酔漢のくだまき

半落語的エッセイ未満。
難しい事は抜き。
単に「くだまき」なのでございます。

「『哀れな呪はれた 酒飲みどもの』 って俺達のことか?」「酔漢間違いない!」 

2012-11-30 07:46:13 | スコッチウィスキーの話
「哀れな呪はれた 酒飲みどもの為めに!」10月8日 酔漢のくだまき

10クラスにそれぞれ40名近くいたわけです。同じクラスになる方が少ない状態。
この「くだまき」に登場致します「なんちゃん」「愛すべき生徒会長氏」「うの君」とは同じクラスどころか、部活動であるとかクラブであるとか、中学時代の接点はなかったわけです。
この年になって、同窓会、同期会を通じて話しをしだした。
この時間は貴重です。

この「くだまき」は「スコッチウィスキーの話」の続き。
冒頭にご紹介いたしました過去の「くだまき」を御高覧下さい。
登場いたします、「ささき君」との再会です。
11月23日。ダブルヘッダー第二試合?です。

「アイラだとなぁ・・『ポートエレン』だけには縁がなくってっしゃ・・」

ここで、解説です。
ポートエレンは1984年に閉鎖となった蒸留所です。
噂にはございますが、酔漢は何故か縁がなくて、呑んでないシングルモルトの一つです。正直焦ってます。
もうプレミアものなのですが・・。

「おれの行くバーにはあって、この前1982年、18年呑んだ!」
「どんな感じすか?」
「ボウモアを偏差値60として・・・ピート香はおとなしめ。でもホワイトオークフィニッシュだから外連味がなくて。あれもいいよなぁ」
酔漢、もう「のみてぇぇぇ」です。


今月初め、彼から長いメールを頂戴いたしました。
その内容。
「ポートエレン レポート」との題。
写真を添付し送ってくれました。
ですから、彼のポートエレン情報とでもいうのでしょうか。
まずは、全文をお知らせいたします。

1軒目:数年前は、樽違いのポートエレンを、常時3種類くらい置いていた店。
今は、値段とのバランスが悪くなって、扱いをやめたとのことでした。

2軒目:後輩バーテンダーの誕生日に、お祝いにポートエレンを贈ったという店。
オフィシャルは値段が高騰しているので、店に置くならボトラーズもの、とのことでした。
酔漢どののことを話題にした日も、1本置いてありました。
(添付写真 2軒目その1)
後日、この店に行くと、このときの話に刺激されたらしく、
新たにもう一本、仕入れてありました。
お友達を連れて来て下さい、と言っていたので、
酔漢どののことを、意識していると思います。
(添付写真 2軒目その2)
1本目のお味は、正直、いまいち、スカスカでした。

2本目の方は、シェリー樽で、熟成感のある、美味しいお酒でした。

3軒目:埼玉に住む私が知る限り、埼玉県下で、もっとも酒オタクな店。
ここは、オフィシャルも扱うけれど、それ以上に、マニアックな品揃えをしています。

ポートエレンは?と聞くと、シェリー樽が2本、バーボン樽が1本あります、とのこと。

オフィシャルと同等の味わいを、ボトラーズで求めました、という言葉は、
この店の実力を知る者としては、ただのセールストークではないと受け取りました。


こちらは、酔漢どのと店に敬意を表して、味見せずにいます。

残念ながら、オフィシャルものは、なかなか見つかりませんが、
上記でよろしければ、埼玉にお越しになりませんか。
2軒目は浦和、3軒目は西川口です。
どちらも高級店ではないので、安心して飲めます。
2軒目のほうは、在庫の回転が、比較的速いので、あまり時がないかもしれません。
3軒目のほうは、早売りする気は無いようですが。


「ささき君。この前のポートエレンのレポートは・・凄い!感動した」
「ポートエレンがもうすぐ呑めなくなるから、俺も今の内に!って思ってさぁ」
「そうか・・・埼玉へ行くのがいいよなぁ。横浜あたりのバーに行ってもいいんだけど、話し聞くと、交通費掛けても埼玉がいいと思えて来た。何せ君がいるわけだから・・」
「俺も、酔漢さん連れてきて!って言われているし・・」
「味は、このメールの通り?」
「そうそう、もはやオフィシャル(蒸留所で樽詰めして寝かせたもの)は少なくて、と言うか日本にはない状態。ボトラーズ(自身で樽詰めしていろいろしている?もの)が独自のラベルで残っているのが大半になってしまった」
「アイラって基本的にピートがきついけど、ボトラーズで見ると、シエリーフィニッシュがあるんだね。バーボンフィニッシュは聞くけど、でも、例えば『ラガヴーリンをバーボン樽』でって、味の想像したくないよな・・・・」
「そうそう、だからね、ポートエレンって、ピートきつくないから、ボトラーでも『いろいろしたくなる?』んじゃないのかなぁ」
「どれが一番お勧めなの?」
「25年シェリーフィニッシュ!(写真2番目)これ!これ!アイラの香と合わせて・・・・なんかね・・ハイランドっぽい感じがする」
「じゃぁ、アイラモルトファンから嫌われたシングルモルトって考える?」
「シングルモルトとして頂くんだったら、ポートエレンは、いい味だよ。本当に!断言する!だけど、原酒となった場合、個性が薄い存在だったんじゃないかな」
「『チャールズ皇太子の寝酒』(→グレン・フェディック)もね、ピートは結構あったりするでしょ。ボウモアは18年じゃ物足りないけど、25年物はそれなりに、きつい(ピート香)よね。『ポートエレンが個性を失っていった』って考えるのは、あり得るよね」

酔漢と「ささき君」は、いつものように「スコッチ談義」。
隣では「うらの君」が卒業アルバムをみながら、昔話をしているし、「りょうちゃん」は、だんだん綺麗に?(くだまき視聴者の皆様ご想像にお任せいたします)なって来るし。「いずみさん」(旦那も同期生)は襷(某選挙運動から直接会場へいらっしゃいました)を持参しながらですし、「愛すべき生徒会長君」は今回、高級デジタル一眼を駆使して写真を撮らせているし(自分は呑んでいたので、もっぱら誰かにカメラを預けていた・・・)、それはそれは、いつものような雰囲気ではあったのですが。
「同期会で酒の話ばかりだなぁ」とは「おおつか君」。
「だって、ささき君とは、クラスも部活も委員会もクラブでも・・・一緒になった事は無くて」
「そういえば・・・・そうだよなぁ」
「じゃぁ、遡って『ウィスキークラブ』って作ろうか!今度の生徒総会の議題にでも・・」
「おれ!すぐ承認する!顧問なんて・・・・のんべぇの先生がいっぱいいたからなぁ・・・」と生徒会長氏。
ドイツビールを飲みながら、スコッチを語っているわけです。

会も終わりに近づいた頃。
「そう言えば、この前のバーンズの詩がくだまきにあったけど『あはれな・・酒のみども』って。あれ俺達の事か?」
「酔漢、間違いない!中学の集まりで中学校の話もしないで、スコッチの話ばかり・・・・」

なるほど!
納得。

ですから・・・この「くだまき」のカテゴリーは「中学校の頃の話」ではなくて、やはり「スコッチウィスキーの話」に収まるわけでした。

あの呪はしい収税吏の馬蛭どもめ、
奴等はウヰスキー蒸留器を押収して行く --
一寸止めたり、魔王! 一-二-三!
      それ密告者を捉(つかま)へろ!
そして奴等を硫黄饅頭に捏(こ)ね込んで焼け、
      哀れな呪はれた酒飲みどもの為めに。




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