文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

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印刷産業の革新的な再構築⑤数式TEXやMathtypeの有効活用

2009-08-14 18:53:48 | 組版プロの思考からXMLを考える
2009-8-14
 TEXの普及の件
 印刷産業でこのブログで書いたことに関して、強い反応のあった箇所のひとつが、TEXの現状と未来に関しての考査でありました。
 一度、印刷業界で持て増している代表格として、大学の先生方によるTexのマクロ機能を駆使した機能拡張部分が、印刷業界でもてあましている状況を困りものとして、若干ふれましたところ、異様な反響をいただき、かなりとまどった経過があります
1 特定の大学の一部の教室で、伝統的に論文生成の手段として、米国で開発されたTEXという言語を使って、教授が指導をして作成を促し、それを使っての出版物生成環境があります。
 米国ではtexと呼び、その日本語対応版の一例として、Latexがあります。ひところは大学の教室単位で改良競争が起こり、大学の数ほどTEXの各大学版が生じたというような騒ぎになりました。
 特に一部印刷会社がTEXから、写研への出力変換ルールを見い出したことで一大関心事となりました。
 それから10年、印刷業界でも相手にできないとさじを投げ出すことの多い、とても厄介ものに堕してしまっています。
 Texから印刷の版下を生成する技術を開発し、その展開までを主導した会社ですら、現在は数式等を入力するための一つの手段、道後としてしか評価していないとのことです。

 TEXの何が問題なのか、それは再加工がとても困難なことに帰結縁します。
 
2 大手大学にある出版局でのLatexを使っての出版商法は、多くの印刷会社に対して、ひとつの技術構築の事例として紹介をします。
 その意図と目的が、今のIT業界の中でも異端児であり、あまりに唯我独尊であるがために多様な軋轢と、それとともに生じる社会的な混乱をを含めて、放置されている。
 独自手法を他者に押し付ける手法で、汎用環境で、再加工して、他への応用が利きにくいという点と合わせて、大きな欠陥であります。
 社会的に広がらない理由です。

 結果として、各大学教授の一部が取りあげてしまい「いじめっ子、世にはびこる」典型的な例に。
 それは、TEXの環境を改定して使うことが情報を融合する印刷組版の本質からいえば、とても受け入れがたいこととなってしまっているからです。
 それに固執する一部大学の先生方こそ、まさに典型的な「ガラパゴス化」した方々としての事例であることに気がつかれていません。

 

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