哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

倣北斎漫画2(水墨画)

2017-10-02 07:06:09 | 水墨画
なにゆゑに夏の夕べを縁に出て
憂ひたたへる一人の女      樋田哲仙


 子供の頃の昔は夏の夕方には軒先や、風の通る場所へ縁台を持ち出して夕涼みをしたものだ。田舎町では将棋を楽しむのが常である。これが縁台将棋である。クーラーのない時代で家の中より戸外の方がしのぎやすい。蚊の襲撃を避けるために団扇は欠かせない。現在ではこんな光景は見たこともない。