Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

SACRAビルとTINTINショップ (京都市中京区三条通)

2003-11-29 | Japan 非日常生活 遠征篇
京都で泊まった宿の周辺は、創業何百年の柊屋旅館や俵屋旅館など伝統的な日本旅館もある純和風の町並みでしたが、そこからも近い三条通(河原町通りと烏丸通りの間)には、和風の建物と並んで、レトロな洋館が残されていて、楽しく散策できました。
中京郵便局や京都文化博物館別館(元・日本銀行京都支店)など煉瓦造りの洋館は、明治時代の建物だと思いますが、Tomotubbyはこれらより新しいSACRAビルという鉄筋の洋館が気に入りました。

天井の高い3階建ての建築なのですが、幅の狭い三条通からファサードを仰ぎ見ると、聳え立つがごとく、随分高さがあるように見えます。調べたところ、SACRAビルは元の不動貯蓄銀行の京都三条支店で大正時代の建築のようですが、現在は雑居ビルとしてリニューアルされて、いろいろ面白そうなお店が入っています。
エレベ-タ-はなくて、1階の奥には、急な大理石の階段が伸びていますが、左側に折れ曲がったところから階段は木にかわり、なんだかとても懐かしい雰囲気になります。

2階のホールは広く、三方にあるお店には夫々木の扉があり、どこか古い学校のような佇まいです。その中には、ベルギーの漫画のキャラクターTINTIN(→フランス語読みして「タンタン」。決してローマ字読みすること勿れ。Tomotubbyの友達で「TINTINのTシャツ、かわいい」とローマ字読みして顰蹙を買った女がいます)のショップがありました。
随分昔、東京の渋谷区神宮前の文化屋雑貨店のあたりにTINTINショップがあり、大きな赤いロケットの模型が飾ってあったのを覚えています。誰かの誕生日プレゼントにここでTINTINのフィギュアを買ったのですが、いつしかお店はなくなってしまい寂しい思いをしていました。数年前にブリュッセルに行ったとき、文房具屋で久しぶりにTINTINグッズを見つけて、Tomotubbyは狂喜しました(そのとき、お土産に買って帰ったTINTINのキーホルダーを母はずっと使ってくれています)が、今回も、旅先でTINTINショップを見つけ、随分お店に長居してしまいました。帰り際に貰った葉書を見ると東京でも代官山のヒルサイドテラスにお店があるようで、今度行って見ようと思っています。

あと3階には、Idolaというアンティークもののビーズとボタンの小さなお店があり、1階にはスリランカ紅茶の MlesnA TeA House があり、どちらも繁盛していました。

SACRAビル:中京区三条通富小路西入ル中之町20 
TINTIN.JAPANのホームページ:http://www.tintin.co.jp/
福音館書店のホームページ
タンタンの冒険旅行シリーズ:
http://www.fukuinkan.co.jp/searchresult.jsp?ser_id=23search_flg=ser
ジョージ・ルーカス監督談~映画製作発表記者会見で~
「インディ・ジョーンズはタンタンの冒険物語をコンセプトにしている」
MlesnA TeA Houseのホームページ(360°Panorama Movieがあるよ):http://homepage.mac.com/mlesna_kyoto/shop/2.html

【紅葉の京都 お薦めスポット】

2003-11-27 | Japan 非日常生活 遠征篇
(BBSで京都のお薦めスポットについてご質問を頂きましたので)Tomotubbyのここ何年かの秋の京都散策コースを振り返ってみます。

1998年 洛東定番コース
南禅寺~永観堂~若王子神社~哲学の道~法然院~(湯豆腐)....清水寺(ライトアップ)~高台寺(ライトアップ)
紅葉の名所が集中していて人気が高いので、どこもかしこも人・人・人。洛東は洛西に比べて日が長いし、ライトアップのスポットも多いので、秋の京都が初めての方は外せません。Tomotubbyは高台寺のライトアップは人工的過ぎてあまり好きでないです。

1999年 洛南東福寺集中コース
東福寺~(湯葉料理)....
「東福寺」は関西圏の人が多そうだけど、一度は行きたい名所です。通天橋の上からの眺めは素晴らしいの一語に尽きます。人が多いのも仕方がないかな。

2000年 洛西嵯峨野コース
嵐山~野宮神社~常寂光寺~二尊院~(豆腐料理)
散紅葉の名所「常寂光寺」はお気に入り。最近人気があるそうです。この日は出発が遅くて祇王寺まで辿り着けなかったのでした(ちょっと後悔)。

2001年 洛南醍醐寺集中コース
醍醐寺~知恩院(ライトアップ)
「醍醐寺」は桜で有名ですけど紅葉もいいですよ。京都の中心部に比べて人は少なく、敷地も広くて穴場ですね。この年は、JR東海のCMでとり上げられていました。関東では、このCMの影響力が大きくて、Tomotubbyもこれを見るとすぐ「そうだ 京都、行こう。」モードに切り替わってしまいます。

2002年 洛北一乗寺コース
(平安神宮近くに宿泊)~真如堂...赤山禅院~蔓殊院~詩仙堂~圓光寺(ライトアップ)
真如堂はこの年、JR東海のCMでとり上げられていたためか、人が多かったです。「赤山禅院」は人が少なくて穴場です。「詩仙堂」の日暮れ時の紅葉は凄く綺麗でした。

2003年 洛北鷹峯コース
(御池通り近くに宿泊)~三条通り~北王路~源光庵~光悦寺~円成寺~常照寺~(松野醤油)~しょうざん
6度目にして、とうとう雨に降られてしまいました。詳細は Travel Diary 【ケータイ実況日記】をご覧ください。

次回は、鞍馬、大原、高雄にはぜひ行ってみたいです。

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From enaniine@goo To tomotubby@goo
at 2003 11/26 12:29
京都のおすすめは?
去年は僕も、大原三千院で抹茶をすすりましたが、ともさんのお薦めはどこですか。

源光庵の窓と天井(京都市北区鷹峯)

2003-11-25 | Japan 非日常生活 遠征篇
今回の京都観光での一番の収穫は源光庵。
お隣の光悦寺の紅葉は盛り過ぎだったのですが、ここの紅葉は盛りで綺麗でした。

源光庵といえば、JR東海のCM「そうだ 京都、行こう。」(My Favorite Thingsのメロディが大好き)でも有名な「迷いの窓」と「悟りの窓」。どちらも本堂(1694年創建)にある方形と円形の窓です。窓の向こうには、すばらしい紅葉の景色が見え、畳に正座して窓を眺めていると、景色はまるで額縁の中に収まった一幅の絵のように見えるのです。「迷いの窓」は人間の生涯を象徴して、四辺で「生老病死」「四苦八苦」を表すそうです。「迷いの窓」の左にある円い「悟りの窓」は大宇宙、「禅と円通」の心を表すそうです。望むらくは、窓に対峙して、もの思いに耽ってみたかったのですが...詮無きことですね...ツアー客が代わる代わるフラッシュ撮影をしてくれるし、窓の前で記念撮影までしてくれるし。



それから本堂の天井は「血天井」と呼ばれています。私は事前知識がなく見落としてしまい、後で気がついて、再訪までして確かめたのですが、確かに血を刷いたような色合いをしています。これは、伏見桃山城の遺物を運び込んで天井にしたものです。説明書きによると、徳川家康の家臣、鳥居彦右衛門元忠の一党1800人が、石田光成軍と交戦し武運拙く討死にして、残された380人が自刃して果てたときの血の跡とのことです。「迷いの窓」のある部屋の天井に、残された足跡がくっきりと見え、ぞぞぞーっとしてしまいました。
実は源光庵は、2004年10月から2年間に亘り改修工事が行われるため、ここでは2006年まで紅葉が見れません。興味のある方は今年の紅葉をお見逃しなく。

【ケータイ実況日記】 11/23~24日 京都・鷹峯

2003-11-24 | Japan 非日常生活 遠征篇
のぞみは京都へ
at 2003 11/23 22:25
ただ今、のぞみの中、京都に向かって移動中。5年前から毎年この季節に紅葉を観に行きます。ああ日本人に生まれてほんとによかった。つくづく思います。

京都の宿(京都市中京区)
at 2003 11/24 10:05
昨夜は、日本人に生まれて本当によかったなんて書いたけど、ちょっと後悔。泊まった旅館がぼろいんです。旅の窓口で唯一残っていた宿で一泊朝ご飯つきで壱万円だからしかたないんだけど....チェックアウトは10時だし、朝ご飯は8時までだし、お風呂は0時でボイラがとまるし、しくしく。
昨夜は夜中に旅館近くをうろついていたら、黒い塀に囲まれた柊屋旅館を発見。高級そう。黒い塀の低い場所に小さい赤い鳥居が並んでいたけど、犬の立ち小便禁止ってことかな?
それから珍遊というラーメン屋さんがあり、町屋のお座敷で豪華なラーメンを頂きました。

今年は鷹峯へ(京都市北区)
at 2003 11/24 13:12
今日の京都は寒いし、曇りで今にも雨が降りそう。しからば遠出は控えて、近場の紅葉情報をチェック。光悦寺が盛り過ぎ、源光庵が盛り、「しょうざん」が盛りということで北1バスに乗って一路鷹峯へ向かっています。道が狭くなってきてもうすぐ鷹峯源光庵前に到着。

京都は雨(京都市北区)
at 2003 11/24 16:49
京都・鷹峯は三時頃から雨が降り出しています。源光庵~光悦寺~円成寺~常照寺と観光して、これから金閣寺に向かおうというところで、雨足が強くなったので、「しょうざん」という芸術村+結婚式場のようなところの中華レストランで食事を摂っています。窓からは遠くに山々、近くにプールやチャペルが見えて、奇妙な風景です。

王菲 (Faye Wong) 「将愛 (It's my style) 」

2003-11-23 | Asia 「圓」な旅
王菲は、Cinepoly 時代のファンなので、EMIからの「世界を意識し(すぎ)た」5タイトル~「王菲」「唱遊」「只愛陌生人」「寓言」「王菲」(何故か最初と終わりに自分の名前をつけている)は、買ってましたけど、なんか違うな?って感じで聞いてました。(ウソコイ主題歌の「Separate Ways」は好きでしたけど)

本作「将愛」は Sony Music に移籍第一作ですが、少し Cinepoly 時代に戻ったみたいで、聞くのにしんどくないのはいいです。演奏も豪華で楽しめます。「将愛」は中国語のタイトル。ちなみに某国の将軍様を称える歌「General 愛」(「Giants 愛」というのもあったよね)ではありません。(香港では既にミリオン・セラー達成らしく、アジアの歌姫は健在です。今回は香港盤を買ったのですが、おまけのVCDをDVDにしたものも作って欲しいです)

Tomotubby が王菲を知ったのは、中国を電車で旅行していたときです。電車では、日本では聞いたことがない中国歌謡が、のべつ幕無しがんがんかかってて、その中に「容易受傷的女人」がヘビー・ローテーションでかかってました。あれ?これって中島みゆきの曲じゃん?でも上手い!ということで...

中国人民の皆様は日本人の作った曲だとは知らないようでした。中国だけでなく、バンコクやホーチミンの街中でも「容易受傷的女人」を耳にしました。さすが中華世界の懐は深い。「容易受傷的女人」のセールスは「ルージュ」を超えているはずで、今やこの曲は「容易受傷的女人」に他ならないのかもしれません。

王菲は、他にも Cranberries や Cocteau Twins のカバー曲を歌ってますが、いずれも本家より聞かせてくれます。本作でも最後の曲が Sophie Zelmani だけど、またしても...なのです。

「知足楽」で「足部薬液按摩」 (広東省珠海市)

2003-11-22 | Asia 「圓」な旅
「圓明新園」で執拗に迫り来る服務員たちからの客引き猛アタックを避け、建物の裏に回った我々は椅子の並ぶ休憩所のような場所を見つけました。そこにはパジャマのような中国服を着た、ほっぺの赤い「田舎娘」風の服務員たちがカウンターの中で暇そうにわれわれを待ち構えていました。ただ彼女たちは、客引きに積極的でもないように見えました。それは彼女たちが今まさに昼ご飯のお弁当を食べようとしていたからなのでした。

カウンターには「御醫精選」という体に良さそうなおやつのメニューが貼ってあったので、「紅豆沙緑豆沙」と「亀苓膏」(ともに5元)を頼んで、椅子に座って頂きました。紅豆沙緑豆沙は温かくて美味しかったです。亀苓膏は香港でよく目にする亀ゼリーのことで、できあいのものを売っているだけでした。

私は、今度は壁に「足部薬液按摩」なる字を見つけ、さっきの彼女たちのお弁当のサイズがやけに大きかったことに合点がいきました。いかにも腕力がありそうなのです。私は早速筆談で「多少銭?」と聞いたところ、「10元15分鍾、30元30分鍾、68元60分鍾」という答で、迷わず10元15分鍾を選びました(時間が長くなると単価が上がるのはどうして?)。こういうのは、施術者によってかなり痛い場合があり、私も辛い経験があるので、30分、60分は怖くて選べませんでした。

「足部薬液按摩」は、字の通り、桶に入れた茶色い漢方薬のような薬液に足を漬けたままにして座り、まずは肩や背中をマッサージ、次に足から足裏をマッサージというもので、気持ちよく、極楽気分が味わえました。延長しないかと迫られましたが、「私は按摩のためにここに来たのではな~い」ので断り、目的の十二支の噴水を目指すことにしたのでした。

あとで知ったのですが、この「足部薬液按摩」の店は、珠海でも有名な宮廷式足底按摩の「知足楽健康中心」でした。予約もできるし、シャトル・サービス(専車接送)もあるそうです。

つづく

圓明新園にようやく到着 (広東省珠海市)

2003-11-21 | Asia 「圓」な旅
「拱北関口」近くのホテル (あいにく話題の粤海酒店ではなく) 金葉酒店でタクシーを呼んでもらい乗りました。広い道に少ない車。珠海は典型的な新興都市です。10分程度で「圓明新園」に到着。あまり期待してはいなかったのですが、入口から故宮のような黄色い屋根瓦がかなり立派でお金がかかっていそうです。黄色は皇帝専用カラーです。余談ですが、私は昔、桂林の友誼商店(国営の土産物屋)で、明の皇帝が使っていたものだといわれて、黄色い茶碗を買いました。裏側に「大明成化年製」とあるので、お宝鑑定団で言ってたように、おそらくは偽物でしょうが、薄い肉の表面には龍の形が線で彫られていて、灯にかざすと線彫に沿ってその下に龍の形が浮かび上がりまして、結構気に入ってるのでした。

入場時に折り畳み式の案内地図を貰ったので、よく見ると、圓明新園は、入口、宮殿、福海と呼ばれる大きな湖(池?)、再び宮殿、そして後ろの大石林山まで、対称形に広がっています。福海の周りには、チベット風の建物や、字が書かれた大きな岩など、中国各地の名所が再現されているようです。左手には、プールがあるようで、背の高いウォータースライダーが見えます。これは景観に調和しておらず、目障りな存在です。後ろの山の頂上には、万里の長城が延びています。また麓から頂上へはロープウェイみたいな乗り物が繋がっています。ということで園内はかなり広そうです。中国の観光地には、しょぼ~いテーマパーク(テーマパークと呼ぶのもおこがましいもの、いつか紹介しますね)がよくありますが、ここはそういうのと違って随分お金がかかっています。この時点で、とても全部は回りきれないな。と悟りました。

中へ入ると、「いきなり」故宮の太和殿を模した建物(正大光明殿)があり、驚きました。本場の北京では、天安門、午門、太和門を経て、さんざん歩いた末、足棒で辿り着いたのに対して、「入口からいきなりドーン」ですから、有難味がないというか、イメージが違いすぎるのです。私には、周りの雰囲気が頤和園の入口にある宮殿に似ているように感じました。確かあそこにも鶴と亀が飾られていました。

しばらく眺めていると、団体客がいないせいか、園内が空いているのが気になりだしました。服務員の方々も暇そうにしています。宮殿の中には、本場の北京でも良く見られる、皇帝、皇后の衣装を着て写真を撮ってもらえる店や、筆で絵を描いて売っている店などがありました。服務員より客が少ないので、どこの店からも客引きの猛アタックを浴び、正直疲れました。

絵を描いている人に貰った名刺を見ると、名前がなんと「愛新覚羅・匡純」で、小さく「清皇室嫡親」とあります。し、しかし、アイシンギョロ(アイシンは「金」を、ギョロは「名門」を意味するとのことです)の姓を持つ清王朝の末裔が、北京から何千kmと離れた南の最果ての地に建てられた故宮に模したイミテーションで、観光客相手に絵を描いて売っているとは... あの世で乾隆皇帝や西太后が知ったらいったいどう思うでしょうね。

つづく

翠園酒家 JADE GARDEN

2003-11-17 | Asia 「圓」な旅
香港マキシムグループの東京直営店(東京都港区新橋4-1-8 TEL:03-3431-6701 平日土曜11:30~14:00、17:00 ~ 21:00、日曜祭日11:30 ~ 21:00)に行きました。この店は土日祭日、香港のようなワゴンサービスがあります。ワゴンに乗った蒸篭やケースの中のデザートから好きなものを選ぶのですが、どれも美味しいので、一通り頂いていると、あらびっくり。凄く豪勢なランチとなりました。まあ、この雰囲気とこの味が味わえるなら許せます。

2003年、久しぶりに香港に行き、飲茶をしようと、最新の「JTBワールドガイド」の地図を見ながら、尖沙咀の重慶大厦の裏の方にあるはずの「翠園酒家」(尖沙咀加拿芬道25-31號)を探しましたが、見つからず、涙を呑んで少し離れた「翠亨邨」(←ここも美味しかったけど)に行きました。帰国後、お店はフェリーターミナルに近い 星光行(Star House) 4楼に移ったのが判りました。「JTBワールドガイド」直しておいてね!

悔しい思いをしたので、澳門に行ってから、リスボアホテル(葡京酒店)の近くにある「翠園酒家」(澳門羅保博士街35-39號)に行きました。店にはお爺さんが集まり、飲茶をしながら新聞を読んでいました。この店の裏には、大きな字で「一流品」と書かれたネオン看板があり、笑えます。

Palazzo Reale (Caserta) 「STARWARS Episode I」

2003-11-15 | 映画・ロケ地訪問


監督:
ジョージ・ルーカス

物語:
遠い昔、遥か銀河の彼方で...14歳のアミダラ女王(ポートマン)が統治する惑星ナブーは、シスの暗黒卿ダース・シディアスの陰謀により、通商連合による侵略の危機にさらされていた。アミダラ女王は、ナブーの水中生物グンガン人、調停にナブーに向かったジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンとその弟子オビ=ワン・ケノービ(マクレガー)、そして後にダース・ベイダーとなる、惑星タトゥイーンの少年アナキン・スカイウォーカー(ロイド)らとともに戦いを挑む。アミダラ(阿弥陀羅?)女王の住むシード宮殿がここ。

出演:
ユアン・マクレガー ナタリー・ポートマン ジェイク・ロイド

コメント:
イタリア・カンパーニャ州カゼルタ市にあるPalazzo Realeは、18世紀に南イタリアを治めたナポリのブルボン家、カルロス7世により、建てられた巨大な王宮で、フランスのベルサイユに対抗して作られています。設計は、建築家で舞台美術も手がけたルイージ・ヴァンヴィテッリ。
ナポリ中央駅から電車で1時間足らずでカゼルタ駅に着きますが、駅からすぐの場所にこの巨大な宮殿があります。
通商連合がアミダラたちを連行するシーンで宮殿の中央にある豪華な大階段が使われている他、この階段を上がったところのホールなどがシード宮殿として用いられています。

王宮の裏側には広大な庭園が広がっています。宮殿からはまっすぐに道がのび、その距離はなんと3kmに及びます。途中には、まず両側に林が、さらに進むといくつかの滝や噴水があり、変化があるため飽きませんが、往復だけで1時間以上かかります。さらに突き当りの左側には散策するのに楽しいイギリス庭園がありますので、宮殿も庭園も全部見たいなら、まる一日かかると考えたほうがいいです。

途中にイルカの滝(Cascata dei Delfini)というのがあるのですが、ここのイルカの像は「海豚」の字の如しで、ディズニーのキャラクターのように漫画チックです。Tomotubby はこれを見て、オーランドにある巨大ホテル、ウォルト・ディズニー・ワールド・ドルフィンの建物の上に鯱のように載っていた巨大なイルカを思い出しました。

Bradbury Buildingその2 「かわいい女」

2003-11-09 | 映画・ロケ地訪問
監督:
ポール・ボガード

ストーリー:
探偵フィリップ・マーロウ(ジェームス・ガーナー)の事務所のあるビル。映画では中国人ギャングのウォン(ブルース・リー)が事務所をめちゃめちゃに破壊。

出演:
ジェームス・ガーナー ゲイル・ハニカット ブルース・リー

コメント:
Bradbury Building は、古くから多くの映画の舞台となっています。
「かわいい女」(1969年)は、レイモンド・チャンドラー原作(創元推理文庫刊)の探偵フィリップ・マーロウ・シリーズの一作ですが、この映画でガーナー扮するマーロウが事務所を構えていたのがこのビルでした。

余談ですが「かわいい女」にはブルース・リーがチョイ役で登場しています。この映画の脚本家スターリング・シリファントと主演のガーナーは、リーの截拳道(ジークンドー)の弟子で、リーの映画界進出の手助けをしたようです。

リーの扮する中国人ウィンスロウ・ウォンは、まず事件を調査中のマーロウの事務所に現れ、彼を買収しようとしますが断られます。ここからがリーの見せ場です。例の怪鳥のような奇声をあげ、カンフーで部屋の中の壁、本箱、椅子、コート掛け、天井のランプ、テーブル、ドアを次々と壊していきます。そして、彼はポケットから取り出したサングラスをかけ颯爽と去っていきます。
ここまでは許せるのですが、次の登場シーンはブルース・リーにしては、たいへん情けないものでした。
事件の黒幕を探るマーロウをウォンがカンフーで襲うのですが、飛び蹴りを放った際にマーロウに身をかわされビルから転落してしまうのでした。

Bradbury Building はLA市の史跡指定建築物ですが、今でも法律事務所などお堅い系の事務所が多く入居しています。映画でも事務所として使われることが多いようです。
「ウルフ」(1995年)では、狼男になる主人公ウィル・ランダル(ジャック・ニコルソン)が編集長として働いていた出版社がここの中にありました。