京津線の再急勾配区間は上栄町~大谷間
国道一号線をアンダークロスして大谷側、念仏寺付近にある
以前は九条山付近に当時の信越線の横川~軽井沢間にあった旧国鉄最急勾配の碓氷峠と同じ66.7‰の急勾配があった京津線ですが、今は御陵~三条が京都市地下鉄に乗り入れるようになってこの勾配は無くなってしまいました。信越線の方も北陸新幹線が出来てこの区間は廃止されてしまい、どうも隘路になる急勾配区間は嫌われるようですね。
といっても現在も京津線には逢坂山の山越えがあり、上栄町と大谷の間、念仏寺の付近の100m程が大津線で最も急な61.0‰の勾配区間になっています。
石坂線の方は特にびわ湖浜大津以南は比較的平坦ですが、びわ湖浜大津以北は割と起伏があり、大津市役所前から近江神宮前、滋賀里から石坂線の最高標高の穴太、穴太から松ノ馬場、坂本間など、京津線ほどではないにせよ結構「坂を上って(下って)いる」感があります。石坂線の最急勾配区間は松ノ馬場駅から坂本方面に向かう100m程で、ここは40‰となっています。
松ノ馬場駅を出て坂本方面に向かう電車
駅横の踏切手前に40‰の勾配票がある