Tomotubby’s Travel Blog

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大韓航空機内誌で見つけたマーク・ロスコ

2006-08-18 | 好韓嫌韓・厭鮮
大韓航空の欧州便に乗ったとき、機内誌にマーク・ロスコのあの絵が載っているのを発見しました。


No.9(1948)
(左上のほうの絵です)

この愛すべき抽象表現主義の画家は、川村記念美術館がニューヨークのレストランの壁画として描かれた連作を購入してロスコ・ルームとして常設展示を行い一躍ロスコ・ファンの「聖地」となったことから、日本においてもファンが増えつつあります。ロスコの作品はややもすると「精神性」のようなものと結びつけて語られる傾向があるせいか、実際、ファンの中には鼻持ちならない輩も多いんですが。他にもテート・モダンのロスコ展示室や、行ったことはないのですが、行って来た人に聞くと口を揃えて「凄い凄い」と言い、いったい何が凄いのか未だに判らないというヒューストンのロスコ・チャペルなんかが、画家の作品に囲まれて至福の時を過ごすことのできる「聖地」ということです。ただこれらの場所に共通して言えることは、暗褐色、暗灰色など暗めの色を基調とした落ち着いた絵が多いことで、確かにロスコ芸術の行き着いた先がこれらなのかもしれませんが、これらだけを見てロスコを好きになったという人とはあんまり仲良くしたくないな。という気がします。

ロスコというと、タンギーやマッタなんかとも似たシュールリアリズム期の絵、そして何といっても暖色溢れる一連の彩色絵画なのではないか。と思うのです。そうなると質・量ともにワシントンDCのナショナル・ギャラリーコレクションは外せません。

No.9」もここにある一枚なのです。
機内誌には、ナショナル・ギャラリーの所蔵作品を中心に、(こともあろうに)ソウルで大規模な「マーク・ロスコ展」が行われていることが述べられていたのでした。

行かねばならない。
ということで一念発起、行ってきました。


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