ベーコン

チビタと友だちと夫とパパ友がおにぎりを持って広い公園に出かけたので、私は久しぶりに芸術鑑賞。フランシス・ベーコンです。
10時半ごろに竹橋に到着して、混雑とまではいかないけれど空いてもいない。

ピカソとよく比較されるようだけど、あちらが三次元を絵画に捉える試みなら、こちらは四次元。あちらが南欧の溢れる天才なら、こちらはアイルランドの思考する哲学者、という印象(哲学者ベーコンと名前が被るせいか？)。ただ、最初の頃の絵は暗くて苦しい上に手ブレ写真みたいだけど、徐々に表現が洗練されてきて、80年代の絵なんてもうオシャレでインテリアに合いそうよ。窓枠や椅子などの絶妙な構図の中に動く人物を配置して、静と動の対比で、描かれた身体がやけに生々しい。

ところで、音声ガイド熊川哲也、というところにバレリーナの私が反応し、イヤホンを借りてみたけれど、やっぱり面倒で殆ど聞かず。でも、フォーサイスの踊りの解説は良かった。