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雪景色を満喫、早春の函館・津軽旅行 その3

2024年03月11日 | 撮り鉄
弘前駅で出発を待つ7:28発黒石行 車両は旧東急7000系

弘南鉄道

4日目は弘前から弘南鉄道弘南線に乗って黒石に向かいます。
弘前は現在の青森県西部を治めていた弘前藩(津軽藩)の藩庁があった地ですが、この弘前藩には黒石藩という支藩があり、その陣屋があったのが黒石です。また現在の弘南鉄道には弘南線と大鰐線の2路線がありますが、弘前と黒石を結ぶ弘南線が「元祖」弘南鉄道で、大鰐線の方は1970年に弘南鉄道に事業譲渡されるまでは弘前電気鉄道という別の会社でした。
弘南線沿線には弘前東校前、柏農高校前、尾上高校前と3つも高校があり、朝の列車はさぞかし高校生で混雑しているかと思ったのですが、ちょうど入試時期にあたっていたようで、乗車した3月6日は殆ど高校生は乗車しておらず、全体的にも立ち客は殆どいないような状況でした。


朝の通勤時間帯のみ田舎館(いなかだて)で列車交換がある
オリンパスの事業所があるからか、この日は田舎館で大半の乗客が下車してしまった

黒石駅 左側のホームはかつて旧国鉄黒石線(黒石~川部)を引き継いだ時のものか
7000系運転席 古い車両だが種々の機器が追加されていて運転席周りは賑やか
7000系車内 中央部のシートには仕切りが追加されていた

最高時速50km/h弱で走ること約35分、電車は黒石に到着します。
黒石の駅から1㎞程の中町には「こみせ」という主屋の道路側に冬季通行の為の木製の庇が設けられている建物が残っており、いわゆる伝統的建造物保存地区に指定されています。少し時間もあったので見に行ってきました。

道路側に突き出しているのが「こみせ」 新潟などでは「雁木」とも呼ばれている
最盛期には4.8kmも「こみせ」が連なっていたという
松の湯交流館

帰路は尾上高校前で下車し、弘南線の写真撮影。流石に神様も津軽の冬の気候を変更するまでは面倒見られないということだと思いますが、この日は岩木山は姿を見せてくれませんでした。代わりに・・・という訳でもないですが、ちょうど白鳥が飛んできたのでシャッターを押しておきます。


いい感じの群れを成して飛ぶ白鳥
尾上高校前に進入する弘前行

弘前に戻り、次に大鰐線に乗車するためにJR奥羽本線で2駅、大鰐温泉に向かいます。

大鰐駅にはED22とラッセル車がパンタを上げて停車中だった
ED22は1926年(!)ボールドウィン・ウエスチングハウス製 近江鉄道に居たこともある

弘南鉄道の大鰐線は2度目で、前回は弘前城の桜を見るために「乗っただけ」だったのですが、今回は写真撮影のために石川駅で途中下車しました。本当はこの記事のように岩木山を背景にJRをオーバークロスする列車を撮りたかったのですが、前述のようにこの日は岩木山のご機嫌が悪かったので急遽スポットを変更、石川駅手前の平川橋梁での撮影に切り替えました。

石川駅舎 もちろん今は無人

中央弘前駅近くで撮影した土渕川に沿って走る列車

ところで、この日のホテルの部屋からも弘前駅を通る列車が良く見えました。まあ私の場合の神様のご加護もこの程度ってことですかね。日頃の行いのレベルを考えればまあ妥当なところかも。

弘前駅を出発する上り特急つがる、3両目あたりの奥には弘南鉄道の車両も見える
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