THINKING ECO

考えよう!環境問題
環境にやさしい、快適な生活を応援します。

クリスマスメッセージ

2007-12-27 | 世界のこと
ローマ法王ベネディクト16世は、クリスマスを迎えた25日、平和を祈る伝統のクリスマスメッセージの中で、「環境破壊からもたらされる自然災害により、世界中で移住者、難民、避難民の数がますます増加しています」と、地球環境を憂慮されました。

旱魃、氷河や永久凍土の溶解、海水面の上昇、大きな被害をもたらすハリケーンやサイクロンなど、地球温暖化に起因する自然現象や災害が毎日大きく取り上げられています。多くの人が被害に遭い、困難な生活を強いられています。

人類は哺乳動物の中の霊長類に分類される生物。その霊長類が出現したのは今から約6500万年前、恐竜が絶滅する少し前のことです。最近の気象変動は、多くの命を育み培ってきた、自然豊かな地球の悲鳴なのかもしれません。

地球温暖化問題は、UFO接近などとは違い、私たち自らが引き起こした問題です。論語の中に【過ちては改むるに憚ること勿れ】ということわざがあります。昔から語り継がれてるこの知恵を、今あらためて考える時がきたようです

グリーン電力

2007-12-26 | 環境ビジネス
ソニーが個人でもグリーン電力を購入できるサービスを開始しました。

グリーン電力というのは、太陽光や風力、水力、バイオマス(生物資源)などの自然エネルギーから発電された電力のこと。 日本は、地球温暖化防止のために、温室効果ガス排出量の6%削減を目指しています。そのためには、温暖化ガスを発生しない地球環境に優しいグリーン電力を積極的に活用する必要があります。

ところが,グリーン電力は、現状ではまだコストが高く、普及の足かせとなっています。そこで生まれたのが、グリーン電力の「環境価値」を購入するというシステムです。ソニーは、このシステムを活用し、グリーン電力を小口化して、個人が購入できるようにしました。

グリーン電力を個人が購入するということは、自然エネルギーを開発する企業を応援することです。
私たちの未来と地球のために、自然エネルギーの育て親になるのもいいかもしれませんね。


コカ・コーラのPETボトル循環利用

2007-12-24 | 環境問題
コカコーラは、使用済み容器のライフサイクル全体を、循環の視点から見直し、「人に優しく、地球に優しい」容器を目指した取り組みを行なっています。

回収したPETボトルは、洗浄・粉砕などの行程を経てリサイクルPET素材になり、この素材は作業服やたまごパックなどに生まれ変わります。1990年代から、コカコーラは、それらのリサイクルPET素材を利用した作業服を購入することにより、循環利用に取り組んでいました。

近年、化学分解を利用した、PETボトル自体をリサイクルPET素材から再生する「PETボトルtoPETボトル」の技術が新たに開発されました。2005年からは、この技術を製品に用いたPETボトルを循環利用しています。

「からだ巡茶」は、リサイクルPET素材が25%に達したことにより、飲料用PETラベルとしては日本初の「PETボトルリサイクル推奨マーク」を取得した商品です。

シャトルシェフ

2007-12-23 | お料理
十数年前になるでしょうか。
流星を見に行った時のこと、友人が大きいお鍋を持って来ていました。そこには、温かい、味のしみこんだ、美味しいおでんが入っていました。
それが、わたしとシャトルシェフとの出会い。今では我が家に欠かせないものになっています。

写真の保温容器の中には一回り小さいお鍋が入っています。そのお鍋で調理をしますが、短時間の加熱のあと、お鍋を保温容器に入れておくだけです。食材が柔らかくなるまで、ずっと火にかけている必要はありません!! このシャトルシェフの特徴は、保温しながら、余熱で食材を柔らかく調理していくことです。コンロの火を気にせずに、「コトコト煮る」のと同じことができるのです。

燃料費も時間も節約できます。嬉しいことに、帰宅時間がバラバラの家族にも、温かいお料理をすぐに出すことができます。シャトルシェフは地球にも人にも優しいすぐれものです。

年賀状

2007-12-19 | 身の回りのこと
師走に入り、気ぜわしくなってきましたね。そんな今の季節からブログデビューです。何とか続けて行ければ・・・・・と思っています

さて、師走は年賀状の季節でもありますが・・・、
皆さんは、年賀状を書きますか?それともメールで「あけおめ」ですか?
私は年賀状派です。そこで、皆さんにお勧めしたいのが、「カーボンオフセット年賀」。この年賀状、一枚につき5円が、地球温暖化の原因になっている「温室効果ガス]削減のために使われるのです。このように、使う目的を限定した「寄附金付お年玉付年賀葉書」の販売は郵便局では始めての試みということです。
これから、年賀状を準備される方、是非「カーボンオフセット」を!!




こども葉っぱ判定士

2007-12-15 | 身の回りのこと
1997年12月に京都で開催された「気候変動枠組条約第3回締約国会議」(COP3、京都会議)では、先進国及び市場経済移行国の温室効果ガス排出の削減目的を定めた京都議定書が採択されました。

「葉っぱ判定士」は、1998年から環境省が小中学生を対象に行なった認定事業です。

身近な樹木の二酸化炭素の吸収量調査を通じて、大気保全や地球温暖化問題に関心をもち、樹木の大切さを知ることをねらいとしていました。
2002年度、期限までに調査結果を報告した参加者は5786名だったそうです。


CO2ダイエット

2007-12-12 | 環境問題
ご存知の方も多いと思いますが、日本の二酸化炭素排出量は、米国、中国、ロシアに次いで世界で4番目に多く、世界全体の約5%を占めています。5番目のインドを加えると、上位5カ国で世界全体の約55%を排出したことになります。

少し見方を変えて、一人当たりの二酸化炭素排出量で考えると、日本人は中国人の約2.7人分、インド人の約9.1人分を排出したことになります。私たちがいかに多くの地球温暖化の原因となる気体を出して生活しているかがわかりますね。

では、日本の家庭から排出されている二酸化炭素の量はどれくらいでしょうか?
家庭から排出される二酸化炭素の量は、工場や事業所などを含めた全体の約15%で、2005年の1世帯の二酸化炭素排出量は、約5500KgCO2でした。燃料の種類別で見ると、電気・ガソリンが大きな値を占めています。そして、残念なことにこの値は増加傾向にあります。

1キロの二酸化炭素はサッカーボール約100個分の体積に相当するそうです。私たちは、単純に考えただけで、1年にサッカーボール約55万個分の体積に相当する二酸化炭素を、1日にサッカーボール約1500個分の体積に相当する二酸化炭素を放出していることになります。驚いてしまいますね。

不都合な真実

2007-12-11 | 環境問題
アル・ゴア前米副大統領が国連の「気候に関する政府間パネル(ipcc)」とともにノーベル平和賞を授与されました。その授与式が昨日ノルウェーの首都オスローで行なわれました。

ゴア氏は映画『不都合な真実(An Inconvenient Truth)』の中で地球温暖化問題をとても分かりやすく語っています。たくさんのスライドを使い、温暖化によって生じている自然の変化、数々の問題を取り上げながら、私たちが生活の中で環境を守る努力を続けることの大切さを説いています。

確か小学生か中学生の頃でしたか・・・、合宿などに行くと、必ずのように部屋の壁には「来たときよりも美しく」と書かれた貼り紙がありました。そして帰るときには念入りに部屋を掃除をしたものでした。その「来た時よりも美しく」というくらいの気持ちがなければ、部屋を綺麗に保つことができないということなのでしょうね。

きっと地球も同じです。未来を担う子どもたちが安心して生活できるように、美しく平和な地球、住みやすい環境を残しましょう。そのためにも限りない努力が求められているのですね。さあ、、、少しずつ、勉強して考えて実践していきましょう!!!