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題名に釣られて買ってみたホラー・コミック(祥伝社文庫)です。高橋氏の原作を吉田氏が絵にしたわけですが、両氏ともほぼ同世代で盛岡出身。どこか寺山修二の世界を髣髴とさせるのもそのあたりにあるのかもしれません。
題名の「ばく食え」とは、悪夢を見た際に「獏食え、ばくくえ」と唱えることで、「獏」が現れ悪夢を食べてくれて夢から逃れることができるという呪文です。「獏」の文字は、いい夢が見れるようにと、宝船の帆にも書かれていますが、その姿は、鼻は象、目は犀、尾は牛、足は虎、体は熊という架空の動物で、本のカバーにも描かれています。物語によると、藤原鎌足が、日本で最初に夢を食べる獏の毛皮を手に入れたそうですが、実はその毛皮は麝香猫のものだったということです。
しかし、「ばく食え」という物語に出てくる「獏」は、もっと禍々しい動物でした。人間が睡眠時に見る悪夢を食べるのではなく、「獏」=「覇喰」の意で「覇気を喰らう」、つまり人間の抱いてる野望や憧れの全てを食らう動物なのでした。江戸時代に、伊達正宗が徳川幕府の転覆を図ろうとしているという情報をキャッチした幕府側が、「獏」を操る「獏使い」に命じて彼の野望を挫いたという設定です。その「獏」の力があまりにも危険なため、漆の箱に長く閉じ込めていたのですが、誤って泥棒が箱を開けてしまうのでした。
題名の「ばく食え」とは、悪夢を見た際に「獏食え、ばくくえ」と唱えることで、「獏」が現れ悪夢を食べてくれて夢から逃れることができるという呪文です。「獏」の文字は、いい夢が見れるようにと、宝船の帆にも書かれていますが、その姿は、鼻は象、目は犀、尾は牛、足は虎、体は熊という架空の動物で、本のカバーにも描かれています。物語によると、藤原鎌足が、日本で最初に夢を食べる獏の毛皮を手に入れたそうですが、実はその毛皮は麝香猫のものだったということです。
しかし、「ばく食え」という物語に出てくる「獏」は、もっと禍々しい動物でした。人間が睡眠時に見る悪夢を食べるのではなく、「獏」=「覇喰」の意で「覇気を喰らう」、つまり人間の抱いてる野望や憧れの全てを食らう動物なのでした。江戸時代に、伊達正宗が徳川幕府の転覆を図ろうとしているという情報をキャッチした幕府側が、「獏」を操る「獏使い」に命じて彼の野望を挫いたという設定です。その「獏」の力があまりにも危険なため、漆の箱に長く閉じ込めていたのですが、誤って泥棒が箱を開けてしまうのでした。
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