ついにあの待望のAXJ赤道儀が届きました!
開封して驚いたのは、その斬新な美しさです。イメージ通りの商品だったので注文して良かったとまずは一安心しました。
開封して早速やったのは、SXP赤道儀との比較です。見た目もサイズも全く違っています。SXPはSXDと同じデザインですし、初級者〜中級者くらいを対象にしたイメージの商品ですが、AXJ赤道儀は、最上位機種のAXD2とデザインや性能が近いものでありながら価格も押さえ気味です。見た目も完全なプロフェッショナル仕様です。各部の作りもハイアマチュアでも満足できるように工夫されています。もちろん初級者が使うにしても、STARBOOK TENが標準仕様になっているので、SXDをお使いだった方にも違和感なく使えるます。
SXP赤道儀が本体重量11kgに対して、AXJ赤道儀は17.4kgとやや重たいですが、このサイズの赤道儀としては軽いほうだと思います。サイズもこのくらい大きいとどうしても大きな鏡筒を乗せたくなってしまいますが、例えばセレストロンC-14でも乗せて使えるだけの強度を持っているようです。屈折でも150mmクラスが乗せられるほどの安定した強度を持っていると感じます。AXJ赤道儀を導入することを決断したのは、大きなサイズのマルチプレートを使っていろいろな写真鏡筒を乗せてオートガイド無しでも撮影できるだけの追尾精度を持っており、且つSTARBOOK TENを使って自動導入を高精度で行えることです。
高精度追尾を実現させるために必要な極軸合わせも「暗視野照明付きPF-L 極軸望遠鏡」で楽にセッティングできます。SXPは明視野照明で目盛りを見てセッティングしますが、PF-Lではパターンを見てできるので初心者でも戸惑うことはありません。この極軸望遠鏡ならオーストラリアやニュージーランドでも極軸合わせがしやすいので、チャンスがあれば持って行きたいものです。そうなると、システムを軽量化するための三脚や登載方法を考える必要があります。AXJ赤道儀の新たな三脚らしい画像が同社の社長さんがTwitterで出されているようですが、それが発売されるかどうか分かりません。
ウェイトシャフトは、SXP同様で伸縮できるようになっています。シャフトはステンレス製で25mm径とSXPの20mmより太く頑丈になっています。付属ウェイトとして1.5kgと3.5kgがありますので、これだけあれば10kg程度の機材ならバランスがとれると思います。C-14を乗せるなら3.5kgを3個くらい必要になるでしょう。そうなると三脚ではこころもとないので、ピラーに乗せて使うことになると思います。
赤緯軸ヘッドもSXPのφ80mmに対してAXJはφ103mmあります。実は、AXJ赤道儀用のマルチプレートをこれから製作しようと考えております。当店のお客様よりご要望があり、図面もわざわざ作っていただきましたので、これで製作してみようかと考えております。見た目もスマートでいろいろな機材登載までしっかり考えてデザインされたものですので、自分用も含めて何枚か作ってみます。色は白塗装で仕上げます。
またもう一つ考えているのは、サイズの大きいアリガタベースです。海外製品でセレストロンCGEタイプやロスマンディータイプもありますが、鏡筒がそれに対応していないと使えないので、そういったことも含めて考えてみようと思っています。
三脚ベースですが、どうやらこの部分を交換してSXG三脚以外にも将来的に対応するように考えているみたいです。SXPでは単なる空洞になっておりますが、蓋をするように部品をネジで固定してあるということは、これをはずして別の部品を付けられるように設計しているとしか考えられません。AXD用の三脚には標準で回転装置が組み込まれているようなので、SXG三脚にも回転機能を持たせるアダプターを作ってみてもいいでしょう。
実は、来月ご予約販売を予定している「TK-ALZM4 大型微動雲台」ですが、標準でアリガタベースを付属させようと考えております。この部分は既製品ですが、とても良い商品です。
とりあえずAXJ赤道儀は届きましたので、これから三脚などへの登載を考えつつ、マルチプレートなどを製作して実際に使っていきます。その使用感についてはまたこちらにて書かせていただきます。
ところで、もしAXJ赤道儀を御購入予定の方がおられましたら、ぜひ当店へご注文ください。他店では無い「おまけ部品」などを無償にてお付けいたします。販売価格は一般的な天体望遠鏡ショップとほぼ同じです。また既にSXD赤道儀などでSTARBOOK TENをお持ちの方には赤道儀本体のみも販売できますので、こちらもご検討ください。当店だけの御購入特典のおまけについてはAXJ赤道儀のいずれの商品にもお付けいたします。おまけ品をまともに買えば数万円にもなる大変お得なセットになります。詳細についてはまた後日お知らせいたします。
ブログを見ていただいた方から「SXPはPF-L仕様ではないか?」というご指摘がありましたので、こちらにて補足いたします。画像は私が現在使っているSXP赤道儀です。間違いなくPF-Lではなく、明視野照明のSX用の極軸望遠鏡です。私が購入した数年前は、まだPF-Lが発売されていなかったので、この極軸望遠鏡になっております。またビクセンのHPでも下記のように仕様表により明視野照明付きが標準仕様となっております。ただし、現在は、商品名が「SXP赤道儀 PF-L」となっております。価格もそれに伴って上がっています。私が購入した時は定価38万円でしたが、今は40万円とPF-Lの差額分が上がっています。ちなみに現在の極軸望遠鏡のスペックはこちらになります。
極軸望遠鏡PF-L内臓倍率・口径・実視界:6倍20mm・実視界8°スケールパターン:3星導入式/歳差補正付(~2040年) 北半球:北極星、δUMi、51Cep南半球:σOct、τOct、χOct視野照明:自動消灯式暗視野照明内蔵(8段調光付)電源:CR2032電池×1個(モニター電池付属) 据付精度:約3′角以内
今日は、いつものように佐久穂町へ用事があったので帰りに薪材を山盛りにして帰ってきました。前回は5000円でしたが、今回はアカシア材で薪材でも上質なものだったので8000円でした。これでも相当安くしてくれています。一般的な薪材の値段は軽トラック一杯分で12000〜15000円くらいですが、それもナラ材です。それを考えると相当安くしてくれています。乾燥も十分進んでいるので薪ストーブに入れれば直ぐに燃えてくれます。ただしあまり早く燃えすぎると薪があっという間に無くなってしまうので、そこで必要となるのが今年切った新しい薪を上手に使って薪を節約しています。カラマツ材も庫内の温度を上げたり着火材として使っています。