2006 03 22(土)
秩父長瀞町の春を告げる火祭り“大柴燈護摩焚き”が挙行されます。
事前に用意された大柴護摩壇と後には祭壇と大量の願文札木。
祭壇に設えられた篝火(かがりび)から青竹の先に取り付けた奉紙に着火します。
修験者の若者が大柴燈護摩壇へ読経しながら厳かに点火の儀式。
点火の一瞬を見ようと会場は妙に静まり返りました。
大柴護摩壇は一瞬にして猛火に包まれ・・・。
水蒸気と火柱が空高く立ち昇り、辺り一面が熱気に包まれます。
火力を静める(調節)ために修験者達は柄杓で散水に余念がありません。
天を突く巨大な炎! 炎からの輻射熱が容赦なく観客をも襲います。
散水行を行う修験者も必死な形相で作業に当たります。
熱射で読経行をする行者達の顔はテカテカに脂ぎって輝いていました。
大柴燈護摩壇の炎上がピークを迎えると行者達が不動寺に納められた御札を火の中に次々と放り込みます。
この長瀞不動寺の火祭りは日本第二番目の規模と云われています。
日本一は京都の阿含宗の行う“阿含の星祭り”とか・・・。
炎の護摩壇の脇では修験者による一心不乱な読経が続きます。
凄いとしか形容出来ない大火祭りです。
大火炎の中に不思議なことに行者姿が忽然と浮かび上がりました。
これは炎を借りて出てきた行者の怨霊か、はた又吉祥事なのか・・・?
大柴燈護摩壇の大火炎の中には竜とか観音様とか様々な姿が拝見できるとも言われています。
強烈な熱気と立ち昇る煙で、ついに醍醐寺の親修座主も堪らずに退散。
煙で燻された偉い親修座主の尻から尻尾が見え隠れ・・・ってね。(笑)
次回に4月1日は火渡り行の巻です。
2006 03 29に書いた記事が消失しましたので、再記入いたしました。
2009 09 16(水)
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通りすがりの者ですが、私も当日長瀞に旅行中だったため、火祭りを目撃することができました。
迫力ある写真を拝見し、当日の情景を思い出しました。
坊さんを小馬鹿にしたコメントもなかなか笑えました(^^)
KHさんも火祭りを見物しましたか。
珍しくて結構楽しかったでしょう。
ご旅行で面白い事でも有りましたら、教えて下さいね。Blogネタを探していますから・・・。
坊さんは尊敬してる積りで書いたんですが・・(^^ゞ
また、立ち寄って下さいね。