3匹の子豚との日々 =DIAS CON MIS TRES CERDITOS=

スペインSpainのサラマンカSalamancaのラ・アルベルカLa Albercaから不定期につづります。

赤松林と溜め池

2011-04-19 06:31:43 | Hymne a l'amour
昨日行った、陰陽和合の黒山羊と白羊の農場へ。
今日は、昨日行かなかった、下の2人と夫と一緒に。
一番上は、友達と自転車で出かける約束をして、そそくさと
出かけてしまったので・・・。

マドリッドにいた頃には、子供だけで自転車で出かけるなんて、
考えられないことでしたが、ここでは大丈夫。
もちろん車に気をつけないといけないし、石畳にタイやを取られない
ように運転は慎重にね・・・と注意だけはしましたが。。。

農場に行ってみると、黒山羊を放牧している場所が変わっていて、
昨日のように隣同士ではなくなっていました・・・。
見張りの犬は、羊と一緒にいたので、まさに牧羊犬でした。

今日は、すごい発見がありました。

農場のほうへ向かう途中に、まっすぐ天に向かって伸びる
針葉樹の林があるんです。
私はてっきり、杉だと思っていたのですが、昨日一番上が
Pino(松)だと言っていたけれど、杉ってスペイン語で何て
単語かわからなくて、Pinoじゃなくて、別の木って言って
たのですが・・・、今日夫が「おっ、立派な赤松だ!」と一言。



アカマツのwikiから気になる部分だけ抜き出します。
別名はメマツ(雌松)。
明るい場所を好む陽樹であり、不毛な土地にも耐えることができる。
安定した極相林の中では子孫を残すことができない、典型的な先駆植物。
里山に於いては、日当たりのよく栄養の乏しい尾根筋に植えられること
が多かったが、現在の荒廃した里山ではその数を大幅に減らしている。
アカマツ林は、マツタケの生産林でもある。
アカマツとマツタケは相利共生の関係。
三陸海岸に自生している。
岩手県の木。あと岡山県と山口県も。
会津若松市の木。


アカマツ、って、里山の木なんですね。
なるほど、アルベルカはやっぱり里山なんだぁ~、としみじみ。
マツタケ菌を入手できたら、マツタケ栽培ができるかも・・・なんて
考えてみたりして・・・。

このあたり、せせらぎの音がしていて、細い流れがあり、
赤松林のほうに上る道は、一部湿地のようになっていて、
湿った赤松の良い香りでとても気持ちが良いのです。

せせらぎの音は、近くに川があるから、その音だとばかり
思っていたら、違ったんです。。。

赤松林の上の方から流れてくる小さな流れの音だったんですが、
流れの元をみたら、石の間から、ちょろちょろ水が出てきて
いました。



近寄ってよく見たら・・・、木の枝でうまく流れを調整している
ような、とても原始的な堰だったんです。

その堰の向こうには、水たまりがあって、水草が生えていました。



赤松林の中に入っていくと、水たまりに注ぎ込む流れが
くねくねとあって、一部小さな滝になってました。



多分山からの雪解け水とか雨水が染み出てきて、小さな流れを
つくっているのだと思うのですが、今日はこれより上に登るのは
やめて、一旦降りて別の平らな道を奥へ行くことにしました。

今度もう一度この流れの元を探索してみようと思っています。

ちょっと歩いたら、突然、目の前に水が広がりました。



携帯のバッテリーが切れてしまって撮れなかったのですが、
これは、石で堰き止められてできた池なんです。

簡単に堰き止めているだけで、水は流れ続けています。
これぞ、ダムの起源なのでしょう・・・。

以前、「ダムの語源を考える」の記事で書いたことを思い出して、
そのものを目にすることができて、感慨深いものがありました。

このところ、巡環についての記事を目にすることが多く、何箇所かで
コメントを残したりしていたので、またもやシンクロです。。。

「ダムの語源を考える」の記事から抜き出します。
「真琴の豊穣」って、「自然の流れや実りを
そのまま皆で分かち合う」ってことなんじゃないかと思うのです。

その「真琴の豊穣」を堰き止め、独占しようとする動きが出てきてから、
「偽の豊穣」になってしまったんじゃないかと・・・。
競争したり、他を排除しなければいけない「豊かさ」はおかしい・・・


この堰き止められた池、夏になったら泳いでいいのでしょうか・・・。
向こう側に見える、石の橋の上から見た感じでは、水深1mはありそうで、
子供が泳ぐのに、良さげな感じでしたが・・・。
今度、誰かに聞いてみようと思います。

それにしても、毎日新しい発見があって、楽しいです。
引っ越してきて4ヶ月半が過ぎても、まだまだ知らないことばかり。

お花も、毎日毎日、土手や道端を見ていると、どんどん新しいお花が
咲いているのを見つけるんです。



石垣の間に、ひっそり咲いていた白いお花。
三枚の花びらと三枚のガクで、まるで六芒星のよう。。。

それと、こちらは、小さなピンクのお花が集まって咲いて
いるのですが、夕方の太陽が直接あたって、色が飛んで
見えにくいですが・・・、まるで・・・



十字架のよう・・・に見えませんか?

ちょうど、イエスが十字架に磔になったという、聖週間の時期
なので、意味深です。。。
この間から、このお花が咲いているのは知っていたのですが、
何となく十字架の形をしているなぁ~って気づいたのは、今日です。
今度の木曜日にイエスが磔の丘に向かう行列があります。。。


気になるブログ記事をいくつか・・・

◆サムライさんの、【『真贋大江山系霊媒衆』】

◆武山祐三さんの、【時代は変わり始めた!】

◆ブッチさんの、【辛いトウガラシを食べ続ける日本人 私たちはそれでも原発を選ぶのか?】

◆ウォータープラネットさんの、【2つのNOについて考えた。その2 政治的・政治的ではない、とはどういうことか。】

◆リーマンさんの、【免疫の働きは神的だった】

◆天音さんの、【龍と女神様からのメッセージ】

◆ミントティーさんの、【カゴメ歌は祝い歌?】

◆ルナ☆さんの、【リングの虹 (4/18)】

◆昔書いた、セマーナサンタ関連の記事のリンクです。
コロン広場~セマーナ・サンタ<2006/4/14(金) >

マドリッドにいる頃は、セマーナサンタについては
ほとんど書いていない・・・みたいです。。。


18/04/2011
晴れ。
風があって、ちょっと肌寒い・・・。
手術したところがうずく感じで痛い。。。

満月。


*今なんとなく昨日からのつながりが気になって、
「イタリア、原発」で検索したら・・・
イタリアって、国民投票で原発を1988年末で中止していて、
電力を原発大国フランスから買っているんだけど、常に電力不足状態。
今年6月12,13日に原発を再開するかの国民投票があるらしい・・・。

*今日ドイツのメルケル首相が脱原発宣言。

3.16

最新の画像もっと見る

コメントを投稿