本を読もう!!VIVA読書!

【絵本から専門書まで】 塾講師が、生徒やご父母におすすめする書籍のご紹介です。

『日韓禁断の歴史』金完燮(キムワンソプ)

2006年04月25日 | 外国関連

せっかく竹島の問題で、何とか折り合いが付いたと思っていたら、韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領が、対日政策に関する特別談話を発表して、竹島の領有権を改めて主張したうえで、今回の件を植民地支配の歴史と絡めて強く批判、強硬手段も辞さず、と述べたと新聞に出ていました。ふぅ~。本当にそうなりそうな雲行きで、心配です。


金完燮(キムワンソプ)氏は『親日派のための弁明』の著者で、私が読むのは本書で3作目です。『親日派~』は非常に刺激的でした。その次に読んだ『日韓大討論』ではおもしろいものの、西尾幹二氏との対談は、どこか議論がかみ合わないような印象も持ちましたが、本書はそれを補ってあまりある読みやすい内容でした。

歴史を振り返れば日本と韓国(朝鮮)はどういう関係であったか、いつから、どういう理由で韓国は反日運動が盛んになったか、今、反日から反米にも向いた韓国世論とはいったいどういうものか、歴代韓国大統領の政策の評価、そして韓国人とは何かというアイデンティティーの問題までを論じます。

北朝鮮と韓国の関係はどのように変化しているのか、中国の覇権主義を警戒し、米国の政権の狙いなどを推測し、どうしても東アジアで日韓そして台湾はしっかり手をつなげと提言します。本書の最後には石原都知事との対談もあります。

金完燮氏は本書出版後、日韓関係について、韓国の国会の委員会で自身の主張を述べたところ、かなり他の議員の逆鱗に触れてしまい、告訴される可能性があるため、出国禁止の処分が下されたそうです。確か、氏のご家族は安全のために出国されていると聞きました。先進国になったように見えても、いまだ我々の考える言論の自由はないようですね。

http://tokkun.net/jump.htm



日韓「禁断の歴史」

小学館

このアイテムの詳細を見る


韓国嫌韓韓流竹島親日


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
親日=犯罪者 (yore)
2006-04-25 17:33:47
こういう図式がなりたってますからね。出国禁止くらいでは今さら驚くことはありません。韓国人に韓国の歴史を聞いても、ちゃんとした歴史を答えられる人はほとんど居ないでしょう。昔を知っている老人たちの声はかき消されてしまいますしね。歪んだ教育により生み出されているのが韓国人ですね。いくら作っても99.9%以上が不良品みたいなものです。
返信する
Unknown (blackcat)
2006-04-25 21:49:51
TBを見て来ました。

親日派のための弁明の作者は、まだまだお元気でやられてるようですね。

買おうと思ってるのですが、近所では見つかりません。そのうち読みます。



今回の大統領談話、はっきりと挑戦状もらったのだから、受けて立つことを願ってますw
返信する
親日派のための弁明 (HIRO)
2006-04-25 23:11:41
「親日派のための弁明」を今、読んでいるところです。この本も是非読みたいのですが、VIVAさんの本を読むペースが早すぎて、間に合いません。いずれ読むつもりですが。

その前に「親日派のための弁明2」を読まなくては。読みたい本が多すぎて困ってしまいます。
返信する
違うんですよ、 (VIVA)
2006-04-26 00:32:43
HIROさん。このブログは現在と同時進行で読んだ書籍もありますが、以前読んだものを載せているだけですから、ペースは全然早くありません。今もきっと平均したら一日一時間くらいじゃないでしょうか?

塾で5年ほど前からメルマガを出しておりまして、HPはそのずっと前からあります。その読書コーナーで書いたものを元に書いていますから多く読んだように見えるだけです。

速読法、多読法をマスターした!と言いたいところですが(笑)。とにかく生徒やご父母が本をたくさん読んでくれれば良いと思っております。

コメントありがとうございます。本書も刺激的ですが、HIROさんからうかがった嫌韓流2が届きましたので、ゆっくり読んでみますね。HIROさんもゆっくりされて下さい。ただでさえ血圧が上がりそうです、最近の中国。韓国は(笑)。
返信する
嫌韓? (Irish)
2006-04-26 22:40:54
VIVAさん、いつも英語関連でお世話になっているIrishです。貴方の本の紹介で外交関連の書き込みがあったとき、それについて私も書き込みをしようと思ったのですが、隣国関連については我を忘れて書き込みをしそうになったのでやめたのですが、やはり私もただのブログの傍観だけでなく、それについての自分なりの意見を出すのがブログ閲覧者の責任,義務ではないかと考え、コメントをすることに決めました。やはりこういう場所を利用し、皆が持っている意見を交換し合うのが例え面識はないもののお互いの考えを理解し、自分の考えを他人に知ってもらう絶好の機会ではないのかと私は思うのです。これにより、幅広い考え方を身につけることができれば非常に価値のあるものだと思います。ただ2チャンネルのような他人のブログの誹謗中傷は断固としてはねつけ、許してはなりません。顔が見えないからと言って例えそれがネット上であっても自分の言葉に責任を持ち、良識ある範囲で意見を述べるべきでしょう。前置きが長くなりすいません。外交に関しては私も一私設外交官としてアメリカ滞在時、韓国の人たちと交流して来ました。彼らの印象は日本に対しライバル心を持ち、日本人には何事につけても負けてはいけない、いや負けるはずがないというのが彼らの行動や言動に表れており、特に英語となると闘争心をむき出しにしてきます。たかが言葉ではないかと私は思いましたが今考えて見れば戦後の韓国における反日教育がそうさせたのでしょうね。アメリカにいたとき、私の友人が竹島にことについて韓国人留学生に聴かれ、彼が竹島は日本のものだと主張すると包丁を持って追っかけられたそうです。それぐらい韓国に不利、聞き捨てならないことを彼らにいうととんでも無いことになるということです。確かに話の解る韓国人もたまにいますが、ほとんどは反日です。私も嫌韓流1、2を通読し、いろいろなブログで勉強させてもらい何故韓国が日本に対し異常な敵対心を燃やすのが理解できました。日韓禁断の歴史はぜひ読むに値する一冊だと思います。さらに理解を深めるため購入いたします。また長々とつづり申し訳ないです。これからもまたお邪魔します。
返信する
Irishさん:ぜひぜひ (VIVA)
2006-04-27 13:08:09
まったくもって遠慮はご無用で、コメントをいただきうれしく思います。Irishさんのご意見は独特のご経験に裏打ちされ、いずれも示唆に富んでおります。『特に英語となると闘争心を~』という内容など、はじめて聞くお話で実に興味深いです。



2チャンネルのようなものに対しても、全く同意見です。このブログには一度だけジョージオーウェルのところで『乱入らしきもの(笑)』があっただけで、他の方々は意見が違っていようとも、マナーを守ってくださりそれもありがたいと思っております。



本を読むこと自体が楽しいということも確かですが、それが目的ではなく、良書をとおして何かを考えたり、経験を振り返ったり、人と意見交換して見聞を広める、新しい人生の意味や目標などを見つけられれば良いと思います。もちろんそういうきっかけを生徒やご父兄に与えられれば、なお良いと…。



私の仕事は大学受験生に英語を教えることですから、最初は英語に関するものだけにしようかとも考えましたが、上のようなことから、結局このようなものになっております。(英語ですらIrishさん含め、コメントを寄せていただける他の方からすれば、残念ながら素人同然ですが(笑))



ですから、お読みになっていただければお分かりのように、私の稚拙な文でもお付き合いしてくださる方がいらっしゃるのは勉強になってうれしいのです。ぜひぜひどんな分野でも忌憚のないご意見をお聞かせ下さい。



追伸:↑でHIROさんにゆっくり読むと申し上げてしまいましたが、やっぱり嫌韓流2は、早く読むことにしましょう(笑)。
返信する