東武東上線「中間車両のみの脱線」で深まる謎 台車に亀裂、枕木に残る傷が発見されたが…
私も利用している東武東上線で脱線事故が起きました。運転見合わせが長く続き、池袋駅等で大きな影響が出ましたが、大きな事故に繋（つな）がらなかったのは不幸中の幸（さいわ）いでした。
翌日には始発から電車が動き、当日こそ多少の混雑で私自身も影響を受けましたが、報道の割には影響が少なかったようにも思えました。昼過ぎで事故発生時刻が早かったから良かったけど、夕刻だったら始発にも影響が出ただろうなと思います。
脱線の原因は未だはっきりしないようですが、今回の事故を受けて改めて思ったのは、車両の連結部分は危険であることです。盛り上がっている連結床を避けるように移動する乗客の姿が報道されていました。
小さい頃は連結部分で遊んでいると、危ないから止めろと親に怒られたものでした。何もない時には問題ないかもしれないけど、今回のように万が一が起こった時には危険な場所である。そんな認識を持っておく必要があるのかなと思いました。
高速走行をしていたら、連結部分自体が外れていたかもしれない。混雑している車両で連結部分にいる人を見かけることもあるが、大変危険な行為であることを認識しておきたい。
昨日は高校の友人と飲み会があったのだが、その時にも日経電子版が伝えた消費税再び延期の話が話題となった。友人の一人は延期は当然で、増税はすべきではない。支出削減と経済成長で税収を増やしていくべきであると主張した。税率を上げても、実は税収増に繋（つな）がらないのではないか。そんな視点である。
突飛な発想で、なかなか面白い。常識とされる説では、消費量がやや落ち込んでもそれを補うだけのパイがあるため、税収増に繋がる。ただ収入は確かに増えるかもしれないが、政府による支出も増えるわけで、どれだけネットでの税収増になるのかをよく比較検討すべきであると思う。それでも国の莫大な借金を返すためには、増税やむなし。ほとんどのエコノミストが先送りすべきでないと主張する。
今回、4月に熊本地震が起き、大きな被害をもたらした。今なお地震が続く状況や円高進行による経済停滞を考えれば、延期を肯定する条件は整ってしまっているのかと思う。増税とともに導入される軽率減税のあり方を検討しているが、実務面で間に合うのかというと難しい。混乱に拍車（はくしゃ）をかけることは目に見えていることを考えると、増税延期はありなのかなと私は思う。
問題は有期延期なのか、無期限延期なのか。借金の大半は国内向けなのでギリシャとは事情が違うという主張などもあるけど、借金を増やし続けるわけにもいかない。でも２年延期では次の総理へバトンタッチ。悩ましい状況なだけに、これに関しては、五分五分といったところだろうか。
まだ正式に決まったわけでもなく、ややフライング気味に扱っている。果たしてどうなるのか。サミット終了後には結論が出ているのだろう。
