戸時代に出城の役割を終えて廃城となります。

山城で放棄されてから数百年、天守閣などの建物は全くありません。


名胡桃城があった地の利根川を挟んだ向かい側に聳えるのは山岳信仰の霊地・三峰山です。


山間地に築かれた山城ですから、石垣は無く手掘りで造った空堀が多く見られます。
中央左の山には丸山砦が築かれ、狼煙台として使用されました。


かっての城郭の要所には「丸馬出し」「喰違い虎口」「三の丸虎口」など位置を示す石表が立てられています。
 

時代劇に登場するような城壁や白壁は無く、土塁を盛り上げて土塀にした素朴な山城。
二の丸址から深い空堀を越えると本丸址に着きます。


名胡桃城本丸址に「名胡桃城址之碑」と彫り込まれた大きな一枚岩で出来た風格ある大石碑が堂々と建てられています。
この石碑の文字は明治時代の思想家政治家・徳富蘇峰の揮毫によるものです。
  
大石碑は近郷の村民が辛苦に耐え、約1里先から引っ張って来た岩で大正13年に本丸址地に建てられました。

本丸址から更に先に進みます。再び深い空堀を渡ると小さな岡のような“笹曲輪”があります。


笹曲輪からのパノラマは素晴らしい! 谷川岳から沼田市まで一望です。(正面は三峰山)


笹曲輪の先で急傾斜を下った場所に“物見曲輪”、ここから敵を遠望した見張台だったのです。
現在は周囲に樹木が生茂り、全く展望できません。
 
「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡」の句が似合う戦国古城でした。

名胡桃城については ⇒ ここクリック。

名胡桃城に関係する奇祭“ヤッサ祭り”⇒ ここクリック。


2011 10 31(月)記。       前橋市   最高気温22.9℃

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