中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

電源まわりの話 ~その2

2016-04-30 12:30:00 | 船釣りタックル&仕掛、戦略他
「電源まわりの話 ~その1」から

■バッテリー・ケース■

 ボクのバッテリーは以前に使用していたバッカン・タイプから進化して、現在ではメイホウ社のVW-2055という、小型のタックルボックスを改造して内部に納めている。
 このタックルボックスのシリーズには一番小型のVW-2055の他、「バケット・マウス」シリーズとして様々なサイズが用意されているが、機能が秀逸で、便利なオプションも多数用意されている。

●オプションを装備した「VW-2055改」●

 ボクのボックスにもそのオプション類が装着されているので、まずはその紹介から。


■装備したオプション■

 本体右側には、オプションのBM-280という、超尺物を収納するスペースと、ホームセンターの台所用品コーナーにあった、洗ったしゃもじや箸を立てるケース(?)を購入して装着している。BM-280の方は完全フカセ釣りで使用するマキエ杓を納めたり、移動時に竿をチョイ置きする際に活躍し、しゃもじ立てには仕切り板を入れて、締め用ナイフ、ウロコ取り、アイスピック、ハンドギャフ、そしてプライヤーを収納している。

●右サイド●

 次いで左サイドだが、ここにオプションのハードドリンクホルダーBMとBM-100という小物入れを装着している。ハードドリンクホルダーには勿論ペットボトル飲料を入れ、BM-100には神経締め用ワイヤー等を収納している。

●左サイド●

 つまりは釣りをする際に、現場ですぐに使用したい道具類の内、濡れても構わない(仕方がない)物を収納するケース類が周囲に配置されているということだ。

■メイン収納部■

 次いで、メインの収納部だが、上段の白い天板の下に収納スぺースがあって、そこにはその日にメインで使う号数の仕掛が10本と、タナとり用の発泡ウキやオモリ、サルカンやハリ等の「すぐに現場で使う小物」の内、濡れては困る物が入れてある。

●メイン収納部上段内●

 そして、本体のメイン収納部に本題の鉛畜バッテリーが納まっているのだが、下写真を見ても判るように、素直にそのまま納めているわけではない。

●メイン収納部下段内●

 バッテリーから、次回で説明するハイパーレギュレターというユニットを経由してタックルボックスの内壁面へと向かった電流が、ボルトと長ナットを介して外壁面に出るよう、配線している。外部に出している電極の長ナットは少しでも伝導率が上がるよう、ステンレス製ではなく真鍮製(外側はクロムメッキ)を使用しているので、ムキ出しではサビやすくなるため、ホームセンターで販売されている家屋用電線の壁面取り出し雨カバーを取り付けて、その内部に納めている。

●電力取り出し部●


「電源まわりの話 ~その3」に続く
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電源まわりの話 ~その1

2016-04-23 12:30:00 | 船釣りタックル&仕掛、戦略他
■安物買いの…■

 生まれつきの“ビンボー性”が働くためか、振り返れば、最小限の投資で最大限の効果が得られる「コストパフォーマンス重視」で道具を選ぶことがほとんどだった。それがもう一歩進んで「こんなんやったらもっと安い費用で、自分で作れるんとちゃう?。」と思い込んで自作に走ることもよくあるのだが、凝りすぎたり、あるいは仕上がりが気に入らなくてやり直したりしている内に当初の予算は遙かに超えてコストが膨らみ、結局は初めからしっかりと作られた市販品を購入しておけば良かったと思うこともしばしばだ。
 で、今回から3回に渡って、そんな前置きからの、「電動リール用電源まわり」の話を記してゆく。
 

■電源探しの旅■

 船内配線の電源が普及している舞鶴が母港の遊漁船群に乗るようになってからは、「重い鉛畜バッテリーを持って行く必要が無くなった。」と喜び、それを利用することが多くなっていた。しかし、一部の船では、何人かが同時に巻き上げにかかると電圧が下がって、巻き上げが停止してしまうことがあったために、結局は以前から使用していた釣具メーカーが販売している鉛畜バッテリーを持ち込むスタイルに戻していた。
 やがてその鉛畜バッテリーも劣化して充電不良になったのを機に、新たに購入することになったのだが、ここで例のビンボー性が働いてしまった。元々車両用の充電器を持っていたため「充電器がセットになったタイプは無駄な投資」と思うようになったのがきっかけとなって、ホームセンターで購入した軽自動車用の鉛畜バッテリーを使用するのが、次いでのスタイルになった。
 しかし軽自動車用は、さすがに重過ぎた。同じ12V(定格)電源であるし、容量が大きかったために何のトラブルも起こらなかったのだが…。
 そして「他に何か良い物は無いのか…。」と、日々?自分なりの研究を重ねることになった結果、主に無線機に使用されているという、台湾のLONG(ロン)社のバッテリーに出会って現在に至る。
 このメーカーのバッテリーは鉛畜タイプながら「メンテナンスフリー、横置きも可能なシールドバッテリー構造」というボクにとっての必須条件を備えているうえ、通常タイプから高耐久タイプまで、種類が豊富で手頃な実勢価格で販売されているので選び甲斐がある。
 そんなLONG社のバッテリーの様々なタイプから、「少しでも軽くなるように」だとか、「リールの大きさに合わせて」と、選んでいる内に、気付けばバカなことに4個も所有する羽目になってしまった。

●我ながら「何で4個も…」●

 調べたところ、シマノ3000番、ダイワ500番クラスまでであれば容量が12Ahクラス、それ以上の番手のリールであれば20Ahクラスが必要なので、それに合わせてアレコレと考えている内に、WP12-12、WP14-12SE、WP20-12、WP20-12IEを、次々に購入して使用している。最も安いWP12-12で¥2300ほど、最も高いWP20-12IEで¥4800ほどなので、上述したように手頃な価格帯に納まっているのだが…。
 但し、これらは充電器別の販売なので、それを別途に用意しなければならないが、車両用の充電器があれば、バイク用のポジション(=2A)で充電できるので、ボクの場合はそれで済ませている。
 このメーカーの品名表示は、WPの後の数字が容量(Ah)で、ハイフンの後の数字が定格電圧、そして末尾にEが付くのが高耐久モデルということになる。専門家ではないため、あまり書きすぎると良くないので、ざっくり言うと、Eの付くタイプはカルシウムが多く入っているらしく、その結果、充放電を繰り返しても電極が痛みにくくなっているそうだ。(一説によると、ディープサイクル・タイプ)ただし、このバッテリーを多く販売している販売店のH.P.にはカルシウムが多いと立ち上がりの電圧が低くなる傾向があるということであるし、少し高価になるので、電動リール用電源としては一長一短だと思う。

 バッテリーは、リールの電源コードの先端にあるワニグチクリップを繋いで、そのまま使用しても構わないのだが、塩水に濡れて電極が腐食してしまうと通電不良になりかねないので、何らかの対策をした方が良い。そこからタックルボックス内への収納に至ったのだが、ここで自作の虫が騒いだため、ただ単に納めたわけではない。そのあたりの話は次回以降に記してゆく。

「電源まわりの話 ~その2」に続く
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明日の釣行

2016-04-16 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 明日は経ヶ岬沖の白石グリで、一応はヒラマサ狙いでの出港予定。“沸きに沸いている”ハマチが邪魔しなければよいのだが…。
 と、思っていたら、春の嵐のため、中止となった。「別ネタ」を書かねばならず、その掲載は来週末になる予定。
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リスタート!

2016-04-09 12:30:00 | 船釣り・釣行記
■ようやくの再開■

 春本番を迎え、やや早めのシーズンインながら、今年も年通りに90cm級前後の、ヒラマサの回遊が始まっている経ヶ岬沖の白石グリへ向かった。
 利用したのは、いつもの日本海41(滝ヶ浦遊船)。約1時間の航海を経て現地に到着し、ポイント奪取を狙う船団入りした。しばらく待機の後、11時ジャストの解禁時間になると「用意・ドン!」でスタートダッシュ。船長の判断が良く、狙い通りのポジション取りができたようであった。

 着けたポイントの、足下の水深は70mほどということだった。ボクの場合、特にヒラマサ狙いでは船長に足下の水深を必ず確認をする。これは船下に導いてからのやり取りで、走らせても良い安全圏を知るためだ。イメージからすると、「足下の水深を切るまでは道糸が持つショック吸収力を信じてドラグ設定はキツ目で大胆に、水深分を切る距離まで詰めたら、それまでよりドラグ設定をやや緩めにして足下の根回りに走り込まれない範囲で慎重に」といった感じだ。

 新調したリールをセットし、一流し目の準備を行う。事前に「60cm級のハマチが沸いており、それを30本釣ってヒラマサがようやく1本混じる程度。」という情報が入っていたため、ハマチの下層を狙ってみようと、最初からサルカンの継ぎ目にガン玉Bを打った仕掛を用意した。一旦は足下の水深分=70mまで無抵抗で流し込み、到達した時点で30秒間送りを止めて再び流すというパターンを組んでみた。

●新調したリール●

 期待を込めて、一流し目に入る。そして、一旦停止後、カウンターが80mを指したところで、勢いはないものの、リールのスプールがアタリを捉えてくれた。

●一投目から竿が曲がる●

 簡単に答が出てしまったし、大した引きでもないことからハマチと判断して余裕のやり取りを開始する。そしてその通りにゲットする。

●60cm級の“定番サイズ”●

 “ハマチの下狙い”を実践するため、オモリを追加して更に下層を狙ってみたが、次いでのアタリも一匹目と同じ展開だった。

■上向くも…■

 ポツポツとハマチからのアタリは出ていたが、風向きが徐々に変わって当初の想定ポイントとの間にズレが生じたため、船長はアンカーを打ち替え、ポイントとの位置関係を修正した。
 打ち替えたポイントでは船体の真横へ流れる、西からの潮になった。しかしながら展開は変わらず、相変わらずのハマチが顔を見せるのみだった。

●ダブルヒット!●

●またしても同寸…●

 
 午後2時を過ぎて「船位が落ち着いたかな?。」と思った頃、トモの釣り座で大きな歓声が上がった。見れば竿がひん曲がっており、これまでとの展開とは違う魚が相手のようだ。そして85cm級のヒラマサが登場する。

●念願のヒラマサが…●

 居ることが確認できたため、こちらも俄然ヤル気が沸いてくる。しかし、深く攻めすぎたのか、根掛かりをやらかしてしまった。ヒラマサを掛けた人の仕掛けに目を遣ると、発泡ウキを装着していた。声を掛けて確認してみると、かなり浮かせる意識で流していたようだ。
 「ハマチの下ではなく、上だったのか…。」と、外れた予想の修正を開始する。トモでは3本バリ仕掛に恐らく発泡ウキ8番クラスを装着していたようだ。
 「コッチの仕掛は2本バリなので、発泡ウキは7番程度か…。」との予想の下、仕掛のセッティングを変更し、投入を開始する。そしてその初流しでアタリを捉えることに成功した。
 アタリ自体はヒラマサのそれとは違った感があったし、引き具合も首を振る様子からマダイと判断してやり取りを開始する。

●恐らくマダイ●

 強烈とは言えない締め込み具合から、「60cmそこそこだろう。」と高を括っていた。しかし、海中で腹を返す姿を見てビックリ。寄ってきたのは80cmほどもある、メスのマダイだった。

●80cmジャストのマダイ●

 ハマチ以外の魚の活性が上がっていることは間違いのないところなので、続くアタリに期待したが、完全なる東風になってからは急に気配がなくなった。そして、またもやハマチばかりの展開に逆戻りとなった。


■アンカー潮に■

 東風は徐々に強まり、西から来る潮とは完全に逆となってアンカー方向に潮が流れる、完全フカセ釣りでは最悪の状況=“アンカー潮”となってしまった。そこで船長はアンカーロープの取り位置を変え、何とか我々4人の釣り人が竿出し出来るよう計らってくれた。

●足下にアンカーロープが…●

 自然のなせるワザのため仕方はないが、流しにくいことこの上なく、流した仕掛や掛かった魚が絡むことを常に頭に入れなくてはならない。そんな中であっても、一番の潮下になったボクの釣り座ではハマチのアタリが連発し始めた。

●ハマチではあるが、アタリが連発する●

 流す度にアタリは続き、それが5投続いてボク一人に集中するようになってきた。
 「ヒラマサ等の大型魚が近付いて、ハマチのアタリが途絶えた瞬間にドカンッ!と大アタリが…。」と期待し、気合いを込めて流していると、予想通りにアタリがポツポツ状態に、続いて途絶えるようになった。
 しかし、「今か、今か。」と流していても空回りするばかりだった。そして答えてくれるヒラマサはとうとう出ずじまいのままに、気付けば納竿の時間がやってきた。


■腕馴らしは済んだ!■

 今冬は雪が少なかったためか、昨年よりも2~3週間ほど早く回遊が始まった白石グリのヒラマサだが、現況ではハマチが多すぎるために、サシエサが届かず、大釣りが続くことは殆ど無いようだ。(1船で5本が最高)
 ボクとしては約3ヶ月ぶりの釣行であり、「まずは馴らしだ。」と、ヒラマサゲットが出来なかった負け惜しみを言っておこう。大マサゲットを夢見て晩秋までのチャレンジが今年も始まった。次回は2週間後にチャレンジの予定だ!。
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