地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

初めて三ツ坊主経由で傾山に登りました

2009年10月06日 12時57分13秒 | うろつきアーカイヴス
 強烈な台風18号が関西から東海地方を伺っている現況の元、明日未
明からまたまた車で東行きです。インテックス大阪での「関西機械要素技術展」
中日の8日(木曜)は台風のせいで客足大幅減となるのは必至かと思われます。
天候ばかりは如何ともし難く..。展示会初日と最終日にかけるしかない様です。


9月21日に登った富士山記事をまだモノしていない中、一昨日の傾山の分を先
にやっつけてしまいます。富士山については、またそのうちに。

今年のゴールデンウィーク後半に祖母山を尾平から黒金尾根をつたって登り、
天狗岩→祖母山→宮原→尾平と縦走した件
、既に記事にしております。その際、
同じ山群の東端に望まれた傾山の岩峰への登攀意欲、既に登った経験から、非
常にタフな山であることは承知の上ながらあらためて掻き立てられたものでした。

五家荘・椎葉荘境界の脊梁山系や本州の3000㍍超に気持ちを持っていきつつ
も九重と祖母の峰々に対する気持ち、ホームグラウンドへの愛着とでも言います
か、地元身びいきとでもいいますか、それらが綯い交ぜになった心象こそが我が
足をこれら山群に向けさせる原動力かも、などと特定の山に入れ込む気持ちにつ
いて言い訳をしても意味無しなわけで...

とりあえず、その手のことを考えつつ10月4日未明3時過ぎから車を走らせて傾山
の北側登山口である旧緒方町九折地区へ。古い鉱山の跡地で、車が入り込める
終点にトイレと小さな休憩所があり、中に登山届用紙などもありました。


(6時10分過ぎに歩き始めました。さっそく南東方向に三ツ坊主)


(歩き始めからすぐの地点に二股。今回のコースは左。水場or三ツ坊主経由
で山頂へ。ちなみに10年近く前は右にコースをとり、九折越から祖母傾縦走路
(大分宮崎県境)を東に歩き、後傾から本傾(山頂)に向かいました)

今回は前回と全く逆さまに、登山口→三ツ尾→水場コース→山頂→九折越→
登山口、と時計回りに歩く予定。


(歩き始めて30分ほどで観音滝です。水量は少ないですが落差70㍍。さすが
険しさ満点の傾山です。絶景)

(恐らくイチイだと思われる巨木。樹高40㍍はあった様な)

物見遊山的にカメラパシャパシャ言わせていると、後方から話し声が。追い抜
かれざまにお話してみると、延岡からの2人組でした。中のお一人コタケさんは北
海道網走支庁北見からの遠来単身赴任の登山歴1年。先生役の延岡在住ヤマ
モトさんとともに登っておいでだとのこと。一緒に登りませんか、とお誘いいただ
いたので同行させていただくことになりました。

珍しい取り合わせの即席パーティーで話しながら、本傾への尾根筋「三ツ尾」へ。


(ここは旧三重町大白谷から上がってくる「官行コース」が合流する地点です。
標高1200㍍弱。山頂までの標高差400㍍強)

さて、ここからの尾根筋歩きが傾登山の本番です。


(五葉松の間から、祖母山北東尾根続きの前障子岩(右)と大障子岩(左)。仲
良くして貰っている久留米山岳会のHさんに、九州本島で一番タフな山は傾山
でしょ?、と水を向けた処、言下に、いいや、大障子岩の方がキツイ、と申し渡
された山です。あそこにもそのうち出かけてみにゃなりません。遠景は阿蘇
高岳と根子岳)

登り始め時点では岩登りが少ない水場コースをとろうと思っていたのですが、
延岡からのお二人に、三ツ坊主経由の方が面白いので同行しましょう、とお誘い
受け、行ったことないルートへの本能的指向性が顔をもたげたりしたものですか
ら、全般タフな傾山の各ルートの中でも、特に岩登りがヘビーな三ツ坊主コース
へ向かうこととしました。ロープと梯子登りが岩場ごとに面白そうでしたし。


(登山路そばの岩の裂け目から数百㍍の落ちこみ)


(色調をやや強調しましたが、それなりに良さげに撮れたのではなかろうか、と
自己満足している「断崖に生える五葉松」。遠景の端正な山は祖母山)


(三ツ坊主の二つ目をクリアする際によじ登った大岩。これ自体は5㍍ほどの
高さしかありませんが、この岩の両側ともに100㍍以上削げた岩壁でして、足
場少ない中、ロープ頼りでビクつきつつ登攀)


(三ツ坊主の大岩群をすぎ、本傾頂上の直手前、北側に五葉塚という絶景の展望
岩があります。そこから本傾北壁とその南の宮崎県の山々)


(本傾の山頂部です。三方絶壁)


(紅葉見頃まであと2週間ぐらいかと思われました。紅葉盛りは見事な景色だ
ろうと思われます)


(五葉塚からそれほど置かずに傾山頂上です。登山口から6時間近くかかってし
まいました。ゆっくりのろのろ登っていたというのもありますが)


(山頂に立つ延岡からのお二人。左がヤマモトさん、右がコタケさん)


(山頂から北向き撮影。今しがた登ってきた三ツ坊主。きついルートです。
最遠景の霞んだ山並みは九重山系)


(山頂から西向き撮影。左側近景の尾根が祖母傾縦走路(センゲン尾根)。
中景、右から前障子岩・大障子岩・祖母山・障子岳・古祖母山。最遠景が阿蘇
五岳の高岳と根子岳。空気がもっと澄んでりゃ雲仙まで見えることもあるらしい。
ってか、雲仙の北隣、去年秋に登った多良岳から祖母山がたしかに見えてまし
たので、逆もあるはず)


(山頂から南向き撮影。近景、後傾。その先は、新百姓山・夏木山・五葉岳・
大崩山など宮崎県北部の山々)

1時間近く山頂で油売って、後傾→センゲン尾根→九折越→九折登山口と辿る
下山コースへ。


(山頂の南隣、後傾から本傾)


(後傾の急斜面を降りた後はこんな感じのセンゲン尾根。大変良い印象の小道)


(急斜面を降りてすぐ振り向き撮影。右の岩が後傾、左が山頂の本傾)


(このぐらいの距離からの撮影が一番ポピュラーに出回っていると思われます)


(無人山小屋・テントサイト広場ありの九折越から。だいぶ遠くなりました。
ここからは熊本の赤星さんとおっしゃる方とも同道となり、4名の即席混成
パーティーに)

九折越から北に向かって急降下する斜面、ロープや壊れかけた梯子など伝って
大変バリエーションに富んでおり、気を抜けません。


(1000㍍近く降りた後、梢の隙間から本傾と後傾。目一杯ズームアップ)


(ラスト近い地点には、カンカケ谷に落ちる芥神ノ滝。水量は朝見た観音滝より
多い。落差は3~40㍍ぐらい)


(登山口ほど近い地点にはこの看板。九州では既に絶滅しているとオフィシャル
には言われていますが、前回この山を登った時、後傾の取り付きあたりの樹木
に3本並行した爪痕があったのを見ていますし、宮崎県側に入った夏木山近辺
での目撃情報もありますし、数頭ではありましょうが、今だこの山系にはツキノ
ワグマが生息しているんじゃなかろーか、と思います)


車留めておいた九折登山口で即席パーティーは解散となりました。また、どこか
の山で同道した皆さんとお会いしたいもンです。



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● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
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   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
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