★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

親は不完全な存在なのに完璧を求められる息苦しい社会

2019年02月27日 | ★道をひらく
私には「親」になって思うところがある。




どうして、この日本という国は、「親」になったとたん、子育てに完璧を求められるのだろうか?

親は不完全な人間なのに。
子どもが産まれて初めて「親」になるのに、初心者マークなのに、陰に完璧を求められる。


それはとくに「母親」


どうして、みんなで助け合って育てていこうという気持ちが、国も、街も、地域にもないのか?

だから、子育てや教育に関するお金も人も、すごく少ない。
この国は、子どもを育てる気があるのだろうか。




児童虐待

無差別殺人





これらは、まったく違うものにみえて、同じ原因をはらんでいる気がする。

どちらも、人とのつながりを失った人たちがおこしてしまうことではないか?

本気で、自分のことを助けてくれたり、寄り添ってくれる人がいないという境遇の人ではないか?
と。

本当は助けて欲しいのに、助けてもらえない。
すごく寂しいのに、誰も寄り添ってもくれない。
母親だって、支えてもらいたいのに、支えてくれる人がいない。
あなたがダメだから、子どもがこうなるんだと責められる。
母親は最初から完璧じゃないのに。


自分が母親になって、すごく感じた。

親になることへの社会の重圧。
子育てに失敗すると、母親が異様に責められる。
父親は、仕事に取られ、まったく子育てに関われない。

母親が子育てに困っていても、地域の人、同じ学校の人が
「どういうしつけをしたら、ああいう子どもになるんだろう」
と白い目で見る。
後ろ指を指す。
仲間はずれにする。
自分には関係ないと見て見ぬふりをする。


子育てで、色々な相談するところはたいぶできたけれど、
ハッキリ言ってあまり頼りにはならない。
真剣に向き合って、最後まで寄り添ってくれるわけではないからだ。
場当たり的に、その時だけ話を聞いてくれるだけに感じる。
根本的な解決にはならない。

私はケンのことで、たくさんところに相談してきた。

スクールカウンセラー
いじめ・体罰サポートセンター
児童相談所
スクールサポートセンター
小学校の先生

こうして、相談できるだけいいのかもしれない。
でも、どこか、こころもとない。

どれも、どうも気を遣ってしまうのだ。
困っているのは私だけではない。
もっと大変な人がたくさんいるから、と。
特に身近な学校の先生は、なかなかいつも話を聞いてもらうわけにもいかない。
先生達が多忙なのがわかっているから、余計な仕事を増やしてしまうことをためらう。
スクールカウンセラーもなんだかイマイチだ。いつもいるわけではないから利用しづらい。
各校に養護の先生のように常駐してくれたらいいのに。

もっと身近で、すぐに相談できる場所や人がいたら。
何気ない会話ができたり、ここにくればちょっとホッとするという、地域の居場所があったら…。

そういう相談所であり、交流の場であり、
いざとなったら、学校や専門機関につなげてくれるような場所や人が地域にいたらどんなに心強いだろうか。
あそこにいけば、なんとかなる的な。

そういう組織を作れないだろうか。

人と人をつなげ、自然と助け合えるように促してくれる場所と人、そして、組織。
そういうものを作れないのだろうか。
そういうことを「仕事」にできないのだろうか。

本気でみんなでこの地域をよくしていこう!という組織や人、場所、仕事。

今こそ必要なのは、人と人の本物のつながり。
これまでの「自己責任」の時代は終わったと思う。

「自己責任」が生み出したもの。
それは、児童虐待、ドメスティックバイオレンス、無差別殺人、ニート、不登校ではないのかな?
みんな、人とのつながりがない。援助がない。

人は一人では生きていけない動物なのだ。
助け合って生きていくのが本当の姿だと思う。
何千年もそうしてきた。

私はそういう「繋ぐ」ことをできたらいいなって思う。

日本を、街を、地域を、人と人がつながって、助け合える、
温かいコミュニティにして、この国を変えていきたい。

誰も見捨てない社会、地域、学校。
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1 コメント

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Unknown (あい)
2019-08-12 18:54:50
公的な機関は役にたたないか、解決が遅い。
そもそも解決策がなく、疲れました。

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