【Pet 登場】 Peter Blake 「SIDE-SHOW」

Sir Peter Blake の初期の版画作品に「SIDE-SHOW」というのがある。
「SIDE-SHOW」すなわち「Freaks Show」と同義で「見世物小屋」という意味であるが、どうやら Tomotubby が正月早々とり上げていた「世界オドロキ人間ＧＰ2006」というＴＶ番組に近いような気がした。それで手元の「SIDE-SHOW」の画像を出すことを条件に Peter Blake を紹介させてもらうことにした。ただ「SIDE-SHOW」に描かれている人たちは、唇や首や足など身体を加工した結果このような姿になったのではなく、(刺青やデブは別として) 多くは不運にも先天的にこのような姿に生まれついたわけで、生計を立てるために「SIDE-SHOW」に出演していたのであろう。どこか後ろめたさがつきまとう。













改めて Blake の版画を見ると、三番目の刺青男は、単に刺青をしているだけでなく、下半身が無く上半身だけを台の上に載せているようにも見える。有名な乙武さんのような人なのかもしれない。
Pet は最近、曽我ひとみさんの生涯を描いたドラマをＴＶで見たが、ひとみさんが日本に帰国後、小泉首相が訪朝して、残されたジェイキンスさんに日本に来るよう説得するシーンがあった。その際、小泉さんが御土産として乙武さんの「五体不満足」という本を渡していたのが気になった。小泉さんはどのようなメッセージをこめてその本を渡したのか、そのメッセージはジェンキンス父娘に伝わったのかどうか、気になるところであった。