文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

いまだおもちゃの段階、ブログからの出版がこれから急拡大する

2008-03-09 22:13:29 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-3-8
 自費出版を行ってきた出版社の整理や倒産が相次いでいます。
いろいろな理由がありますが、著作者がIT技術を使いこなせない世代が、WEBや出版業界の厳しい現実を原体験できていないままに、話に乗せられた方々が多いと感じています。
 結果としては、出版産業自体がとても厳しくなってきていることと無関係ではもちろんありません。
 多くの印刷会社が、連鎖して倒産に追い込まれたりで、中小出版社の仕事自体を引き受けられなくなってきている事情も背景に透けて見えます。

 出版社側が、出版業務で資金回収までの長い時間を、その信用創造を印刷会社に依存してきた戦前からの商習慣が、維持できなく買ってきている証しもあります。

 でもブログを介しての自費出版はこれからとても有望な分野になると考えられます。
すでに複数社でサービスが始まっております
 私自身もいくつか手がけてみて、その将来性と有望性には瞠目します。

 それはまさに、アナログから一気にデジタル化したときの写真メーカのおかれた立場を印刷や出版産業に擬してみて、考えこんでしまいます。

 ブログでの自費出版は、版下制作完了までは、全く発注者(依頼者)側の仕事であって、契約書に署名捺印して、このまま作業を進めてくださいとの具体的な注文行為があって
初めて作業に。そのひとつは徹底した小部数印刷であることです。
 宅配業者と連携しての代引きか、事前にカード決済でなされるので、資金の回転率が決定的に違います

 従来の大量受注から、逆に1部から60部までで打ち切るような
全く逆な動き方を始めています。

 それは理由があって、製本部分が一気に手作業に戻ってしまうことに大きな原因があります。
 従来からの製本方法では、立ち上がりのヤレの発生は避けられません。それは折から、糊とじ、断歳までついて回ります。

 この部分での開発をメーカに要請中です。
製本が最大のネックとなってしまったことがよくわかってきました。
だから、一人の職人さんが手掛けられる限界が、1回60部だということだと思います
 





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