秋田杉紀行（仁鮒水沢スギ植物群落保護林）

　日本三大美林の一つである秋田杉を見てみたいと思い立ち、先週の土曜日に秋田まで出向いたのです。
　何カ所か見事なスギ林があるということですが、今回は能代市の仁鮒水沢スギ植物群落保護林と大館市の矢立峠へ出かけたのですが今日は仁鮒水沢の秋田杉の美林のことについて書きたいと思います。
　10日の夜8時に下呂市を出発し夜通し車を走らせ11日午前7時30分に到着。
　途中、30分の仮眠だけしかしていなかったので、まず眠ってからとも思ったのですが、お目当ての秋田杉が目の前とあって眠るのを先送りし早速歩いたのでした。
　当地には樹高58mで樹高日本一と言われる「きみまち杉」と言われるスギがあるということが私の好奇心をくすぐったのです。
　しかし、測ったことがある人は分かるかと思うのですが樹木の高さというのは計測が難しく実際に伐採しないと正確に測れないものです。
　そんなわけで樹高日本一と言われる樹木は何故か複数あるのです。
　実際のところはどうなんだろうかな～と行く前は思っていたのですが、行ってみて思ったのは一本のスギが日本一であるかどうかということは、どうでも良いことだと思いました。
　私が思ったのは、この秋田杉の林分の平均樹高の高さです。
　実際に森の中に足を踏み入れ思ったのは何と高いんだ！！樹高50mを越える樹木は国内では少なく滅多にお目にかかれない存在なのですが、当地には複数ある。
　平均樹高も40mははるかに越えるます。
　その高さは見る人を圧倒していて、胸高直径が1mを越える樹木が実際より細くみえるし樹冠部を眺めていると首が痛くなってしまうような存在です。
　そんなスギが高密度にある流石三大美林であると思いました。
　これは本当に一見の価値がある森であると思い、夜通し車を走らせたかいがあったと思ったのでした。
　そんな素晴らしい秋田杉の森ですが、私が森の中をさまよっている間に誰も来ませんでした。
　誰でも訪ねることができるよう遊歩道を整備してあるにも関わらずです。
　スギって本当に人気が無いのだなと寂しく思いました。
　日本固有種で大変魅力的な樹木なんですけどね～（管理人）



　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　樹高日本一と言われる「きみまち杉」
　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　　


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