All Photos by Chishima,J.
(オオワシ(右)とオジロワシ・ともに成鳥 2007年12月 北海道中川郡幕別町)
(日本野鳥の会十勝支部ブログ2008年12月15日より加筆・転載)
昨年通水した十勝川の千代田新水路には、冬になるとサケの死骸を求めてオオワシやオジロワシが多数飛来します。2007年12月には、両種で100羽以上を数えた日もありました。その後新聞等で報道されるにつれ、多くの方が観察や撮影を目的に訪れるようになりましたが、残念なことに一部の方はワシに近付き過ぎる、大声で会話するなどしてワシを驚かせてしまい、ワシがそれ以前にくらべて水路内での食事に費やせる時間が少なくなったり、警戒心が強くなってしまうといった事態も生じました。
今年も12月初めころから10羽以上のワシがやって来ています。ワシの観察・撮影に来られる方は、以下のようなごく簡単なマナーを守って、千代田新水路がいつまでもワシにとってもヒトにとっても魅力的な場所であり続けられるよう、御協力をお願いいたします。
・車で訪れた場合は、なるべく車中から観察しましょう(鳥は人の形をしたものを非常に恐れます。逆に車内から観察していれば、思わぬほど近距離で観察できる場合があります)。
・ワシが首を上げてこちらを見る、群れの中の1羽が飛び立ったなど警戒の素振りを見せた時は、それ以上近付くのはやめましょう。
・車で道路をふさがないようお願いします(他の車や観察者の迷惑になります)。
殺到した観察者
2008年1月 北海道中川郡幕別町
(2008年12月15日 千嶋 淳)