Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

安平樹屋 驚異の内部空間

2006-05-28 | 廃墟巡礼
建物の周囲を巡るボードウォークを進み、階段を上がると、最初は屋根の高さより「樹屋」を眺めることができます。しかし屋根の大部分は既に失われ、ガジュマルの四方に伸びた枝に茂った葉がまるで屋根と化しています。階下に下り薄暗い建物の中を巡ると、植物の幹がまるで動物の触手のようにそこいらじゅうを這い回っています。








安平樹屋の歴史

2006-05-27 | 廃墟巡礼


安平樹屋は、もともと隣にある洋館、イギリス商社「徳記洋行」の倉庫として日本統治時代初期に建てられた建物でした。当時の輸出品、樟脳、砂糖などを貯蔵していたのでしょう。よくみると安平古堡(ゼーランジャ城)から流用された赤煉瓦も見つかります。日清戦争後に台湾が日本に割譲されてからは、日本政府が商品取引を独占したことから、外資商社が撤退を始め、最後まで台南に残った徳記洋行の建物と倉庫も、やがて「大日本鹽業(塩業)會社」の所有となりました。安順鹽田(塩田)で作られた塩が鹽水溪を運ばれ、この倉庫に貯蔵されていました。第二次大戦後、建物は「台湾製鹽総廠」の管理となりましたが、塩業が衰退したため放棄され半世紀以上の時間が経ちました。

その間にガジュマルの木が倉庫の建物に絡み、いつしか屋根を突き破り、植物と建物が一体化した「樹屋」という珍しい光景が現れました。2002年には、建物が芸術家のイベント・スペースとして使われるようになりましたが、イベントの終了後に再び放置されました。この地が「安平港国家歴史風景区」に指定されたことで、2004年に公開を目的に修復されボードウォークや階段が設けられました。

さあ、中に入ってみましょう

安平樹屋 (Anping Tree House)

2006-05-27 | 廃墟巡礼
台南・安平古堡の南城壁では、熱帯地方でしかお目にかかれないガジュマルの「驚異の生態」を見せつけられました。これを「驚異」と感じるかどうかは、感受性の個人差に因ると思いますが、安平古堡のすぐ近くで、今度は誰しもが「驚異」と感じざるをえない物凄いガジュマル物件に遭遇しました。どうやら最近になって公開されたもののようで、ガイドブックにも載っていないのですが、入場料を払ってでも、ここは見ましょう。必見です。

その名は「安平樹屋 (Anping Tree House)」。外観はこんな感じです↓


松葉杖をするガジュマル

2006-05-26 | Asia 「圓」な旅
安平古堡の敷地の中に、ガジュマルの老木が二本寄り添うように、多くの松葉杖に支えられて立っていました。



こうして遠目に眺めていると、どこか弱々しくさえ感じられます。城壁に取りつき一体化し、やがて内、外の両側から幹や根を張り巡らせ締め付けて壊してしまうような輩には、とても見えません。

松葉杖というと、日本でも枝垂桜の木などを支えるのに使ったりします(そういえば、井の頭公園にもあったっけ)が、↓の絵のように、サルバドール・ダリの拘っていたモチーフだったりもします。


Salvador Dali 「Soft Self-Portrait with Rasher of Grilled Bacon」(1941)
この絵、もうすぐ日本に来るそうです

安平古堡のガジュマル

2006-05-26 | Asia 「圓」な旅
前回、安平古堡の写真を載せましたが、展示館になっている城館(原荷蘭堡洋楼 古蹟紀念館)や展望台(原安平燈塔 瞭望台)の建つ現在の正方形の城塞部分は、日本統治時代に税関として造られたもので、17世紀にオランダが築いたものではありません。

ならば、オランダ征服時代の城塞部分がどこかにないかと探したところ、西へ張り出した敷地に壁となって残っていました。


奥の方に「西龍殿」の屋根が見えます。

城壁の上にはガジュマル(榕樹)と思われる植物が枝を伸ばし葉を茂らせています。ここ台南が北回帰線以南の熱帯地方であることを改めて思い出させてくれました。


これは鄭成功によって南城壁に開けられた門です。

ほんの三、四百年前に造られた壁には既に植物が一体化しており、アンコールワットを想起させます。このような自然に秘められた力を目の当たりにすると、人の営みとは斯くも脆くて儚いものかと感傷的になります。夏草や兵どもが夢の跡。

「安平豆花」を食べに行く

2006-05-25 | Asia 「圓」な旅
昨年、台湾旅行から帰国してから、東京で豆花の食べられるお店をいくつか回ってみましたが、いずれの豆花も台湾で食べたものとは程遠いものでした。そうなると、再び台湾に遠征して本場の豆花を味わってみたい!と「豆花願望」が日増しに大きくなり、どうせ行くなら、台北じゃなくて食都台南の、噂に聞く「安平豆花」を食べに行こうじゃないか!ということになりました。こうして豆花は今回の台南旅行の目的のひとつとなったわけです。

(決して「豆花」だけが旅行の目的ではありませんので。念のため)

台南駅からランニングシャツ姿の親爺の運転するタクシーに乗って、今回宿泊する「大億麗緻酒店」という成金趣味的な名前のホテルに到着した Tomotubby は、真っ先に安平へ向かうことにしました。「安平豆花」のお店の場所はホテルのスタッフに教えてもらいフリーマップに印をつけてもらいました。安平の名物には「蝦巻」というものがあり、美味しい「蝦巻」のお店の場所も教えて貰いました。

(決して「食べ歩き」だけが旅行の目的ではありませんので。念のため)

えー、安平は海岸に近く台南の外港にあたります。そのため内陸部にある台南の中心から少し離れており、いつもならバスに乗るところですが、時間を節約するために再びタクシーに乗ることにしました。安平の最大の見所としては、有名な「安平古堡」があります。ここはオランダ人が台南を占領していた時代(1624年~1662年)、「熱蘭遮城(ゼーランジャ城)」と呼ばれた城塞跡なのです。オランダ領だったインドネシアから遥々運ばれた煉瓦で造られています。


写真の煉瓦の城砦は日本統治時代に税関の長官宿舎として建てられたものですので。念のため

1661年に鄭成功が明軍を率いてオランダを台南から駆逐します。「熱蘭遮城」は「安平鎮城」と改名され、明が滅んだ後も「反清復明」を掲げた鄭成功の居城として使われました。鄭成功の子、鄭経の時代に清に降伏し、台湾が清の支配に置かれると、政治の中心が現在の台南市街に移り、安平城内は寂れる一方となりました。さらに1871年にはイギリス軍艦によって砲撃を受けて、火薬庫が爆発、城壁が崩れてしまいました。

【勝手に引用】 巨人はSHINJOの奇行を歓迎?それとも拒否?

2006-05-24 | Japan 日常生活の冒険
お立ち台での引退表明以降もお騒がせの日本ハム SHINJO 選手ですが、日本ハムを東京ドームに迎える巨人軍は、彼のパフォーマンス(奇行?)に対して、いったい歓迎なのか? 断固拒否なのか? いったいどっちなんでしょう? 2時間の間に方針が変わったのかな?

試合の結果はどうだったかというと、SHINJO 選手は巨人西村投手の変化球をレフトスタンドへ7号ソロホームランを打つなど「打席で」大活躍。結局、日本ハムが5対3で巨人を下しました。

=======================================
巨人“新庄パフォーマンス”歓迎 (スポーツニッポン)
 
パフォーマンスはウエルカム、打席では斬る!巨人は23日から東京ドームで日本ハム3連戦。注目は今季限りでの引退を表明している新庄のパフォーマンスが飛び出すかだが、4万人超の観衆が約束される舞台だけに可能性は大。巨人側はそんな“サプライズ”に興味津々だ。

「いろいろやって面白いねえ。どんな格好で出てくるか、楽しみにしてるよ」と近藤ヘッドコーチ。さまざまなパフォーマンスで物議を醸し続ける男は、こと打撃に関しては天敵だ。昨年の交流戦。対日本ハムは4勝2分だったが、新庄には打率.385、2本塁打、5打点と打ち込まれた。

迎え撃つのは若手投手陣。21歳にして先陣を任される西村は「パフォーマンス?いいんじゃないですか」。第2戦先発予定の内海は「乗せたら怖い。要注意」と警戒心を隠さない。3戦目先発のグローバーは「自分の時は打席でアイマスクを着けてほしいね」とちゃめっけたっぷりに話した。

一方で巨人の伝統は「紳士たれ」。近藤ヘッドも「うちだったら許されない」とし、原監督も「何て言っていいか…」と戸惑い気味。いわば対極に位置する者同士の戦い。その行方に注目だ。

≪新庄 再びサプライズ?≫
新庄が4月18日に今季限りでの引退を電撃表明した東京ドームに帰ってくる。阪神入団2年目、91年9月10日の巨人戦で代打でデビューしたのが同球場。「(日本ハムの以前の)ホーム球場だから、ここで打たないと」と引退発表の夜に2本塁打。昨季敵地での巨人戦は11打数5安打、1本塁打と打ちまくった。パの公式戦3試合が残っているため今回がラスト東京ドームではないが、再びのサプライズがひょっとしたらひょっとするかも?

5月23日6時3分更新

=======================================
巨人先手必勝!東京ドームでは新庄“奇行”ご遠慮願います (サンケイスポーツ)

巨人が新庄流に『NO!!』を突きつけた。22日、日本ハム3連戦(東京ドーム)を前に桃井恒和球団社長(59)は「巨人では絶対にやらせない」として日本ハム・新庄剛志外野手(34)のパフォーマンスを全面否定。もしもの場合はき然たる対応も辞さない構えだ。

球界の紳士には新庄流のファンサービスが理解できなかった。お立ち台での引退表明、襟付きユニホームでの試合出場、そして古巣の阪神戦での縦じまユニホーム着用。繰り返されるプリンスの“奇行”に巨人・桃井球団社長が首をかしげた。

「他球団のことはいえないが、巨人では絶対にやらせない。襟? アグリーメントに乗っ取ってやるしかない。何かあれば、きちんとした対応を取ります」

23日からの日本ハム3連戦。新庄にとっては東京ドームの巨人最終戦となる。全国放送を意識しド派手パフォーマンスを用意している可能性もあるが、伝統と規律を重んじる巨人側が事前にクギを刺した格好だ。

“断固封印”の姿勢はパフォーマンスの是非だけではない。目立ちたがり屋の新庄は乗せると怖い。昨季の巨人戦は打率.385、2本塁打、5打点と打たれまくった。

第2戦に先発予定の内海は「波に乗ると嫌なので、そのままの新庄さんでいてください」と訴え、第3戦が予定される新外国人のグローバーも「マスク姿の新庄をテレビで見たけど、ボクのときは(ボールが見えない)アイマスクをしてほしい」と冗談交じりとはいえ「できることなら新庄パフォーマンスに巻き込まれたくない」というのがG投の本音。

敵地でも観衆を味方につけてしまう新庄のパワーは要注意。勝利のためにパフォーマンスは封印しなければならない。

5月23日8時2分更新

便利店で買った「中華豆花」

2006-05-23 | Asia 「圓」な旅
台湾・高雄で宿泊したホテル近くの便利店(コンビニ)で見つけた「中華豆花(花生)」。あまり期待しないで買って帰ったのですが、生姜の香りがほどよく、意外にイケました。



日本へ持ち帰ったパッケージから調べてみたところ、恆義食品實業なるお豆腐の製造メーカーの商品で、豆花系列には他にも「中華豆花(水果)」「中華豆花(杏仁)」があるらしい。誰か輸入してくんないかな、これ。