Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

12/19日 現地で旅行計画

2003-12-31 | 海は広いな Oceania /Big Island, Hawaii
初日の12/18日は、時差のための睡眠不足で、夕食を摂らずに爆睡。Tomotubby@goo~goo~
翌19日もしっかり寝坊して、ホテルのガーデン・レストラン「オーキッド・コート」でブランチを頂きました。バイキングを薦められましたが、こういうのは日本人にとって多すぎるのが常ですので、私達はメニューからワッフルとタロイモのパンケーキを選びました。昨日工場を見学したばかりのコナ・コーヒーを食前にサーブしてもらい、良い香りを味わい、餌目当てにやってくる野鳥たちを眺めながら、これから3日間の予定をたてました。



Tomotubbyの案は:-
12/19日 午後:マウナ・ケア山で星空観察ツアー、できれば頂上で夕陽も見たい。夕食はツアーで出るお弁当?
12/20日 終日:ラバ(溶岩)・ウォーク・ツアー、できればハワイ島最大の街、ヒロにも行きたい。戻ってきてから、夕食は無料券を使って、ホテルのメイン・ダイニング「グリル」でタダメシ。
12/21日 終日:どこにもいかずホテル・ライフを満喫、できればスパも体験したい。夜にお隣のワイコロア・リゾートにあるキングス・ショップで買い物&夕食。
というものです。

しかし、思い通りにならないのも、旅行の常でありまして、食後に、おなじみコンシェルジュのJさんのところにツアーの予約の相談に行きましたが、Jさん曰く、当日の星空観察ツアーは前日に参加を締め切っているのでダメ、ラバ・ウォーク・ツアーもトロトロ溶岩が見られない時期なので催行していないとのことです。

Tomotubbyはいきなり目の前真っ暗です。しかし、こういうときこそ、ツアー旅行の特権、頼みの綱のツアー・デスクに電話をしました。担当のRさんに相談したところ、当日のマウナ・ケア山星空ツアーは空きがあり、頂上にも上ることができるとのことです。夕ご飯のお弁当の用意もなんとか間に合いました。それから明日のラバ・ウォーク・ツアーにも空きが見つかりました。Rさん、どうもありがとう。今回は、ツアー旅行にして正解でした。

12/18日 マウナ・ラニ・リゾート

2003-12-30 | 海は広いな Oceania /Big Island, Hawaii


コハラ・コースト有数のリゾート、マウナ・ラニ・リゾート。マウナ・ラニとは「天に届く山々」という意味で、5つの火山に囲まれた土地を、敬意を持って呼んだ名だそうです。
かつて、この地は「カラフイプアア」と呼ばれ、原住民が漁と農作を行って生活していました。19世紀になると、コハラ・コーストから、後にハワイを征服・統一するカメハメハ大王が現れます。カラフイプアアはまた、大王が散策を楽しんだ王家のリゾート地でもありました。
今日、マウナ・ラニ・リゾートの広大な敷地を歩くと、古代ハワイ人が岩に遺した夥しいペトログリフ、シェルターとなった洞窟、墓地、踏み石のある歩道、さらにはハワイ王家の養魚池と、溶岩の中にさまざまな遺跡が見つかります。



カラフイプアアを最初に開発したのは、1936年に、世界最大のパーカー牧場を始めたジョン・パーマー・パーカーから土地を買い取ったフランシス・ハイド・イイ・ブラウンでした。彼はこの地に「真のハワイ人」になれる聖域を作り「最後の酋長」と敬われました。
1972年に、ブラウンは、カラフイプアアの土地を、マウナ・ラニ・リゾートに売却し、マウナ・ラニと改名されます。
1990年には、リッツ・チェーンによる豪華リゾート・ホテルが完成。1996年、このホテルの経営が変わり、改装を経て、シェラトン・オーキッド・アット・マウナ・ラニに改名、その後、ザ・オーキッド・アット・マウナ・ラニを経て、現在はザ・フェアモント・オーキッド・ハワイとして、フェアモント・ホテル&リゾート傘下のホテルとなりました。

12/18日 パーシャル・オーシャン・ビュー??

2003-12-29 | 海は広いな Oceania /Big Island, Hawaii


さて今回4泊するホテル、フェアモント・オーキッドですが、ここに滞在するため、ハワイ島に来たといってもいいくらい、Tomotubbyにとっては重要なポイントです。リッツ・チェーンとして開業しただけあって、玄関は風格があります。花のあふれるヨーロッパ風のロビーに入ると、中庭の向こうに椰子の木と海が望め、いい感じです。あちこちに英国や中国のアンティーク家具が配され、蘭など熱帯植物がないと、ここがハワイであることすら忘れてしまいそうです。

予約した部屋のタイプは「パーシャル・オーシャン・ビュー」でしたが、ガイドブックには「いくつかのパーシャル・オーシャン・ビューの部屋は、海を想像して補う必要がある」という記述があり、これが真実なのか?果たして予約した部屋から海は見えるのか?たいへん気になっていました。そこでチェック・インの際に、「Can I see the ocean from my room?」と聞いてみたのですが、相手は口ごもり「日本語のできるコンシェルジュを呼んで来る」と言ってお茶を濁されました。暫くして、日焼けした女性Jさんが登場...

コンシェルジュJさんは、まず部屋番号が書かれたホルダーに入ったカード・キーといくつかのチケットを渡してくれました。それからチケットの説明に入り、4泊するとホテル内のレストランで一回無料で食事ができること、ホテル内のショップで10%の割引があること、部屋の冷蔵庫の中の飲み物が20ドル分無料になることなどを滔滔と述べられました。Tomotubbyは、パーシャル・オーシャン・ビューのことが気になっていたので「ところで、海は見えるんですよね?」と念押ししたところ、Jさんも口ごもり、少し待つように言われて、カード・キーと飲み物無料券を持ってどこかへ行ってしまいました。

暫くロビーで待っていると、Jさんが戻ってきて「仕方の無い客ね」と言いたげに「○○さんは、海が見える部屋を希望されていたから、部屋を変えてあげるね」とかのたまい、改めてカード・キーをくれました。ホルダーに書かれた部屋番号は全く変わっていたのでした。所謂、アップ・グレード!

ポーターに荷物を預け部屋に案内してもらいました。ホテルの建物は「コの字形」で海に西面しています。ロビーのある棟は「コ」←東で、海は西→「コ」の側にあります。北→「冂」と、「冂」←南の両方が客室棟になっており、それぞれノースタワー、サウスタワーと呼ばれています。客室番号は4桁で、最初の室番は「2134」で、替えてもらった室番は「1346」でした。Tomotubbyには、「冂」←サウスタワーの室番の千の位が「1」で、ノースタワー→「冂」の室番の千の桁が「2」であること、室番百の桁が階数であることはすぐわかりました。ロビー棟から客室棟に移ると、客室は廊下の両側にあり、室番を見ていると、下二桁の番号は海に近づくほど増えていき、奇数が北側で、偶数が南側であることも容易にわかりました。

予想通り「1346」の部屋は、サウスタワーの3階、北側の部屋でした。部屋の中からは海は見えないのですが、緑が鮮やかな中庭に面したラナイ(ベランダ)に出ると、椰子の木の間に水平線が望めます。ホテルの部屋からの眺めにこだわるTomotubbyにとっても充分に満足です。

ポーターにチップを渡して、ふとTomotubbyは考えました。ふつう、オーシャン・ビューとは、部屋から海が見えることで、パーシャル・オーシャン・ビューとは、部屋からは海が見えないがラナイに出ると海が見えることではないのか? しかし、どうやらここでは、パーシャル・オーシャン・ビューとは、部屋からもラナイからも海が見えない、所謂ガーデン・ビューのことで、オーシャン・ビューとは、ラナイに出ると海が見える、所謂パーシャル・オーシャン・ビューのことのようです。うーん。わけわからんぞ。オーキッド。(あとで知ったのですが、一般にオーシャン・ビューと呼ばれる部屋は、オーシャン・フロントと呼ばれていました。ガーデン・ビューと呼ばれる部屋もあるけど、いったい何が見えるんだろう??)

翌日、当初準備されていた「2134」の部屋を見に行ったのですが、予想通り、ノースタワーの1階、南側の部屋で、やはり海はまったく見えませんでした。それから忘れていたのですが、あの飲み物20ドル分無料券はいったいどうなったのでしょうか? まあ僅か20ドルで4泊分部屋をアップ・グレードしてもらえたのですから、ひとまず、Jさんには「感謝」です。

→ハワイ島は、ハワイ州最大の島で、州の名前と区別するため Big Island と呼ばれていますが、蘭が咲き誇る島でもあるため、別名 Orchid Island とも呼ばれているそうです。

12/18日 オーシャン・ビュー・インのロコモコ弁当 (カイルア・コナ)

2003-12-27 | 海は広いな Oceania /Big Island, Hawaii
ハワイのローカル・フードの代表選手「ロコモコ」とは、ライスの上にハンバーグをのせ、さらにその上に半熟の目玉焼きをのせ、肉汁と小麦粉で作ったグレービーソースをぶっかけたものです。ヒロの街の日系人の店、カフェ100 が元祖らしいです。

Tomotubby は、カイルア湾に面した海の見える2階店舗のドライブ・イン、「オーシャン・ビュー・イン」で(店のおねえさんは10分でできると言ってたけど)15分くらい待ってテイク・アウトしました。食べてみると見た目よりずっとあっさり味でした。

B級グルメだとばかり思ってたら、フェアモント・オーキッドのルーム・サービスのメニューにものっていました。



オーシャン・ビュー・イン:75-5683 Alii Dr. Kailua Kona, HI 96740-1601(隣がシブ・カフェ)
カフェ100 :969 Kilauea Ave. Hilo, HI 96720-4216

12/18日 マカデミア・ナッツ (ホルアロア UCCコーヒー園)

2003-12-26 | 海は広いな Oceania /Big Island, Hawaii
マカデミア・ナッツは、ヤマモガシ科の常緑樹です。ナッツの実は球形で、濃緑色の外殻に包まれており、その内側の茶色の非常に硬い内核があり、その中の核心の部分が食用となります。
マカデミア・ナッツは、1850年代にオーストラリアのクイーンズランド州ブリスベーン近くで発見されました。当時ブリスベーンの植物園の園長であったフォン・ミラー卿が、この実を食用として初めて注目した友人ジョン・マッカダム博士の名に因んで命名しました。
その後、1881年に移民の手によってハワイ島に移植されますが、当初は装飾用として栽培されました。1920年代になり、ようやく食用としての商業的価値が認められ、コナのケアウホウ地区に農園が設立されます。ハワイ大学においても、ナッツの苗木から複数の質の違う実ができることが発見されました。その後22年間、品質改良の努力が続けられ、選ばれた優秀品種がハワイ島の農家に配られ、栽培が盛んになりました。
やがてその名は「ハワイの名産品」として世界中に知られるようになります。


マカデミア・ナッツ

マカデミア・ナッツの栽培には、種を植えてから1~2年の苗木に良品種の接ぎ木を行い、さらに2年間苗木園で育成した後、初めて農園に移植されます。その後、木は育ち、5~7年で実をつけ始め、15年ほどで成木になります。
ハワイ島では南西海岸沿いにナッツの大農園があります。収穫は、ネットを敷いた上で木の幹を機械で揺すり実を落とす方法が採られています。
なお、マカデミア・ナッツは、原産国オーストラリアや南アフリカ、ケニアなど他の国々でも栽培が活発で、今日では、オーストラリアが生産量でハワイを上回り、世界一となっています。今や日本に輸入されるマカデミア・ナッツの大半はオーストラリア産で、ハワイ産のものは少なくなっています。


マカデミア・ナッツ

12/18日 コナコーヒーの実と花 (ホルアロア UCCコーヒー園)

2003-12-25 | 海は広いな Oceania /Big Island, Hawaii
コナコーヒーの原種は「アラビカ種ティピカ亜種」で、一般的に 「アラビカ ティピカ コナ」又は「ハワイ コナ」と呼ばれ、最高級グルメコーヒーとして評価されています。
1825年、ハワイ国王カメハメハ2世、カママル女王、オアフ総督ボキ酋長ら一行はロンドンを訪れコーヒーを初めて味わいました。しかしカメハメハ2世と女王はロンドンで麻疹にかかり客死します。ボキ酋長は二人の遺体とともに帰国途上、リオデジャネイロに寄港し、コーヒーの木を入手して、ハワイに持ち帰りました。ボキ酋長は、オアフ島マノア・バレーの農園にそのコーヒーの木を植えさせましたが、結実しませんでした。
1828年に、サミュエル・ルグレス牧師が、このコーヒーの木をハワイ島コナに持ち帰り、観賞用として庭に植えたところ、気候が適していたためか瞬く間に成長、この結果、この地でコーヒー栽培が大流行することになりました。
その後、コナコーヒーを世界有数のコーヒーに育てあげたのは、ひとえに器用な日系移民の努力の賜物といえるでしょう。


コナコーヒーの実


コーヒー農園の集まる「コーヒー・ベルト」とは、マウナ・ロア山やフアラライ山の裾野、海抜300m~800mの斜面を南北に走るママロホア・ハイウェイに沿ったエリアです。
コーヒーはクチナシ種アカネ科の植物で、春になると香りのよい白い花を咲かせます。別名「コナの雪」と呼ばれ、白い花は僅か3日で散ってしまいます。花は次々に開花して、夏になると緑色の実をつけます。緑の実は、徐々に赤くなります。開花の時期が違うため、チェリーと呼ばれる赤い実は、すべてが一度に熟さず、赤い実だけを何度も手で摘み取らなければなりません。コーヒーの収穫は8月に始まりますが、低地では12月までに収穫を終えますが、高地の農家では3月まで収穫が続きます。
UCCコーヒー園の人によると、一本のコーヒーの木から取れるチェリーは平均2.7kg。カップ一杯分のコーヒーに必要なチェリーは75g。よって、一本からコーヒー僅か36杯分しか採れないそうです。


コナコーヒーの花

おみやげ屋に行くか否かは多数決で決めたい (エジプト・アスワン)

2003-12-24 | Africa Afrique
Tomotubbyはハワイ旅行中アガサ・クリスティの「ナイルに死す」を読んでいました。前回オプショナル・ツアーで寄るおみやげ屋のことを話題にしましたが、エジプトのアスワンに行ったとき、参加した現地ツアーのことを思い出したので、話は逸れますが報告します。

そのツアーはアスワンからルクソールまでナイル川を下るクルーズの「おまけ」で、イシス神殿やアスワンハイダムをバスで廻るものだったのですが、日本人の参加者は私達だけで、他は欧米人ばかりでした。

まず驚いたのは、ツアー・コンダクターが「これから、おみやげ屋に行くのですが、皆さんが行きたくないなら止めて、観光に行きますが、どうですか?」と言い出したこと。さらに驚いたのは、大多数のツアー客の答が「ノー」で、満場一致で「おみやげ屋」行きが否決されてしまったことでした。

このあたり、「ノー」といえない日本人とは大分流儀が違うようで、やはり欧米人って白黒はっきりしているな。と思いました。

12/18日 コナで途中下車

2003-12-24 | 海は広いな Oceania /Big Island, Hawaii
ハワイ島への旅は久しぶりのパック旅行。昔は馬鹿にしていたけれど、人里離れたリゾートに滞在する旅行の場合は、送迎つきで、あとはフリーというパック旅行の利用価値は大きいと思います。ホテルと空港の間の足が保証されているだけでなく、食事や買物の際の特典があったり、ツアーデスクに電話を架ければコンシェルジュの役割まで果たしてくれます。

今回は成田からの直行便で午前中にコナ空港へ到着。しかし目指すホテル、フェアモント・オーキッドの部屋が使えるのは午後3時くらいなので、空港発のオプショナル・ツアーに参加することにしました。バスに乗って、UCCのコーヒー農園と同アウトレット・ファクトリーを見学、その後、ハワイ島第二の街、カイルア・コナに立ち寄って、ホテルに向かうものです。オプショナル・ツアー参加者の殆どは、ヒルトン・ワイコロア・ビレッジの宿泊客で、オーキッドまで行くのは私達だけでした。ツアー・コンダクターによると、ヒルトンは日本人だらけで、まるで「温泉旅館」にいるみたいとのことでした(←いわゆる悪口です)。

カイルア・コナではおみやげ屋に寄るだけらしく自由時間がないので、我儘を言って途中下車させてもらい、1時間程度でフリヘエ宮殿とハワイ最古の教会、モクアイ・カウア教会を見学することにしました。短い時間でしたが、今回の旅で唯一街歩きを味わえるチャンスだったので、我儘を聞いてもらえたことは、とってもラッキーでした。食事を摂る時間は無かったので、カイルア湾に面したオーシャン・ビュー・インでハワイ名物の「ロコモコ」弁当をテイク・アウト。キング・カメハメハ コナ・ビーチ・ホテルの前で再びツアーに合流して、バスの中で「ロコモコ」を初体験しました。うーん。これぞハワイ・ローカルの味!

しかし、オプショナル・ツアーって、どうして街の観光よりおみやげ屋を優先するのでしょうか? ツアー会社は、おみやげ屋からのキック・バックをもらうからいいのでしょうけど、旅行者はみんながみんなおみやげを買いたいとは限らないぞ。特に着いてすぐには。

体内時計では夜中の2時

2003-12-23 | 海は広いな Oceania /Big Island, Hawaii
ただいまハワイ島から帰ってきました。
コハラ・コーストのホテルを発ったのが現地の朝7時半で、コナ空港からホノルル空港経由で成田空港に着くのに15時間を要し、家に辿り着いたら夜の8時半。体内時計では、既に夜中の1時半。今日はバタン・キュー。報告は明日以降にします。

キラウエア火山、沈黙。

2003-12-17 | 海は広いな Oceania /Big Island, Hawaii
インターネットでハワイ島に関するサイトを見ていると、どうやら現在のキラウエア火山の活動はあまり活発とはいえず、夜、漆黒の闇を赤い蛇となって垂れ流れる溶岩を見ることは難しいようです。
いつもなら粘度の低い溶岩の流れは、火口とは別にバイパスを作り、そこから海に向けて、体に浮き出た血管を流れる血液のように、地表近くのラバ・チューブを流れていきます。ところがどうやら火口近くで管の中に澱が詰まり、溶岩が堰止められているようです。
また、いつもなら溶岩の流れ落ちる海岸では、水蒸気が立ち上るさまが見られる筈ですが、こちらも期待できないようで残念です。

ということで、Tomotubby は明日から暫く旅に出ます。