私の「認識台湾」

個人的な旅行(写真)の記録を主眼としつつも、実態は単なる「電子落書き帳」・・・・

台湾に遺る日本の足跡(2)~〝黄金双城〟金瓜石(その3)

2005年10月31日 | 台湾
この<黄金博物館>周遊パスは150NT$(約500円)と格安なのですが、係員が「巴士!!」と指差しますので、「はぁ、バスですねぇ・・・・」と意味も解らぬまま指差される方に向かいますと、近隣を周遊するバスのようなものが待機しておりましたので、とりあえず乗り込んでみました。後で判明したのですが、どうやらこのバスは高台の展望台や黄金の瀧等のスポットを20分毎に周遊し、観光客は各スポットで見学した後、20 . . . 本文を読む

台湾に遺る日本の足跡(2)~〝黄金双城〟金瓜石(その2)

2005年10月30日 | 台湾
金瓜石と九イ分という二つの〝黄金双城〟ですが、当時前者が国営の厳格な管理下にあったのに対し、後者は民営という経営形態の違いがあったのだそうです。固定月給を貰って働いていた金瓜石の坑夫の職員に対し、九イ分の坑夫は抗動を借り受け一攫千金のチャンスもあったとのことで、官営でお堅い金瓜石に対して、歓楽街が形成された九イ分は盛り場としても大いに賑わったとか・・・・官営区域と民営区域を分けるという台湾総督府の . . . 本文を読む

台湾に遺る日本の足跡(2)~〝黄金双城〟金瓜石(その1)

2005年10月29日 | 台湾
この日は平渓線という近郊のローカル線にでも乗りに行こうと、乗換駅の瑞芳駅に降り立ったのですが、時刻表を見たところ次の電車まで一時間半ほどの待ち時間・・・・テキトー路線の私はここで早速気が変わり、基隆客運のバスで<金 瓜石>という山間に向かうことにしました。途中の九イ分は、映画『悲情城市』の舞台としてガイド本等でも有名ですが、私は生憎見たことありませんし、「何か、映画の撮影地に出かけるという . . . 本文を読む

台湾に遺る日本の足跡(1)~新北投温泉

2005年10月28日 | 台湾
帰国日の前日に<新北投温泉>に出向いてみました。市内から地下鉄で30分程度とアクセスは至便です。温泉はドイツ人によって発見されたそうですが、温泉好きの日本人がそれに目を付け開発してきた経緯もあり、日本人がイメージする温泉地の雰囲気がそこここに漂っています。(従って、異国情緒を求めたい人には不向きなスポットです) MRTの新北投の駅のホームを降り、ブラブラ歩いておりますと、何故か〝湯布院〟や〝熱海〟 . . . 本文を読む

李登輝前総統、訪米日程を終え帰国~〝台湾丸〟何処へ行く・・・・

2005年10月27日 | 台湾
ちょうど私が帰国した24日に、李登輝前総統も訪米日程を無事に終えて台湾に帰国されました。私が発ったのは朝の便でしたので、空港でニアミスすることはありませんでしたが、現地でのテレビの様子や小耳に挟んだこと等を忘れないうちに記しておこうと思います。◆李前総統がワシントンで講演、台湾人のさらなるアイデンティティー確立を強調(台湾週報)◆李登輝氏、ワシントン訪問 台湾の民主主義強調(産経)◆日本を例に中国 . . . 本文を読む

キティちゃんに乗って帰国!~エバーグリーンは福岡贔屓?

2005年10月24日 | 台湾
台北市とその近郊を3泊4日でウロウロして参りました。私は基本的に細かい計画を立てるのは嫌い(と、いうより出来ない・・・・)な質ですので、思いつくままに回ってきただけなのですが、天候は芳しくなく、意外と寒かったです。今日帰国しましたら出国時と比べて随分空気もひんやりしておりまして、期せずして秋の深まりを実感しました。◆空飛ぶキティ、福岡へ 台湾・エバー航空機到着(共同)◆どこ見てもキティちゃん、台湾 . . . 本文を読む

台湾は未来志向で対日関係強化へ~国防部、中国原潜の危険な動きをリーク!

2005年10月20日 | 台湾
歴史を顧みれば、日本が積極的に大陸と関わりがあった時期は何かと波風が立ち、そうでない時期は概ね平穏でした。過去の悪しき因習から脱することが出来ない支那・朝鮮という<亜細亜東方の悪友>を「心に於いて謝絶」し、日本が進むべき方向を明確に提示した福澤翁の先見性を今日ほど痛感することはありません。福澤翁が「脱亜論」で述べているように、隣国だからといって特別な感情を抱くことなく、国際法・国際常識に従って是々 . . . 本文を読む

靖国参拝「台湾の声」~<亜細亜東方の悪友>には強攻姿勢を貫け

2005年10月18日 | 台湾
タイムリーなことに、「小泉首相は<歴史カード>の象徴と化した靖国神社参拝を行い、華夷秩序には決して隷属しないという強い意志と覚悟を身を以って示すべきでしょう」と書いた翌日に、小泉首相はジャラ銭を握り締め九段へ赴きました。昨日はこの話題で持ちきり・・・・否、福岡は局地的にプレーオフ最終決戦とその二年連続敗退劇で沸騰しておりました。私はG党なので第三者的に知人と飲み屋で試合を眺めておりましたが、二年連 . . . 本文を読む

”宝の海”狙う中国 資源戦略の壮大~子孫のために国益を守れ

2005年10月16日 | 極東情勢(日本とその周辺)
今はどうだか存じませんが、私が大学受験の頃は首都圏の難関私大の社会科の選択科目は日本史か世界史の何れか一つという例が多かったように思います。今年は戦後60年という節目の年でしたし、中国から<歴史カードという心理戦>を散々仕掛けられただけに、私のように受験以来久々に歴史について考察する機会を持ったという人も多かったのではないでしょうか。 ◆“宝の海”狙う中国 資源戦略の壮大(読売) ◆東シナ海ガス . . . 本文を読む

連戦訪中の影にパンダあり~<偽りの平和工作>に騙されるな

2005年10月15日 | 台湾
『SAPIO』最新号の<「民主国家」台湾が恐れるのは中国の軍事的脅威ではなく統一工作だ>という記事中に、「軍人として一番心配なのは、偽りの平和工作に惑わされて、一般国民が大陸に対する警戒感がなくなることです」という中華民國(台湾)国防部の胡鎮埔総政戦局長のコメントが掲載されていました。72年の日中国交正常化以降の30余年の日中関係を顧みると、何とも身につまされる言葉であり、日本流宥和外交と言うか、 . . . 本文を読む

「夏子の酒」、大相撲が台湾へ

2005年10月12日 | 台湾
先日新幹線の中で台湾人観光客と隣席だったのが運の尽きと申しますか、帰宅してから『地球の迷い方』とかを眺めておりましたらどうも気になってしまい、21日から3泊4日で台湾に赴くことにいたしました。 それにしても、長榮航空(EVA AIR)の航空保険料と原油高のサーチャージは特に高いですね! それと昔から納得いかなかったのが、<空港使用料>です。「使用した実感があるのはトイレと待合室の椅子くらいなのに・ . . . 本文を読む

台湾の前総統、現総統、次期総統候補~馬英九・国民党主席に漂う危険な臭い

2005年10月10日 | 台湾
先日たまたま新幹線の車中で台湾人の旅行客と隣席になり、道中あれこれ雑談しておりましたが、国慶節の連休期間にビザ恒久免除措置施行とあって早速家族で日本へとのことでした。「日本の善意を台湾人はとても喜んでいます!」とのことでよかったです。 私自身は、台湾新幹線開業に合わせてまたふらっと赴こうかなぁと思っていたのですが、早々に10月の開業は難しそうだと・・・・それで11月台北にベルリン・フィルハーモニー . . . 本文を読む

日本は<新しい危機構造の到来>に如何に備えるべきか?

2005年10月04日 | 極東情勢(日本とその周辺)
今月の石原慎太郎都知事の「日本よ」(産経新聞連載)は<新しい危機構造の到来>というタイトルでした。中国の軍拡、政治社会体制の不安定さがアジア地域にもたらす影響と、外交基盤における米国のプレゼンス低下の両面を「新しい危機構造の到来」と指摘し、「その認識の上に今後我々は危機に備えて何をなすべきなのだろうか」と結んでいます。 ■ とにかく〝合意文書〟ありきだった六カ国協議 今回の六カ国協議は極東にお . . . 本文を読む

外遊はまだまだ続く・・・・~陳総統、UAEとインドネシアを電撃訪問

2005年10月03日 | 台湾
カリブ海の沿岸諸国と日本は野球を通じた深い繋がりがあります。ドミニカ出身の巨人のガルベス投手が審判の判定にキレて球を投げつけ、長嶋監督が丸坊主になったこともありましたねぇ・・・・ ◆「第5回台湾・中米およびドミニカ首脳会議」共同コミュニケに調印(台湾週報) ◆陳総統中米歴訪の旅、グアテマラとドミニカを訪問(台湾週報) ◆陳総統がセントクリストファー・ネーヴィスを初訪問(台湾週報) ◆陳総統がセン . . . 本文を読む

日本と台湾、<食>の往来~マグロの高騰は必至!

2005年10月02日 | 台湾
先日閉幕した愛知万博では、24日午前現在の入場者数2169万9千人のうち、外国人観光客は全体の5%に相当する約100万人となっており、60数カ国中、台湾は18.8%を占め、第二位の韓国(15.7%)を抜いてトップだったそうです。両国共に期間中の査証免除措置が功を奏した形となりましたが、査証が恒久免除となった台湾からの渡航客に関しては、今後年間128万人まで増えるだろうと国土交通省では算盤を弾いてい . . . 本文を読む