トドムンド日誌

DE曽根崎デッド・エンド・ストリートPARA中津マージナルヴィル[トドムンド]の赤裸々な記録である。

年越しライブについて

2008-12-28 23:17:46 | Weblog
 トドムンドのカウントダウンもあと5日となりました。31日の年越しライブの詳細を告知します。

      《マルタニカズLIVE@曾根崎トドムンド》

*OPEN19:00/START20:00

*CHARGE1000YEN(暖かい料理もご用意しています。)

ワインをガブ飲みしながら、とことんまで楽しみ尽くしてやりましょう。

お待ちしています。















明日はお休みです。

2008-12-25 00:55:46 | Weblog
 ここ曾根崎トドムンドの営業も残り僅かとなってきました。

明日25日(木)トドムンドはお休みをいただきます。



十三のクラブウォーターにてマルタニカズとカオリーニョ藤原によるライブがあります。トドムンドのメンバーはみんな十三へと繰り出しますので、極上のクリスマスプレゼントを受け取って素晴らしい夜を一緒に共有しましょう。

2008・12・25(Thu)19:30start@CLUB WATER  Tel:06-6305-8989

charge:2000yen (need 500yen for drink)

POR KAZINHO E KAORINHO 岩田XOU(b)・北林JUN(per.)


これまでに来ていただいたお客さんには年末30日までの営業とお知らせさせていただいていたのですが、交渉により年明け2日と3日も営業を出来ることが可能になりました。そして年末から年明けにかけての10年間続いていたマルタニカズによる年越しのライブが今年も行われます。本当に本当に最後の曾根崎トドムンドにおいてのマルタニカズによるライブです。お客さんと共に路地を愛し続けたマルタニカズの唄を聞いて一緒に年を越しましょう。

そして年明けの元旦はお休みをいただきますが、2日と3日が最後の営業となります。これから年末に向けて、そして年明けの2日3日と出来る限り今までトドムンドを愛してくれた人達と一緒にワインを飲めたらなと思います。

ナガイでした。





日曜日はマルタニカズLive

2008-12-10 04:34:13 | Weblog
今週の日曜日14日にマルタニカズのライブがここトドムンドで行われますので、告知させてください。

《マルタニカズLIVE@曾根崎トドムンド》

12月14日(日)19:00~(DJミタキユウイチロヲ)チャージは1000円です。

不思議な感覚、どこかへ飛んでいって、リズムがあって、旨い酒があって、知らない言葉があって、体温が上がったり、汗をかいてみたり、距離感が縮まって、綺麗なギターのメロディーが聞こえてきて唄ってみたり、泣きそうになりながら飛び跳ねて、とりあえず今を楽しんでみよう。と僕はいつも思ってます。

日曜日は素敵な時間を一緒に共有しましょう。

トドムンドは本日から年末まで定休日無しで毎日開いてます。じゃんじゃんご来店をお待ちしています。

ナガイでした。













MUITO MUITO OBRIGADO POR TODO O MUNDO

2008-12-03 01:28:41 | Weblog
              

             TODO O MUNDO
                  を
          憎からず思っていただいていた
                 皆様へ



 曾根崎デッドエンドストリートのCafe Rafflesia 和洋中現古未来折衷酒場(長い!!!) TODO O MUNDOはこのたび、2008年12月末日をもって閉店することとなりましたことをここにお知らせいたします。
 
 何の展望もないままの地上げ・立ち退きのスキーム、10億で買ったものを12億で売る、そして更にそれを買った者が15億で売る、この土地はそんな汚らしいマネーゲームの素材に過ぎないという現実を突きつけられる一方、「曾根崎コア再開発」の担当者の無責任な(恣意的な?)発言と、前所有者がこの土地を売ったその後の土地転がしに翻弄され、その中でもスタッフ共々最大限の努力をし、強硬な姿勢の現所有者とも折衝を重ねて来ましたが、合意に達することなく、法律にも見放され、デッドエンドストリートを去ることとなりました。

 デッドエンドストリートを去る・自分が名前を付けた場所を自分が去る・これは不思議な気分です。その感覚は年末に近づくにつれてどのような変容を遂げるのか興味のあるところです。

 建物自体は残り、立ち退きもまだ未完了ですから、この場でまたどなたかが営業をすることも充分考えられます。その際は、また「新店」として訪れていただき、贔屓にしていただけますようお願いいたします。「ハコ」の中身は変わっても「ハコ」自体は変わらない。ということは2階のおこた部屋も3階の妖しい部屋も、それはそれとしてそこに「在る」と考えられるからです。

 TODO O MUNDOが開店する前の数年間はこの場所はまさに見捨てられていたわけですが、その前は「初心」という和食屋でした。ここにこのような雑誌の記事があります。
 「●初心(キタ) 8/10点
 曾根崎センター街東入る/06-6311-5344/17~22/日休/7000円
 居酒屋。とてもわかりにくい路地を入っていくとある。佇まい良し。肴うまい。2階に上がると時間を忘れる。---震災でなくなってしまった(?)94年2月。」

 事実関係の勘違いこそあれ、過去においても、訪れた人はこの「場」で今と同様の感覚に浸っていたことを強く示唆する一文です。

 どこまで浸透したか、あるいは浸透にこちらがどれほど力を尽くしたかは自信のないところではあるのですが、ここ「曾根崎」という土地は、その名に歴史とロマンチックな悲劇を内包しています。江戸時代・元禄文化が花開き、それは大坂の町人文化だったのですが、その中で商人たちによるライヴリィなやりとりがそこここであり、人々は「色や欲」に生き、そして死んでいった。その象徴的な「場」がお初天神であり、その近くの曾根崎という地名の場に店を構えることになった時、心の中で何か熱いものが騒いだことを記憶しています。これはごく個人的な情緒であり、店の者でさえそこまで理解していたとは言えないけれども、いくつかの雑誌にそのことは書かせていただき、いかにこの場が「意味」を持つか、それも現代人が忘れてしまったパラダイムにおける意味に溢れているか、についても一部の人々にはよく理解いただけたかと思っています。

 そしてその曾根崎には露地が多かったことは、この11年間あまりの時間、TODO O MUNDOがディレッタントたちの隠れ家で在り続けたことと深く関係しています。今はもう見る影もないけれど、新御堂から物外館の並びがまだあった露地・それだけでも充分妖しく・雰囲気に溢れていたのだけれど、さらにそこからもひとつ奥に入る「小枝」のような露地、それをぱっと見、行き止まりに見えることから「デッドエンドストリート」と名付け、面白がってきたわけでしたが、最近ある一般人から、「デッドエンドストリートの名付け親やろ?」など訊かれたりすることもあったわけで、やっと名前が浸透してきた頃にこの露地を去らなければいけない・というのはしかしなかなか複雑な心境と云えます。

 というように、未練がないといえば嘘になる・ということを正直に認めつつも、やはりこうする以外に方法がないという現実を受け入れざるを得ません。

 11年5ヶ月の間、TODO O MUNDOに関わってくれたスタッフと、この露地に知らぬ間に・または敢えて迷い込んでいただいたお客の皆様に感謝します。

 では最後の一ヶ月、TODO O MUNDOらしく、ユルくも・有り得ない楽しさに満ち溢れた
 時間空間作りにご協力ください。

           TODO O MUNDO店主 マルタニカズ
           曾根崎デッドエンドストリートより。