自由連想

様々な情報を自由にあまり考え込まずにしゃべっている状態。脳をリラックスさせ、ストレスを解消する。

【再掲】火災保険

2017-03-18 | セレクション

3月は引っ越しシーズン。不動産屋で物件を見たり、契約をしたりと大変です。その契約事項の中に出てくる火災保険。なんかよくわからないけど必要みたいだから払っている人も多いのではないでしょうか。そうした人のために、どうして入るのかを知るために残しておきたいと思いました。生命保険を解説する本は数多くあれど、火災保険を扱う本は数少ない。だからこそ、残す意味があるのでしょう。

<再掲>
先日、上層階の給水管から水漏れし、我が家のベットに被害(布に染み)が出た。老朽化による水漏れが原因で、上の階の人に責任はなく、大家さんの責任ということだった。管理会社と話をすると、大家さんの保険では建物への補償はあるけど家財への補償はないので、ご自身の保険で対応してほしいと言われた。

被害者なのに自分の保険で対応なのか。そう憤(いきどお)る人もいるだろう。私自身も一瞬そう思えたけど、あくまで保険区分の話で言えば、自分で加入している家財保険ということになる。そのため保険会社に連絡し、請求の手続きをすることにした。ちなみに火災保険は自動車保険と違い、請求しても保険料は上がらない。

だが、あくまで保険区分の話である。大家さんの保険が補償の対象になっているかどうかと、今回の責任者は誰かという話は別であり、責任があるのは大家さんである。私に保険会社が支払った場合、保険会社は責任者である大家さんにその分を請求できる(代位権)ということだけの話である。そう管理会社には釘(くぎ)を刺した。

この話の続きは長くなるので別の機会にして、今回はそもそも火災保険って何かについて語りたい。一人暮らしで部屋を借りると必ずといっていいほど火災保険への加入を求められる。そして大概(たいがい)不動産会社で示される2年保険に加入してしまう。

賃貸の場合、部屋を出て行く時には、当然のことながら大家さんに部屋を明け渡すことになる。だが、例えば火災を起こしてしまった場合、正常な状態で大家さんに返すことが出来なくなる。大家さんに損害賠償をすることになるのだが、それが払えないと大家さんは困ってしまう。こうした不安を解消するための保険が借家賠償責任保険なのである。

ポイントはこの借家賠償責任保険は単独で加入出来ないので、特約という形で付けること。特約は付随(ふずい)するものであって、本体は何になるかというと火災保険となる。この火災保険には対象となるものが建物と家財になるのだが、賃貸の場合、建物は大家さんの物なので家財を対象とする。賃貸の火災保険といえば、家財保険を指すというわけである。

この保険は不動産会社で加入しなければならないものではない。自分で加入して証書の写しを提出することも出来る。一般的に家財への保険額が高すぎるため、自分で入った方が節約になる。だが手間がかかることもあり、言われるままの人が多いのが実情である。

家財への保険はいくらが適切か。保険会社によってはじき出す金額に驚くほど差がある。時価ではなく新価(再調達価額)が一般的になっていることも考えれば、保険金額は家財をどのくらい持っているかではなく、どのくらいの補償が要(い)るかで決めれば十分なのだろう。参考までに、我が家は家財300万としている。よっぽど高級家具をたくさん持っている人以外、賃貸の場合は、これくらいで十分だと思う。

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サプリレモン広告

2017-03-04 | 私論

電車の中にある広告で目に留まったものがある。

「ストレス世代においしい味方。」

キリンの新商品飲料のサプリレモンの広告である。非常によくできた広告で、わかりやすい。ストレス時代だと何か他人事のように感じてしまうが、ストレス世代と言われると現代人のほとんど、多くの人を自分事(私)として捉(とら)えてもらうことができる。上手な表現である。

また後半部分も「おいしい味覚」に近い表現で、「味方」としているのも憎(にく)い。健康をサポートしますという機能を表現するだけでなく、4文字+3文字同士を「に」でくっつけているため音象(おんしょう)もいい。優れたキャッチフレーズであると私は思う。

「テアニン」とは何かと思えば、「一時的なストレスを軽減する」。「クエン酸」とは何かと思えば、「日常生活や運動後の疲労を軽減する」と必要な説明もある。伝えたいことに無駄がなく、発信のお手本である。

まだ飲んだことはないのだけれど、試しに飲んでみたいと思った。手に取ってもらえるように多くの人に働きかける。広告の本来的な意味であるし、シンプルイズベストに集約したことに感心した。

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