Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

ジェリ・ムサ・ジャワラのコンサート、どうだった?

2006-02-13 | Africa Afrique
このブログでも取り上げましたコラ奏者ジェリ・ムサ・ジャワラ(Djeli Moussa Diawara)のコンサートに行ってきました。「モリ・カンテの弟が日本に来るらしい」などと紹介してしまいましたが、その超絶演奏テクニックを目の当たりにして、こういう表現は失礼だったかな。と反省してます。

会場の王子ホールはいつもクラシックのコンサートが行われている場所のせいか、客層は年配の方が多く(何故か詩人の谷川俊太郎氏がおられました)、演奏中もお行儀よく静まりかえっていて、音ひとつ出そうものなら睨まれそうな雰囲気が漂っていました。第一部のナンバーは伝統音楽だったからまぁ目をつむっても、第二部のナンバーはジャズやブルースやポップのアレンジで、ゲストの女性ヴォーカル、ニャマ・カンテ(モリ・カンテの姪らしく、ジェリ・ムサ・ジャワラの姪にもなるのでしょう。この方、日本人と結婚されて日本在住)が歌や踊りで盛り上げているのに、こんなにノリが悪いと、ジェリ・ムサ・ジャワラもさぞやりにくいだろうな。と思いました。コンサート終了後に、後ろの方の席で「あなた、音を立ててうるさい。あやまりなさい」と、えらい剣幕で怒鳴っている女性がいたりして、ちとシラケました。

今回は「シリーズ World Chamber Music 音の世界遺産」の一回目で「世界各地の伝統芸術音楽のなかで、古典(クラシック)と呼ぶに相応しい音楽を選んで提供する」というふれこみで、「西アフリカ、マンディング族の純粋な伝統音楽からはじまり」というのはいいのですが、「アラブ音楽やフラメンコ、ジャズ、ブルースのテイストを混ぜた曲、またジェリ・ムサ・ジャワラのオリジナル曲まで多彩な曲を披露します」と、ワールド・ミュージック、エスノ・ポップの展開を期待させたあたり、どっちもつかずになったんじゃないかな。と思いました。シリーズ二回目に呼ばれるミュージシャンとその音楽によって、王子ホールの取組の真価が問われるんじゃないかと思います。

コラの演奏については、前回もいろいろ書きましたが、コンサートで判ったことなど次回に追加します。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めまして! (rubicone)
2006-02-14 13:37:06
TBありがとうございました。

Tomotubby さんの1月の記事も拝見させていただきました。とても詳しくて興味深かったです。

私は全く何の予備知識もなく聴きに出かけたのですが、コラの奏法、その音色には感激しました。



コメントを投稿