中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

談山神社

2014-11-29 12:30:00 | 旅行
 今週も、記事を書く時間がないから簡単に。

 皆が日本史で教わった、かの「大化の改新」は、当時権勢を誇っていた、蘇我蝦夷(そがのえみし)と入鹿(いるか)親子が討たれるところが最大の山場だが、その前段では、中臣鎌子(なかとみのかまこ=後の藤原鎌足)と中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)が、奈良の飛鳥の外れにある多武峰(とうのみね)の山中に登って談合を行っていたそうだ。そして、その経緯が談山神社の社号の起こりとされている。
 
 ともあれ、この神社は紅葉見物の場として日本有数とされているが、そのピーク時に参拝することが叶った。以下は写真で…。

●ここから本殿へ●


●中央が本尊の藤原鎌足●


●本殿前●


●討たれ、首が飛ぶ蘇我入鹿(江戸時代の絵巻物)●


●東宝庫あたりの紅葉●


●本殿の中枢●


●本殿から見下ろす紅葉●


●十三重塔あたりの紅葉~その1●


●十三重塔あたりの紅葉~その2●


 この記事を書いている時点では“散り初め”という状況だが、落ち葉になって敷き詰められたモミジもまた綺麗であり、そもそも上下で紅葉具合に差があって、全山が一様に葉を落とすわけではないので、これからまだ10日程は楽しめるのではないかと思う。「是非一度ご訪問を!。」

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白石グリへ

2014-11-22 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 今週は本業が忙しく、そのため簡易記事に…。

 滝ヶ浦遊船の日本海41に乗船し、白石グリへ。
 エサ盗りの活性が高い状況だったが、実釣り開始後、船中ではイサギがポツポツと食い続いていた。そしてそれが食い止んだ13時半頃、完全フカセで流していたボクが大きなアタリを捉えることに成功。

●本命か?●

 メダイだとしたら、近況ではピタリと食い止んでいたので、貴重な一匹。慎重に慎重すぎるやりとりを開始する。
 恥ずかしい程にビビっていたが、何度も繰り返される締め込みはまさしくメダイの引きだ。それを充分すぎる程に味わった末、無事ゲットに至った。

●嬉しい1本!●


●90cmジャスト!●

 しかし、その後はメダイからは”音信不通”の状態が続き、サゴシやイサギがポツポツと釣れるのみだった。

●サゴシ(サワラの若魚)●

 堪らず船長は、別ポイントに移動して、天秤ズボで狙うよう指示してくれたが、潮下の船尾ではマダイやサワラが上がったものの、潮上側のボクの釣り座まで食い上がってくるような状況ではなく、チカメキントキがぽつりとアタるのみだった。

●夕闇に曲がる竿●


●チカメキントキ…●


 10月末から11月の始めまでは、大型メダイの大釣りがあった白石グリだったが、現在のところ火が消えたようになっている。そんな中、貴重なメダイを1本をゲットできて、シアワセな気分に充ち満ちている。それは当然メダイが、ウ・マ・イからだ。刺身から鍋、そして西京味噌漬けまでが堪能できる1週間が釣行後に待ったいた。

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金峯山寺

2014-11-15 12:30:00 | 旅行
■金峯山寺へ■

 世の中には「異形(いぎょう)」と言うか、「異様(いよう)」と言うか、「こんなの見たことない。」というモノがある。仏像にもそういう存在があって、「一度はこの目で確かめたい。」と思っていたのが、奈良県、吉野の金峯山寺(きんぷせんじ)本尊の、“金剛蔵王大権現(こんごうざおうだいごんげん)”だった。この像に関しては後で記すことにして、まずは金峯山寺の国宝の一つである、仁王門から。

 と言ってみたものの、現在は大修理の真っ最中であって殆どが覆いの中にあるため、正面からは手前の石段程度しか見えず、門下を通過する際に、作業用のベールが掛かった状態で、かろうじて阿形像(あぎょうぞう)と吽形像(うんぎょうぞう)の胸から上が見られる程度だった。

●完了までには、あと5年を要する●



●阿形像●


●吽形像●

 そして程なく、本堂前に出る。この本堂が、東大寺大仏殿に続く規模を誇る、国宝の蔵王堂(ざおうどう)だ。
 金峯山寺は7世紀前半の白鳳時代に役行者(えんのぎょうじゃ)がこの地で修行に入ったことが開祖とされている。だから、日本有数の古寺ではあるのだが、南北朝時代を始めとする戦乱や厄災に巻き込まれたために各堂の焼失が幾度かあり、現存の蔵王堂も豊臣期に再建されたモノだそうだ。

●本堂の蔵王堂●

 この蔵王堂に納められているのが、御本尊の“金剛蔵王大権現”を中心とした3体の仏像だ。

●パンフレットからの抜粋 1●

 この3体は普段は公開されない秘仏という扱いなのだが、日本各地にある、その秘仏の中でも最大の7m強という。その大きさから来る大迫力は当然として、その太さ、表情、それに体色全体が“青い”ということが加わって「圧巻」という他ない御本尊なのだ。
 かつては私もそうだったが、この御本尊は一見、“御不動様(おふどうさま)”にも見て取れるが、御不動様はインド由来であって、別物であり、この金剛蔵王大権現はは紛れもない日本独自の“仏像”なのだ。中心が「釈迦如来(しゃかにょらい)」、向かって左が「弥勒菩薩(みろくぼさつ)」、右が「千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)」で、開祖の役行者が過去・現在・未来の三世にわたる衆生の救済を誓願したことによって出現したという。
 しかし、多くの人が「何故、お釈迦様がこんなお姿を…。」と思うだろうし、ボク自身もそう思っていた。その点を、案内の方に訪ねたところ、
 「修行中の、現れたお釈迦様達に、役行者様が『そのようなお優しい姿では、荒れたこの世を救済できないのでは?』と言ったところ、変化した。」という説明だった。

●パンフレットからの抜粋 2●

 不思議と言えば、もう一点ある。本堂と金剛蔵王大権現は、ほぼ同時期の作ということなのだが、方や本堂は国宝、方や金剛蔵王大権現は重要文化財ということで扱いが違うのだ。
 「もしや、後から青く塗ったのか?。」とも勘ぐってしまったが、「いつから青かったのか」という説明は見つけられなかったし、本当の理由は解らない。 

●パンフレットからの抜粋 3●

 何はともあれ、この特別開帳は11月末までなので、「見たい方は、お急ぎを。」


■門前町■

 古くから賑わう神社仏閣の門前には、参拝者をもてなす門前町が付随しているが、ここ金峯山寺にもそれがある。そして、その門前町の名物に“葛切り(くずきり)”がある。
 葛切りを振る舞う店は何軒もあるが、嘉永四年の創業で「葛の元祖」と呼ばれているのが、八十吉(やそきち)さんだ。

●八十吉●

 ここを訪れた理由は同行していた、妻の母が「40年前の味わいが忘れられない…。」と言い出したからであったが、馬鈴薯等の混ぜ物のない本当の、葛の味わいは、ボクにとってうも忘れられないモノになった。

●抹茶とのセット●


 吉野を後にしてからは、紅葉の始まっている、大台ヶ原方面に立ち寄ってみた。当日の紅葉は川上村あたりまで迫っており、見事なモノであった。

●川上村の紅葉●


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晩秋の鷹巣沖

2014-11-08 12:30:00 | 船釣り・釣行記
■鷹巣沖へ■

 晩秋に入って以降、福井県鷹巣沖では、ポツリ、ポツリながらヒラマサの釣果がで始めているものの、個体数が少ない上に食いムラが激しく、「竿を出してみるまでは、判からない」状況だったが、僅かな期待を込めて福井へと車を走らせた。乗船したのは、この海域ではボクが最も信頼を寄せている船長が操船する晴海丸さんだった。

 早々にポイントへと到着し、タックルをセッティングする。乗り合わせた他の釣り人は7号ハリスを選択していたが、ボクはいつ来るかも知れない、ヒラマサを想定した8号ハリスを選択した。

●当然ながらの完全フカセ・タックル●


 ボクのヤル気に反して潮流はトロく、「いかにも食いそうな状況」ではなかったが、船長が一度、船位の修正を施した後は、ピタリとポジションが合って、ボクを含めた同船者にポツリポツリながらアタリが出始める。しかしその殆どがマダイからのモノであった。

●マダイの引き●

 その後しばらくの間は、一流しにかなり時間が掛かるものの、アタリが出てドキッとさせてはもらえ続けていた。しかし何故かハリに乗らないことが多かった。しかもそれが、4回も連続することがあったために、イライラが募るばかりだった。

 アレコレ手を尽くした結果、ようやくハリに乗せることがあっても、来るのはやはり、食い頃のマダイばかりだった。使用ハリスの強度から考えても全く敵にはならない相手では、やり取りにおいて胸躍る場面はなく、気持ちは晴れない。

●「食い頃」のマダイ●

 やがて潮流の向きが変わったことを受けて、我々の釣果を何とか伸ばそうと、船長はアンカーを打ち替えた。その狙いは当たって、状況が好転するかに見えたが、努力の甲斐無く、気配はすぐに消えてしまった。

●隣はハマチやスズキも…●

 結局当日の状況下では、晴海丸の、船長の操船技術をもってしても状況打破はできないままで、釣果は尻すぼみになっていった。


■意外な結末■

 前回の舞鶴もそうであったが、今秋の、鷹巣のマダイは小アジをメインに食っているようで、フィッシュイーターの傾向が強いためか、抜群に味が良かった。その食味は、今まで釣ってきた真鯛の中でも最高クラスで、いつもなら「引き味の弱さと、捌く際の手間」から「何だ、マダイか…。」と思いがちな青物派のボクであっても、「これだと料理のしがいがある。」と、唸らせるだけのクオリティーだった。
 そろそろ釣れ始めているメダイに加えて、「晩秋のマダイ」も、味わいを意識しての釣りが展開できることに気付かされた釣行だったが、ヒラマサはとうとう顔を見せず、何となく不完全燃焼で終わってしまった。これから先、季節風の強まりと共に仕事が繁忙期に入るために竿が出せる機会は減ってくる。果たして年内にボクが期待するようなドラマが待っているのだろうか…。
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氷ノ山へ

2014-11-01 12:30:00 | アウトドア・スポーツ
■急遽、氷ノ山へ■

 我が家では恒例化している秋の紅葉鑑賞登山。今年は大台ヶ原へアプローチするつもりであったが、生憎にも予定の天候が、南に行く程悪いようであったため、急遽兵庫県の最高峰である“氷ノ山”へと向かうことになった。
 今回は「本気の登山」をするつもりではなかったので、一番アプローチが楽だと言われている、大段ヶ平(おおだんがなる)駐車場に車を止めて緩やかに登るコースを上ることにした。

■登山口へ■

 駐車場へは横行渓谷を登坂するコースで向かったが、途中の車窓からの見事な紅葉風景に心を奪われながら進んでいった。
 

●車窓からの風景●

 かなりグネった林道をほぼ登り切ったところにあるのが、大段ヶ平駐車場で、ここにはトイレも併設されているので、便利だ。

●大段ヶ平駐車場●

 そして登山口はすぐ目の前にある。

●大段ヶ平登山口●


■コースイン■

 コースには急なところが一切無くて楽に進めるが、既に初っ端から標高が高いため思った以上に落葉が進んでいて、紅&黄葉の中を歩くといった感じではなかった。

●殆どが落葉していた●

 快適に歩きながら、大屋町避難小屋~

●大屋町避難小屋●

神大ヒュッテ

●神大ヒュッテ●

を経由してゆく。

 コース上のぬかるむ部分には木道が取り付けられているので、快適すぎる程に快適だった。

●木道●

 案内表示も豊富で、千本杉を始めとする稀少な木々の前にも建っている。

●千本杉●


●ほぼ0.5kmごとに現れる道標●

 山頂に近付くにつれて視界が開け、紅葉する山々が顔を出してくる。

●紅葉する付近の山●

 そして程なく山頂へ

■山頂付近■

 呆気ない程簡単に到着した山頂には、避難用のヒュッテの他、トイレ兼、展望所までが完備されており、“至れり尽くせり”の状態だった。

●山頂ヒュッテ●

 各方面の登山口からの登山者でかなり賑わう中、昼食をとりながら、360°に開けた形式を楽しむ。山頂は1510mなので、どうやら1200m付近まで紅葉のラインが下がっているようだった。

●鉢伏方面の紅葉●

 来たコースを戻るのも面白くないし、どうせなら紅葉の中を歩きたかった。ヒュッテに掲げてあった地図によると、北東方向にある福定親水公園に向かえば「今まで見下ろしていた紅葉の中を歩けるだろう。」と思え、「公園からはタクシーを呼んで駐車場に戻ればいいさ。」と、割とお気楽な気持ちでそちらへと向かうことになった。

●尾根伝いに降りてゆく●


■氷ノ越から福定親水公園へ■

 下り始めた頃はまだマシだったが、視界が広がる尾根を過ぎたあたりから、岩がゴロゴロしていたり、木の根が這い回っていたりで足場の悪いところが多く、特に逆方向から登ってくる人達はかなり苦労しているようだった。
 そして、氷ノ越の避難小屋に到着する。
 

●氷ノ越の避難小屋●

 ここで右に折れると福定親水公園への一本道だったが、ここから先も“膝にくる”急坂を下りる部分が多くて苦労する。期待していた紅葉も谷を挟んだ頂上方向から眺めていた程の感動はなく、時たま「ここは!」と思わせる部分がある程度で、第一、景色を楽しむ余裕も次第になくなってくる。

●“時たま”見かけた紅葉風景●

 途中、崩落していて、スリルが満点な箇所もある。

●崩落箇所にかかる梯子●

 後半に入ると水音が近付き、それと共に何カ所か滝が見えてくるが、ちゃんと見通せるモノは布滝のみで、後は木々の隙間からチラリと見えるだけだった。

●布滝●


 そして、苦労を重ねた結果ようやくゴール想定地点の福定親水公園に到着した。

●福定親水公園の立て看板●


■思惑違い■

 森林公園付近から見上げる紅葉風景は素晴らしく、この日は頂上から見るか、下から見上げるかの両極端が結局のところ綺麗だった。

●下から見上げる紅葉風景●

 本来なら、ここでタクシーを呼ぶつもりだったが、営業所に問い合わせてみれば、到着までに30分以上かかると言う。そこで、付近で作業をするオジサンに「ここから、大段ヶ平の駐車場まで歩くと、どのくらい時間がかかりますか?」と聞いてみると、「かなり遠いよ。」「30分以上はかかる。」とのことだった。
 メンバーとの協議の結果、「同じ30分だったら、歩いた方がイイか。」と、歩くことに決定した。しかし、これが大誤算だった。後日調べてみると、ここから大段ヶ平の駐車場までは10km超で、恐らくオジサンは「軽トラで登ると30分」と勘違いしてそう答えたのかも知れない。
 途中で日没を迎えて以降は暗闇の中、フラットな林道とは言え、登りの区間を延々2時間以上も歩く羽目になってしまった。何よりも恐ろしかったのは、道の脇では何やらゴソゴソと大きく動く音が聞こえ、その付近で動物臭が漂っていたことだった。結果的にはそれらは鹿のようであったが、「もし熊だったら…。」と思えば恐ろしいことこの上なく、「人の往来が多い山とは言えども、計画は念入りにたてねばならない。」と痛感した次第であった。










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