ジョン・オートバーグはリーダーシップジャーナルに書いている。
人の内面の変革には、トライだけではなく、訓練が必要である。霊的変革は長い航海のようである。神と私がこの船に乗っている。
ある人は良い人になろうとして、つまり霊的に成熟しようとして毎日頑張る。これは手漕ぎによって航海するようである。疲れ切って、上手くゆかないものだ。
他の人は、全てを投げ出して「神の恵み」に頼りきりにする。彼らは筏にいる漂流者のようである。彼らは何もしないで、神がしてくれることだけを待っている。
手漕ぎも漂流も、霊的変革においては効果的ではない。より良いイメージはヨットである。ヨットがよく動くのは風のおかげである。
私たちは風をコントロールできないが、良いセーラーならば風が吹いている場所を見分け、それに応じてセールを調節する。ヨハネ3章でイエスが聖霊を風に例えている。
人が聖霊と共に働くということは、人が風の方向を知ること、風を受ける為に帆をはること、風を分析するということである。霊的変革はこうしてもたらされるのである。
John Ortberg, "True (and False) Transformation," Leadership journal (Summer 2002), p. 104