おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

とても使いやすいガイド鏡筒支持脚を作りました

2024-04-23 18:58:08 | ブログ


アストロカーに乗せる電視観望用の望遠鏡をSVBONYの60mmファインダーからビクセンFL55SSに変えるに従い、視野調整をするための微動雲台がガイド支持脚が必要になったので、こんなものを作ってみました。当初の予定では微動雲台を作るつもりでしたが、20cmクーデとの視野調整に大きな修正は必要無いことから、良くあるガイド望遠鏡の支持脚で何とかしようと考えました。しかし、一般的なネジを3本で微調整するものだと、調整時のガタつきなどもあって、うまく調整ができないと考えて、新たに作ってみました。



まず、支持脚は通常は2本構成ですが、2本のリングを常に平行にするために中間にシャフトを入れて正確に保持するようにしました。これは大正解でした。アリガタプレートをリングは1本のネジで固定されていますが、このシャフトのおかげで首を振ったりすること無く鏡筒に対して常に直角に保持してくれます。



それでこのガイド保持脚の一番の特徴は、鏡筒にPOM材でベースリングを作って保持して、それを3本のネジで押し引きすることで視野調整ができるようになっています。POM材のベースリングにはちょっとした工夫がしてあって、ネジの締め加減で鏡筒が前後に動いたりすることが無いように作っているので、微調整がとてもしやすくなっています。この保持脚は前部のリングは常に固定した状態で使って、接眼側のリングのネジ調整だけで視野を修正できるようになっています。ファインダーに入っているゴムリングに近い構造ですが、それよりはしっかり保持できているので、スムーズな調整ができます。



まだ実際に使っていないので、考えているように機能できるか分かりませんが、机上で操作した限りでは問題ないと思われます。とりあえず作ってみましたが、これが良ければFOA-60用のものも支持脚の間隔を大きくして作ろうと考えています。FOA-60も20cmクーデのガイドファインダー代りに装着するつもりです。FL55SSは、オリジナルの接眼体を取り去ってシンプルなフォーカシングシステムに作り替えています。

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