本を読もう!!VIVA読書!

【絵本から専門書まで】 塾講師が、生徒やご父母におすすめする書籍のご紹介です。

『ビルマの日々』ジョージ・オーウェル

2006年03月24日 | 小説

オーウェルの作品はどれもこれも大変印象深いのですが、特に感動したのが、デビュー作である本書です。特別待遇の白人としてビルマにやってきたイギリス人の目を通して、アジアの植民地に存在する不合理な現実を描きます。

会田雄次氏の『アーロン収容所』と通底していると感じます。

支配する人、される者、それを望む者、苦しむ人、その人々が繰り広げる、欲望、陰謀、嫉妬、裏切り、復讐などの要素が折り込まれたドラマです。引き込まれると同時に考えさせられます。

またオーウェルは名文家としても知られます。英語に自信のある高校生はぜひ原書を読むことをすすめます。

ビルマの日々

彩流社

詳 細


http://tokkun.net/jump.htm

最新の画像もっと見る

20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
原語で四苦八苦して読みました。 (Caro Ideale)
2006-03-25 01:21:53
トラックバックありがとう御座います。ジョージ・オーウェルの本を読んだのは、もう、30年以上も前でした。もちろん原語で。こんな社会が来るのかなと思った、1972年でした。その日も遠く過ぎ去り、種々なことを心配しなければならない日が続いております。ご案内頂いた本も読んでみたいと思っています。
返信する
おはようございます (VIVA)
2006-03-25 09:13:28
Caro Idealeさん、コメント頂戴しありがとうございます。この本はもっともっと広く知れわたるような名作だと思うのですが…、本屋さんには見かけないんですよね。
返信する
ビルマ=ミャンマー (じゃいむず@監督)
2006-03-25 21:21:28
TBありがとうございました。

「ビルマの日々」という本は興味があります。

私の場合、旅行をする国は読んだ書物に影響されて訪れることが多く、ミャンマーもそんな国の1つでした。

これまでに2度しか訪問したことはありませんが、報道で伝えられるような圧制に苦しむ国ではなく、いたって温厚な仏教国である印象を受けています。

アーロン収容所のあったアーロンについては一度訪れようと思っていたのですが、現地で「アーロンという場所は今もありますが、収容所跡はありませんね」と言われ断念したことがあります。

アーロン地区は現在ヤンゴン郊外の住宅と商店、小さなオフィスが密集する地区になっているようです。

ところで支配する側の人が書いた「ビルマの日々」で描写しているミャンマーはどのような世界なんでしょうか。
返信する
うらやましい (VIVA)
2006-03-26 13:46:11
じゃいむず@監督さん、コメント恐縮です。ミャンマーに行かれたのですね。私もぜひいつか訪れてみたい地の一つです。会田雄次氏の著作では、氏の鋭い観察眼が印象的ですが、

本書は、支配する側の一人のイギリス人が、それらに疑問を抱き続けながら生きて行く姿が描かれます。白人は全能の神、現地人はそれにおもねる者のみが生きながらえる世界を描きます。

が、どうも私が解説しますと、作品の良さを汚してしまいそうなので、やめておきますね(笑)。オーウェルや会田氏の著作を読んでいる方なら、きっと気に入られるのではないでしょうか。
返信する
ホラーハウス社会が面倒になってきました。 (Caro Ideale)
2006-03-29 20:32:31
私が芹沢一也さんの「ホラーハウス社会」についてのコメントを掲載したのが3月の24日、それから、著者や編集者の直接の書き込みがあり、ごちゃごちゃになってきました。

ちょっと見てやって下さい。手に負えませんわ。

幸せにオーウェルの小説を読むような状況ではないですね。
返信する
拝見しました (VIVA)
2006-03-29 21:21:47
どういうことなんでしょう。そもそも読者の礼儀を守った異論に対し、立て続けに、これほど長文の書き込みをすること自体異常ですね。逆上している印象を受けます。私は本書を読んでおりませんので、内容に対して適切なコメントはできません。ただ、筆者や編集者がそれこそ自分の反論に対し『監視』し、徹底的に反撃を加えるというような意図、読者にすれば恐怖感を与えるでしょうね。オーウェルつながりのご縁ですので、Caro Idealeさんがんばって下さい。私もすぐに本書を購入し(相手の思うつぼ?)コメントを書きたいと思います。



もしこのコメントをご覧になっている方がいらっしゃいましたら、

Caro Idealeさんのブログをご覧になって下さい。



http://books-people.at.webry.info/200603/article_4.html
返信する
反撃を受けても恐怖心はありません (Caro Ideale)
2006-03-29 21:51:23
VIVAさん、コメントありがとう御座いました。

そうですよね。ブログって、個人の日記の延長ですよね。あくまでも自分の備忘録です。老人ですから。それに対して、監視しているのですかね? アマゾンで4件は「賛成意見ばっかり」と書いたのも、何かのメカニズムが働いているのかな?

VIVAさんみたいに、大量に読めないものですから、ぼつぼつ他の本に移動します。並行して読んでいる本は多いですから。(本当は、好意を持って購入した本なんですが、あまりにひどい論調で、気味が悪くなってコメントしたのでした)彼は、誰かの手先かもしれません。だって、住民をおとしめているのですからね。
返信する
こんばんは (h-yasuhara)
2006-03-30 00:30:20
 あらあら、噂の編集の安原です(笑)。びっくりさせちゃいました。すいません。

 なんかの手先でもなんでもないですよ(笑)。

 反撃したわけでなく、かなり曲解されていたので、アフターサービスのつもりだったんですけど。

 ひとつだけ言いますと、本は自分の都合のよいように読むものではないと思います(若輩者の意見です、ご笑覧を)。

 でもコメント欄が500文字しかコメント入らなかったもので、長々となって申し訳ありません。

 本の反響について、著者はみんな気になるもので、監視してるわけではなくてRSSという検索かけてれば名前がのってれば簡単にみることはできます。そういうシステムですから。

 自分の本のことが書いてあったら気になりますよね。

 ネットは公にひらいておりますし、コメント欄もおつくりになってるわけですから、誰がきてもオッケーですよね。

 そしてCaro Idealeさんについては「著者の立場」でとのコメントとありましので、「老人でただの読者」とは思っておりませんので、著者さまですよね。いただいた意見に関しましては私か芹沢さんのブログでちゃんとお答えしようと思います。

 私のブログにもぜひ遊びにきてくださいねっ。

 http://ameblo.jp/hiromiyasuhara/
返信する
いやはや。まさに・・・・暇人閑居して・・・・です。 (Caro Ideale)
2006-03-30 19:11:27
VIVAさんのコメント欄で済みませんね。大騒ぎして。

また、監視社会でも駄目な事件が発生しましたね。村社会の構造をそのまま、都会に持ってきても駄目と言うことでしょうか?安原さん?

アメリカのアパートメント(日本語でマンションのこと)では、入り口にちゃんとした守衛がいますね。駐車場の入り口にもね。日本ほど、安閑(のんきな)とした状況ではないですね。監視カメラを大量に設置しても、カービン銃を持った守衛がいないと駄目なのかも。そんな守衛も、わいろには弱いですね。(スパイ映画の見過ぎ!!)
返信する
小人 (VIVA)
2006-03-30 20:51:01
Caro Idealeさん:正義が勝つには時間と手間がかかります。それを惜しまれないのがご立派です。ご老人、勉強させていただきました。
返信する