鏡平の小屋に到着。
この日はさすがにすいていました。
私の名字はちょっと読みにくいということもあって、
小屋のご主人、私が二年前に泊まったこと覚えていてくださいました。
濡れた衣服を乾燥室につるし、
生ビールを注文し、ようやくほっと一息。
あとは夕食まで特にすることもなく、
食堂兼談話室で備え付けの漫画(孤高の人!)を読んでだらりと過ごす。
ふと窓の外を見ると雨は一旦止んだようです。
池の周りをぶらりと歩いてみます。
少しでも鏡平に移る穂高や槍が見えないかとしばらくたたずんでおりましたが
ご覧のとおりの天気では淡い期待でした。
また季節を変えて・・・今度は秋がいいかな・・・ここに来てみたいものです。
夜は例によって談話室で周りの人と四方山話。
雲ノ平でCさんにいただいたウィスキーを飲みながら。
色々な方の山経験を聞いていると、
自分もこれからの山行計画が頭の中に果てしなく広がってゆく。
山行最後の夜が更けてゆきます。
8月12日
いよいよ最終日
鏡平からわさび平を経て新穂高へと、あとは下るだけです。
静かな朝でしたが、雨具をつけて歩き始めるとまもなく、
断続的にシャワーのような雨が打ちつけてきます。
森の中の道を抜けて広い谷間に出るとそこはシシウドヶ原
穂高側の展望が開け、きれいなベンチもありますが
雨の中、ここはスルー
もちろん穂高は雲の中
下の写真は焼岳方面
抜戸岳側の斜面
秩父沢に近づいたあたり
道が沢のようになっています。
小さな沢を渡っると・・・
秩父沢の本流
幸いにしてさほどの増水はありません。
上流には大きな雪渓が残っています。
それにしても、この小池新道
細かく石が積んであってとても歩きやすい。
このように整備するのは大変な労力だったでしょうが、
道を開いた人の、たくさんの人に来てもらいたいという思いのこもった
丁寧な仕事ぶりが感じられました。
(なるべく自然のままに加工を最小限にした道も違う意味で良いと思いますがね)
いよいよ左俣谷の本流と出会い
山道はおしまいです。
いよいよ雨は途切れることなく、すさまじい勢いで降っています。
林道を淡々と進む。
こんな雨の中でもこれから鏡平に向かう人とすれ違うのです。
皆さんお気をつけて。
ワサビ平の小屋をすぎて
さらに林道を小一時間進んで新穂高に到着。
松本行きの午前の便には余裕で間に合いました。
バスターミナルのすぐ裏にある
中崎山荘で一週間の汗を流し、都会に帰れる姿になりました。
あとは松本で蕎麦を食べ、「あずさ」に乗り込み東京へ・・・
ビールを飲んで帰れるのが嬉しい。
こうして一週間の山旅を終えました。
大きな飛騨山脈の中をここまで歩けたことには十分満足です。
槍ヶ岳には久しぶりに登りたあったという思いはもちろん残っています。
ただ鹿島槍と槍ヶ岳はスタートとゴールのけじめと設定したものの
その間の過程をじっくり楽しむことができたのが収穫でした。
自分の現在の脚力も自覚できましたし。
マラソンやトレランを走る方のブログに
ゴールした直後に何を考えているかとの問いに
「次のレースのこと!」と書いておられるのがありましたが、
共感できる言葉でした。
こうして下山した後、次にどこに行こうかと
既に想像をめぐらしている自分がおります。
長いレポ、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
おしまい!
この日はさすがにすいていました。
私の名字はちょっと読みにくいということもあって、
小屋のご主人、私が二年前に泊まったこと覚えていてくださいました。
濡れた衣服を乾燥室につるし、
生ビールを注文し、ようやくほっと一息。
あとは夕食まで特にすることもなく、
食堂兼談話室で備え付けの漫画(孤高の人!)を読んでだらりと過ごす。
ふと窓の外を見ると雨は一旦止んだようです。
池の周りをぶらりと歩いてみます。
少しでも鏡平に移る穂高や槍が見えないかとしばらくたたずんでおりましたが
ご覧のとおりの天気では淡い期待でした。
また季節を変えて・・・今度は秋がいいかな・・・ここに来てみたいものです。
夜は例によって談話室で周りの人と四方山話。
雲ノ平でCさんにいただいたウィスキーを飲みながら。
色々な方の山経験を聞いていると、
自分もこれからの山行計画が頭の中に果てしなく広がってゆく。
山行最後の夜が更けてゆきます。
8月12日
いよいよ最終日
鏡平からわさび平を経て新穂高へと、あとは下るだけです。
静かな朝でしたが、雨具をつけて歩き始めるとまもなく、
断続的にシャワーのような雨が打ちつけてきます。
森の中の道を抜けて広い谷間に出るとそこはシシウドヶ原
穂高側の展望が開け、きれいなベンチもありますが
雨の中、ここはスルー
もちろん穂高は雲の中
下の写真は焼岳方面
抜戸岳側の斜面
秩父沢に近づいたあたり
道が沢のようになっています。
小さな沢を渡っると・・・
秩父沢の本流
幸いにしてさほどの増水はありません。
上流には大きな雪渓が残っています。
それにしても、この小池新道
細かく石が積んであってとても歩きやすい。
このように整備するのは大変な労力だったでしょうが、
道を開いた人の、たくさんの人に来てもらいたいという思いのこもった
丁寧な仕事ぶりが感じられました。
(なるべく自然のままに加工を最小限にした道も違う意味で良いと思いますがね)
いよいよ左俣谷の本流と出会い
山道はおしまいです。
いよいよ雨は途切れることなく、すさまじい勢いで降っています。
林道を淡々と進む。
こんな雨の中でもこれから鏡平に向かう人とすれ違うのです。
皆さんお気をつけて。
ワサビ平の小屋をすぎて
さらに林道を小一時間進んで新穂高に到着。
松本行きの午前の便には余裕で間に合いました。
バスターミナルのすぐ裏にある
中崎山荘で一週間の汗を流し、都会に帰れる姿になりました。
あとは松本で蕎麦を食べ、「あずさ」に乗り込み東京へ・・・
ビールを飲んで帰れるのが嬉しい。
こうして一週間の山旅を終えました。
大きな飛騨山脈の中をここまで歩けたことには十分満足です。
槍ヶ岳には久しぶりに登りたあったという思いはもちろん残っています。
ただ鹿島槍と槍ヶ岳はスタートとゴールのけじめと設定したものの
その間の過程をじっくり楽しむことができたのが収穫でした。
自分の現在の脚力も自覚できましたし。
マラソンやトレランを走る方のブログに
ゴールした直後に何を考えているかとの問いに
「次のレースのこと!」と書いておられるのがありましたが、
共感できる言葉でした。
こうして下山した後、次にどこに行こうかと
既に想像をめぐらしている自分がおります。
長いレポ、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
おしまい!
悪天候の中でもきちっと写真撮られているのには感動しました。
私も山行が終わる頃もう次の山行のこと考えてます。不思議ですね(笑)
鏡平は秋もいいですよー是非また行ってみてください。
今回は自分も計画に入れたルートの一部が見られたので特に印象に残りました。
>下山した後、次にどこに行こうかと・・・
同じく共感できます♪
って、身体は少々疲れていても、精神的には全然疲れてないでしょう。やり遂げた思いと、「さあ、次は!」の思いで(*^^)v
全編、自分が歩いてるような感じになるから不思議です。これもtrekker-kさんの写真と文才と思います。
最後は雨の下山だったんですね。
長い山行なので、雨もまた友也、ですね。
脚力、強し、凄し、うらやまし。
って変な文章。。。(笑)
とてもとても重いザックを背負って一週間山を歩き通すようには見えませんでしたよ!
写真の数だってすごい量でしょ?
それに長いレポ、私なら記憶をたどるのが大変になることでしょう^^;
鹿島槍から槍、いいなぁ、そんな風に計画立てて実行できるtrekkerさんがうらやましいです。
ちょっとだけ槍ヶ岳も見たかったですけどね。
自然には逆らえませんね。
私の場合行ける場所の対象はずーと狭くなり、計画倒ればかりです。
次のオフ会はアルプスでいかがでしょうか。私にも行ける安全な場所で。
山の写真、どれもきれいに撮っていられますね
私の次の長めの縦走は、来年の夏休みになってしまうので
やはり私も、今から来年はどこにしようか、
楽しく計画をスタートさせてます
(本当に気が早い…)
この日のお天気が違うとまた違った印象だったのかなぁと思いました。
ユリ・・すごく素敵です。
オニユリ!?クルマユリ!?
今回も写真が沢山でとてもワクワク楽しんで読ませて頂きました。