ゆっくりと山登り

登山、写真、その他日々のことなど

武尊山 2008年6月 その1

2008-09-06 18:57:55 | 関東の山
話はさかのぼって、6月に登った上州武尊の記録をアップします。


2008/6/14

以前より気になっていた上州武尊岳。
梅雨の合間を狙って出かけました。

登りやすい武尊牧場からは通常日帰りコースですが、
あえて山頂付近で一泊するプランにしました。

沼田のインター付近から登山口目指して車を走らせる。
この付近からは山頂に雪を残した武尊山が見えてきます。
スキー場の駐車場についたのはお昼近く。

武尊を見上げる




スキー場の上部は見通しの良い平原。

背後には奥白根山





そして赤城山の外輪山:黒檜山と、地蔵岳



あたりには山菜取りやと、レンゲツツジを目的に
カメラを抱えた観光客が大勢いらっしゃいます。


モリアオガエルの池



レンゲツツジ、彼方に残雪の山



三合平からは美しいブナの森、
緩やかな道を進みます。
清々しい新緑に命を吹き込まれるよう。







田代湿原への道を分けたころから、
早くも山頂から下りてきた人たちとすれ違うようになります。


武尊避難小屋はいろいろな方がブログで書かれているように
中は荒れ気味です。
このあたりから針葉樹に変わり、
道も歩きやすい木道から様相が変わってきました。
あちこちのぬかるみをわたり、
所々現れる倒木をくぐり、
きつい登りではないのですが多少ストレスを感じます。


ゼビオス岳の湿原あたりから時々展望が開けだしました。


森の登路から頂上方面



鞍部を超えてからすれ違った人に、
「この先は道が川です!」と教えられ進んでみると・・・

なるほどくぼんだ道に沿って、上方から結構な量の水が流れてきます。
頭を出している石をたどり、左右の木の根に足を置き、
時々すれ違う人と苦笑いを交わしながら、歩くこと二~三百メートル
どうにかこうにかそこを乗り切ると
この流れの元となった、大きな残雪帯に至りました。

5月の連休にも感じたのですが、今年は雪が相当多かったようです。



中ノ岳に至る岩場もしだいに迫ってきました。




このあたりから明るい道が開けます。

左には皇海山



傍らにはシラネアオイやショウジョウバカマの花が咲いています。





ここから鎖場を乗り越え稜線上へ
雲は多いのですが、どうやら天気の崩れはなさそう。
夕暮れの風景を楽しみに登り続けます。

・・・続く




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5 コメント

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待ってました! (tenkuu)
2008-09-06 20:24:18
武尊山へですか
王海山を奥に樹林帯がチングルマの果穂のようで(笑)
残雪と新緑が鮮やかな時期ですね、シラネアオイの色が綺麗!
その頃私は長野の白根に行ってました
カモシカの親子に見とれていたかと
山は季節を楽しませてくれますね
コメントありがとうございます (trekker-k)
2008-09-06 20:50:07

>山は季節を楽しませてくれますね

本当にそうなんですが、9月になって
こんな写真をアップしている
季節感の無さをお許しください。

多分、このあとも季節を無視して
今年登った山の写真をアップしていくつもりですが、お付き合いいただければ幸いです。
おはようございます (tenkuu)
2008-09-07 08:31:09
気になってもう一度、武尊山シリーズを見てこの最後に登場した山を私は知りませんでしたが、「すかいさん」と読むのですね。
字も間違っていました、又調べると、なかなか奥深いものですね。
色々と楽しい勉強になります。
季節感ー残暑の中気持ちのいいものです(笑)
はじめまして (blp)
2008-10-01 23:03:36
写真が美しいです。
写真を撮るために山に行くわけではありません。
しかし、帰って写真を整理しながらもっとうまく撮れるんじゃないか、撮りたいなと、思うことしきりです。山で感じるあの気持ちを伝えるには写真がいいと思うからです。槍ヶ岳の写真もすばらしいです。ありがとうです。播隆上人て槍ヶ岳開山の人ですね?
何事においても先駆者はすごいと思います。
blpさん、いらっしゃいませ (trekker-k)
2008-10-02 12:35:13

はじめまして。

コメントありがとうございます。
自分もかつてはひたすら山を歩くばかりでしたが、
+αの楽しみで写真を撮り始め、だんだんαの占める位置が大きくなってきました。山から帰って見てみると、思ったように取れていないことも多く、奥深さを感じています。
>播隆上人て槍ヶ岳開山の人ですね?
そうですね。
おっしゃるとおり、今は夏山であれば整備された登山道を歩けば登れるようになりましたが、最初に道を切り開いた先人の苦労は大変なものだったと思うと、すごさを感じます。

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