雨は霧雨。遠景は靄がかかったように霞んでいて、アスファルトを引いた民家の黒い屋根の中で、原色の寺廟の屋根がひときわ目立ち、どこか幻想的です。屋根にアスファルトを引いているのは、やはり九分に雨が多いせいでしょうか。基隆一帯は、台湾でも一番雨の多い土地だと聞きます。
クリックすると九重町の屋上にズーム
九分の高台、崙頂路からの眺めは、九重町の屋上や、昨日の展望台や「阿妹茶酒館」からの眺めとはまた趣が違います。斜面を隈なく覆い尽くす家々の屋根は、重厚な「マッス」という感じで、海と雲海の中に浮かび、基隆山が隣りあった島のように見えます。聖明宮の周りは、鉱山経営者や富豪、街の権力者が棲みついた場所だそうです。この眺めは九分の街一番なのかもしれません。
あ。遠くに我が宿「九重町」のルーフトップ・テラスが見えました。
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