Erró のチャイニーズ・ペインティングにはニューヨークを舞台にしたものもあります。紅衛兵(の予備軍?)たちが摩天楼を見物している左の絵なんかも可愛くていいですね。背景にはこの街の象徴だったエンパイア・ステート・ビルが聳えていますが、その向こうには、WTCのツインタワーはまだ見えません。Erró がチャイニーズ・ペインティングを始めた頃、1972~73年にちょうどWTCが完成しているのです。
一方、Vincent Trasov がバンクーバー市長選に Mr.ピーナッツ に扮して出馬したのが1974年、その前に彼は市長選の前に遊説キャンペーンに(何故か)ニューヨークを訪れています。恐らく「自由の女神」を観るためにフェリーに乗ったのでしょう。マンハッタンを背景に写した写真が残されています。これを見ると、WTCのツインタワーはまだ完成しておらず、てっぺんの部分が建設中であることが判ります。
帽子を取ると「バスケットケース」の怪物みたいで、ちとキモいな。
二枚目の写真は The Morris/Trasov Archive にあった写真ですが、何故か裏焼きされていたので反転させて載せてみました。
下の写真は、NYに行った際に撮ったものです。ツインタワーがなくなったことで、ありきたりなスカイラインになってしまい少し寂しかったです。ということで、遅々として進まないNY旅行記はリバティ島に立つ「自由の女神」に向かうことになります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます