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『国家の品格』 藤原正彦

2006年12月06日 | 新書教養
■■■ 国家の品格が今年のベストセラーに決定し、あのハリーポッター以上だったのですね。3位は『東京タワー(リリーフランキー)』だそうです。本記事はかなり以前にUPしたものですが、記念に再掲します ■■■



自民党の安倍幹事長が今国会で、教育基本法を改正するという発言をしました。新聞報道によると、公明党と話が付いたとかで。愛国心の表現をどうするのか、ジェンダーフリーや男女共同参画をどう扱うのでしょう。エリート教育については?

昨日“報道2001”に藤原氏と中曽根元総理が出演し、竹村健一氏と一緒に教育について語っていました。本書は藤原氏のこれまでの主張を、よりわかりやすく、中学生でも理解できる程度に書き換えて、繰り返したに過ぎないと思うのですが、ベストセラーになりました。

テレビでも、“日本に1万人の殺人犯がいても国は滅びないが、1万人のエリートがいないと国は滅びる”“エリートとは歴史、文化、文学など一見役立たないような知識を一杯持ち、総合的な判断ができる人、なおかつ国家・国民のために命を投げ出す覚悟がある人”というような主旨の発言をしていました。

本書でも、アメリカは世界中から優秀な人材が集まるから、国民の学力が低くてもそれらのエリートが国を支えてくれるが、日本は日本人の学力が低下してしまうと、ストレートに国力の低下を招くという指摘にはなるほどと思いました。その方法として小学校から英語を学ぶなどというのは本末転倒で“日本語である国語”を徹底して学ぶべきだという主張です。

他にもインドの数学者や市場競争、武士道などの話題が含まれます。日本人ならごく当たり前だと思われる主張をしているのですが、その当たり前のことすら指導者があまり口にしないから、これほど売れるのでしょうか?


本書も良いのですが、本当は、『古風堂々数学者』の方をぜひお読みいただきたいのです。感動しました。

国家の品格

新潮社

詳細



古風堂々数学者

講談社

詳細



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11 コメント

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Unknown (狼魔人)
2006-03-13 13:23:07
TB有難う御座います。



藤原さんの説には本当に目からウロコが取れました。
ウロコ (VIVA)
2006-03-13 13:54:12
本当に指摘がとても新しく感じます。



もっともっと藤原氏の本を読みたくなりました。

狼魔人さんもまたご紹介くださいね。
初めまして。 (悪代官)
2006-03-13 15:45:18
今日は。この度はTB有難うございます。

仰せ通り、我が国の指導者が当たり前の事を

言わないので売れに売れている事がよく分かりました。

読んで頷くばかりの秀逸の作であります。
T (VIVA)
2006-03-13 18:17:39
悪代官さま、



コメントありがとうございます。それにしてもきれいなブログですね。

ぜひそちらの方でも、本書のご感想、お書き下さい。拝見させていただきます。
Unknown (bridge2006)
2006-03-14 10:33:35
はじめまして。TBありがとうございました。



VIVAさんがおっしゃるとおり、私もこの本は「日本人ならごく当たり前と思われる主張」をしていると思いました。

エリート指導者でいいのでしょうか? (ふくろうの城)
2006-03-14 12:55:55
TBをありがとうございます。

「国家の品格」は、なかなかおもしろい本でしたが、同意できる点もあれば、「なんだかな~」と思う部分もありました。

エリート指導者論などは旧聞に属する俗論と切り捨てたいところです。
エリート (VIVA)
2006-03-14 14:13:15
ふくろうの城さん、コメントをいただき恐縮です。



実際にはどういう制度でエリート養成を目指すのでしょうかね?



今の政治リーダーが、日本のエリートとすれば、ほとんどすべて、2世、3世議員ですね。



官僚がエリートだとすれば、イメージとしては国ではなく、出世や保身ばかりという印象が強いです。



今よりマシになりますかね。
藤原氏の本 (ぜん)
2006-03-14 15:42:51
藤原正彦氏の言説は学ぶところが多く、注目している人の一人です。

こちらの他、いくつかTBさせていただきます。
トラバありがとうございます (D)
2006-03-16 13:42:48
参考になることばかりで、本が赤線だらけになってしまいました(笑

じっくり勉強します。
勉強ですね (VIVA)
2006-03-16 15:22:58
ぜんさん、Dさん

コメントありがとうございます。



赤線だらけですか。私は、いつの間にか読んでいて大事だなと感じたところの、ページの端を折ってしまう癖が付いてしまっているので、本書は分厚くなってしまいました(笑)。
エリートとは? (sleep96)
2006-03-18 17:39:28
あるものの本か何かの雑誌で読みました。

アメリカがあれだけの人種の坩堝で国を動かしていけるのは、一握りの超エリートがいるからだということです。一方、日本はすべての人がそれなりに知識を持っているが、超エリートはいない。これが日本の問題であるということでした。

でもそれが日本の良さではないかと思います。

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