★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

子どもの可能性をのばす☆子どもカフェ♪

2019年04月23日 | ★育児
15歳で焙煎士になった岩野響くん。
そして、私の息子、ケン。
どちらも発達障害。

そんな発達障害つながりで、ケンが岩野響くんのホライズンコーヒーをハンドドリップでいれたら面白いんじゃないか?という発想から始まった「子どもの可能性をのばす☆子どもカフェ♪」を4月4日に開催しました。



子どもカフェは、主に子どもたちにカフェの店員さんをやってもらうという趣旨です。
無理をさせず、できる範囲のことに挑戦してもらうスタンスでやりました。

ケンはコーヒーをハンドドリップをすると決めていました。
コウは店員さん。お客さんに注文票を書いてもらう作業に挑戦してもらいました。

ケンのように発達障害があると、とにかく普通のことができません。色々手間取ることばかり。だから、怒りたくなくても怒ってしまうことがたびたび。

察する能力もなく、マイペース。
自分のやりたいようにやるので、優先順位がつけられない。
読み書きが苦手で、黒板の板書や宿題の漢字練習、音読に手間取る。

という色々な難題と困難が日々ありました。

しかし、あるときコーヒーに興味をもったケン。
それならばと、初級ドリップセミナーを受講。
「子どもカフェ」という企画を実行してみようと、まちづくり市民グループに企画を持ち掛けて、開催することができました。

たくさんのお客さんが押し寄せて、驚きました。でも、とても嬉しい悲鳴でした。
ケンがハンドドリップでいれる岩野響くんのホライズンコーヒーの予約チケット9枚も、なんなく完売。ケンも予約時間の11:30、12:00、12:30と時間通りにドリップできました。その後も、飲みたかったと言ってくれた人のために、ドリップ2回で4杯のコーヒーを買っていただきました。ケンは、とても自信がついたようです。

そう。

私がやりたかったのは、この「自信をつけさせる」ことでした。

今日、お風呂に一緒に入った時に
「よくできたことと、もう少しこうすればよかったことはある?」
と聞いたら、
「うまくできたと思う。できなかったと思うことはなかった。」
と満足げに語っていました。

自閉症スペクトラム障害の人は、予測がつかないことが苦手です。なので、1杯1杯注文をもらってからハンドドリップするのではなく、時間予約制で、いつもの手順で入れてもらうというやり方で販売しました。そうすれば、落ち着いて、パニックを起こすこともなく、ハンドドリップできるだろうと考えたから予約チケット制にしましたが、うまくいきました。まさに、「合理的配慮」ですね。本人の特性に合わせた売り方をしたから、できたんだなと思います。

この「できた!」という経験は、ケンにとって、私にとっても何にもかえがたい宝物になりました。

コウも最初のうち、注文を取るのをがんばりました。しかし、あまりのお客さんの多さに大人があたふた。
お客さんがもう少しばらけてきてくれたら、指示もだせたのだけど、うまくいきませんでした。
まぁ、最初だから、うまくいかないこともあったけど、たくさんお客さんが来てくれたし、よしとしよう!

来てくれたお客様、ありがとうございました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする