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2006年度 温暖化ガス 国内総排出量

2008-05-17 | 環境問題

環境省は16日、温暖化ガスの2006年度国内総排出量(確報値)が、2005年に比べ1.3%減少し、13億4000万トンだったと発表しました。暖冬で暖房の使用が減ったことなどが功を奏し、2年ぶりに減少したということですが、京都議定書の基準年である1990年度をまだ6.2%上回っています。京都議定書では、1990年度に比べ6%減らすことが目標ですので、達成はまだまだ厳しい状況です。

 

2006年度の二酸化炭素(CO2)排出量を部門別に1990年度と比較すると、工場などの産業部門は4.6%減少しましたが、オフィスなどの業務部門が39.5%増え、家庭部門も30.0%増加しました。この原因には、コンビニエンスストアなど小売店の増加や空調・照明機器の普及、家電製品の大型化などが考えられています。

 

産業界は自主的な削減を強化していますが、家庭やオフィスの対策は大幅に遅れています。

 

京都議定書では、日本は、1990年を基準年として2008年~2012年までの5年間の平均値で排出量6%を削減することになっています。2008年から議定書の削減実行期間に入りましたが、目標達成の道筋は不透明のままです。

 

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