■■■ 国家の品格が今年のベストセラーに決定し、あのハリーポッター以上だったのですね。3位は『東京タワー(リリーフランキー)』だそうです。本記事はかなり以前にUPしたものですが、記念に再掲します ■■■
自民党の安倍幹事長が今国会で、教育基本法を改正するという発言をしました。新聞報道によると、公明党と話が付いたとかで。愛国心の表現をどうするのか、ジェンダーフリーや男女共同参画をどう扱うのでしょう。エリート教育については?
昨日“報道2001”に藤原氏と中曽根元総理が出演し、竹村健一氏と一緒に教育について語っていました。本書は藤原氏のこれまでの主張を、よりわかりやすく、中学生でも理解できる程度に書き換えて、繰り返したに過ぎないと思うのですが、ベストセラーになりました。
テレビでも、“日本に1万人の殺人犯がいても国は滅びないが、1万人のエリートがいないと国は滅びる”“エリートとは歴史、文化、文学など一見役立たないような知識を一杯持ち、総合的な判断ができる人、なおかつ国家・国民のために命を投げ出す覚悟がある人”というような主旨の発言をしていました。
本書でも、アメリカは世界中から優秀な人材が集まるから、国民の学力が低くてもそれらのエリートが国を支えてくれるが、日本は日本人の学力が低下してしまうと、ストレートに国力の低下を招くという指摘にはなるほどと思いました。その方法として小学校から英語を学ぶなどというのは本末転倒で“日本語である国語”を徹底して学ぶべきだという主張です。
他にもインドの数学者や市場競争、武士道などの話題が含まれます。日本人ならごく当たり前だと思われる主張をしているのですが、その当たり前のことすら指導者があまり口にしないから、これほど売れるのでしょうか?
本書も良いのですが、本当は、『古風堂々数学者』の方をぜひお読みいただきたいのです。感動しました。
『博士の愛した数式』 小川洋子 数学 フェルマーの最終定理
読書 小説 書籍・雑誌 ニュース 育児 book 学校 大学 サッカー おすすめサイト
自民党の安倍幹事長が今国会で、教育基本法を改正するという発言をしました。新聞報道によると、公明党と話が付いたとかで。愛国心の表現をどうするのか、ジェンダーフリーや男女共同参画をどう扱うのでしょう。エリート教育については?
昨日“報道2001”に藤原氏と中曽根元総理が出演し、竹村健一氏と一緒に教育について語っていました。本書は藤原氏のこれまでの主張を、よりわかりやすく、中学生でも理解できる程度に書き換えて、繰り返したに過ぎないと思うのですが、ベストセラーになりました。
テレビでも、“日本に1万人の殺人犯がいても国は滅びないが、1万人のエリートがいないと国は滅びる”“エリートとは歴史、文化、文学など一見役立たないような知識を一杯持ち、総合的な判断ができる人、なおかつ国家・国民のために命を投げ出す覚悟がある人”というような主旨の発言をしていました。
本書でも、アメリカは世界中から優秀な人材が集まるから、国民の学力が低くてもそれらのエリートが国を支えてくれるが、日本は日本人の学力が低下してしまうと、ストレートに国力の低下を招くという指摘にはなるほどと思いました。その方法として小学校から英語を学ぶなどというのは本末転倒で“日本語である国語”を徹底して学ぶべきだという主張です。
他にもインドの数学者や市場競争、武士道などの話題が含まれます。日本人ならごく当たり前だと思われる主張をしているのですが、その当たり前のことすら指導者があまり口にしないから、これほど売れるのでしょうか?
本書も良いのですが、本当は、『古風堂々数学者』の方をぜひお読みいただきたいのです。感動しました。
国家の品格新潮社詳細 |
古風堂々数学者講談社詳細 |
『博士の愛した数式』 小川洋子 数学 フェルマーの最終定理
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藤原さんの説には本当に目からウロコが取れました。
もっともっと藤原氏の本を読みたくなりました。
狼魔人さんもまたご紹介くださいね。
仰せ通り、我が国の指導者が当たり前の事を
言わないので売れに売れている事がよく分かりました。
読んで頷くばかりの秀逸の作であります。
コメントありがとうございます。それにしてもきれいなブログですね。
ぜひそちらの方でも、本書のご感想、お書き下さい。拝見させていただきます。
VIVAさんがおっしゃるとおり、私もこの本は「日本人ならごく当たり前と思われる主張」をしていると思いました。
「国家の品格」は、なかなかおもしろい本でしたが、同意できる点もあれば、「なんだかな~」と思う部分もありました。
エリート指導者論などは旧聞に属する俗論と切り捨てたいところです。
実際にはどういう制度でエリート養成を目指すのでしょうかね?
今の政治リーダーが、日本のエリートとすれば、ほとんどすべて、2世、3世議員ですね。
官僚がエリートだとすれば、イメージとしては国ではなく、出世や保身ばかりという印象が強いです。
今よりマシになりますかね。
こちらの他、いくつかTBさせていただきます。
じっくり勉強します。
コメントありがとうございます。
赤線だらけですか。私は、いつの間にか読んでいて大事だなと感じたところの、ページの端を折ってしまう癖が付いてしまっているので、本書は分厚くなってしまいました(笑)。