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宅録ミュージシャン雑記「月の裏表・総集編」~trifling beetleブログ~

宅録ミュージシャンtrifling beetle
が書き倒してきた怒涛のブログのバックアップ(笑)

依り代を見つけたら、なし崩しに

2013-05-22 12:24:01 | 日記
アルジェリアでのテロによって尊い命数多く失われたことは、本当に遺憾の極みだ。
ご遺族の胸中を思えば言葉も出ない。

こういう事件がもう二度と繰り返されぬように、地球の全生物が、同じ高さの地平線上に並び立つことはできないのだろうか?
兵器や武器、殺戮、暴力ではなく、対話や相互理解で、色々なものを、平等に、平和的に共有できる時代がいつか来て欲しい、いつもそう思う。
みんなが、同じ高さで、同じ景色を見るということの素敵さに目覚める時代。
待ち遠しい限りだ。



件のテロ事件は、本当に痛ましい出来事であり、不幸以外のなんでもない。
しかしである。
その一方で、この不幸に便乗しようとしている不謹慎、不届き極まりない輩がいる。
安部政権である。

海外でこういう事故、事件が起こると必ず巻き起こる「憲法改正論」、「自衛隊法改正論」。
まったく無意味、不愉快だ。
他人の不幸を依り代にして、チャンス到来とばかりに畳み掛けようとする。
なぜ、そうなるのか?
よくよく考えたなら、ただの不可解極まりない理屈でしかない。
理論としては無茶苦茶だ。
見せ掛けのトリックを使った、子供だましに手品と同じである。

こういう事件の後、国民感情は怒気や悲しみに溢れ返っていることが多く、つまりは国民が、冷静な判断を欠きがちになる状態にあることを見越して、それに訴えかけ、法改正への支持をたやすく得ようとしている。
まったくもって姑息なやり方としかいえない。
火事場泥棒とは、このことではないのか。

勿論、悪質なテロ行為は許せない。
当然だ。
理不尽な暴力は、最低だと思う。
しかし、ではなぜ、そこから自衛隊法改正へといきなり飛躍するのだろうか?
という違和感は拭いきれなく残ってしまう。

現政権は、単刀直入に言えば「帝国主義懐古政権」だと思う。
古き、悪しき頃の「日本」への回帰を図ろうとしていることは火を見るよりも明らかだ。
洋の東西を問わず、かって帝国主義国家だった国々は、「居留民保護」を大義名分にして侵略の限りを尽くしたと習った。
そうやって限られたパイを奪い合い、忌々しい暴力でもって、徐々に侵略地図を広げていったのである。

かっての日本も例外にたがわず、そういう苦々しい歴史を一度は踏まえてきているわけだ。
同じ徹を踏むことがいかに愚かな行為なのか、また、それが他の国々に対して、特に近隣アジア諸国に対して、どういう意味を持ち、どういう感情を呼び起こすことになるのか。

本当に、冷静に考え、正しい判断をしたほうが、僕はいいと思う。
卑劣なテロに対抗する手段は、決して暴力だけしかないのではないからだ。


腹が立って仕方がない。
志半ばで不幸にも命を落とされた方々に対して、著しく配慮を欠いた、非礼極まりない行為だと思う。


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