Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

モアイ大使の謎

2007-09-16 | 海は広いな Oceania /Big Island, Hawaii
1970年、日本万国博チリ館前に展示されていた「顔だけモアイ」は、チリ政府によって作られた「レプリカ」だったという説があります。この説によると、万国博終了後、チリに帰国したとばかり思っていたモアイ大使は、その後も人知れず治外法権下のチリ在日大使館に駐留し続け、1985年に念願叶って日本永住権を得たのだそうです。モアイ大使の終の棲み家にはチリの都市ラ・セレナの姉妹都市である奈良県天理市が選ばれ、今も市役所敷地内で「大きな顔」をして暮らしているそうです。

万国博展示が「レプリカ」だったというのは俄かに信じられませんが、もしこれが本当だとすれば、万国博にやってきた「顔だけモアイ」は、「Easter Island, Earth Island」所載写真の世界を旅した「顔だけモアイ」、つまり Tomotubby がアフ・トンガリキ近くで見た修復されたモアイとも全くの別物。ということになります。

1982年には、日比谷シティと万博跡地のエキスポランド(風神雷神で事故った例の遊園地)で開催された「謎のイースター島巨石像展」に展示されるため、本物のモアイがはるばる来日したと記録されています。探してみると日比谷シティのウェブサイトに今も左のような写真が載せられています。手前に立つモアイは、外観からしてどうやらアフ・トンガリキ近くで見たもののようです。日本のクレーンメーカーがアフ・トンガリキのモアイ15体を修復するのは1990年代になってからですから、82年来日モアイは、当初から壊れていなかったのか、壊れていたとしても日本の力を借りずに独自に修復されていたということになります。


さらに問題を複雑にしているのが奥のほうに見える「顔だけモアイ」の存在です。右のような岡本太郎とのツーショットまでが残されています。あくまで Tomotubby の予想ですが、こちらの「顔だけモアイ」が実はレプリカで、日比谷と万博跡地のエキスポランドで展示された後、チリ在日大使館で保管され、3年後に天理に寄贈されたのではないか。と思います。どこかで1970年万博での展示と1982年エキスポランドでの展示が混同されてしまったのではないかと...

次回は、丸ビルでの展示が終わった後レプリカ・モアイがどうなったかについて


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