誰も彼も知ったかぶり

裏切り上等
泣き顔が笑ってる
オゾン層が薄くって
大変だと学者風情が騒ぐ
誰も彼も知ったかぶりして
自分のことなど何も見えやしない
近頃の予報士はアテにならないから
自分の直感だけで十分生きていける
意気地なしが不安げに空を見上げる
無用な心配、君は大丈夫
太鼓判を押そう

嗚呼、昨日のパーティーは
ちょいと騒ぎ過ぎたね
案の定、二日酔いの僕達は
反省の色なく路上で眠る

風となり走る空気は僕を切り刻むから
僕はいつもより重装備で迎え撃つ
そう僕は狙われた指名手配者
誰よりも生に執着する迷える子羊

明日へのアクセント

工事現場の饐えた臭い
腐った空から雨が落ちてきた
戸惑う人波をかき分けて歩こう

この町は人種の坩堝だから
ドラッグに溺れる奴らも
受け容れて不思議

こんな薄汚い町だけど僕は好きさ
誰かが奏でるサックスを聴きながら
暗がりの中、黄昏れるのもいいじゃない

仲間逹がリズムよく指を鳴らす
僕はその音に歩調を合わせながら
明日への活力を確かに掴むんだ

大事なのは夢を抱くことなんだ
僕は何者ですか、必要ですか
子供達の未来のために僕は働く
今宵もgood night