ちちてつ

秩父鉄道は略して秩鉄、「ちちてつ」と呼ぶらしい。西武秩父駅で降りると、駅前に止まっているタクシーのルーフに平仮名で「ちちてつ」と書かれたサインが載っていて、これがとっても下品に感じられた。「ちかてつ」と一字違いなのに印象は大違いである。もちろん「ちちてつ」の四文字の中に婦女子特有器官の二つが含まれているからに違いない。で、このタクシー会社の職員は、果たしてこの略称を対外的に使っているのだろうか。電話口で「もしもし、ちちてつでございます」と言うよう強要されてはいないと思うが。「もちもち、ちちてつでございまつ」と言ってしまいそう。車内アナウンスでも「今日も、ちちてつを御利用頂きありがとうございます」とか「ちちてつは只今大変混雑しており(あり得ないと思うが)、皆様にはご迷惑をおかけしています」とか、とっても卑猥に聞こえてしまう。|(-_-)|

そんな変なことを感じてしまうのは自分だけかと思ってずっと心に秘めていたが、それとなく他の女子にも聞いてみたら「アレなんとかならないの？」「あの略称だけは口にできない」という同志が何名もいることが判明して内心ホッとした。中には「秩父」というオリジナルの地名を変更すべきだという過激な意見まで存在した。ラグビーが好き？な「秩父宮」という宮様や、なぎら健壱の歌で有名な「若秩父」という関取がいたくらいだから、いくらなんでも難しいと思うが。

あと川崎の「尻手(しって)」がイヤという意見があったが、これはたぶん字面が「尻毛」に見えるからだろう。京葉線だったかにある「越中島」がイヤという女子もいたが、これは彼女が「褌」を連想しているだけだろう。変なやつである。